みなさんこんにちは。
先月末に、開催された東京建築祭。
「建築」という言葉や建築家という職業が西洋から伝わったのは
幕末の開国以降です。以前は大工が設計も施工も行い、設計を専門にする
仕事はありませんでした。それから150年ほどで、建築のノーベル賞とも
いわれる「プリツカー賞」の受賞者を、世界で一番輩出する国になりました。
そんな日本の建築。今回は東京にある建築を一気に公開するイベントで、
今年が初開催。個人的に興味があったところで、
東京都中央区にある「井筒屋」。ギャンブレ屋根が特徴の建物で、
空き家なっていたのをリノベーションし、今年オープンしました。
外壁の亀甲貼り銅板は継承者がいない建築技術とされています。
その亀甲貼り銅板を山形市内でも見たことがあるような?
八日町にある醤油屋さんの看板もそうなのかなと、
近くを通るたび興味がそそられます。
建築家にとって日本は活動しやすくないといわれ、
実際にその建築家の能力を発揮した建物や代表作は国内にないといわれます。
ですが、実は身近なところにも著名な方の作品はあります。
黒川紀章氏の寒河江市役所や、伊東豊雄氏のせんだいメディアテークなど、
興味のある方は是非見学に訪れてほしいです。
建築の話でもう一つ。
今月に槇文彦氏が亡くなりました。
磯崎新氏、黒川紀章氏とともに丹下研の三羽ガラスと呼ばれ、
日本建築界きっての国際派。
学生時代に講演をきいたこともあり、個人的にも好きな建築家でした。
残念であると同時に、時間の経過を想い感じます。
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