・日本を戦争へと導いたのは新聞社・日露戦争での戦争賛美がその分水嶺・軍部を化物にしたのは新聞社であり、それに煽られた国民だ元特攻隊員が高山(新聞記者)に問い詰める。【永遠のゼロ】(百田尚樹著・講談社文庫)は単なる零戦パイロットの物語ではない。・人命軽視思想・エリート軍人の勇気のなさ・誰も責任を足らない無責任体質 特攻隊員たちは、「逃れることの出来ない死をいかに受け入れ、 その短い生を意味深いものにしようと悩み苦しんだ」 (P428)戦後69年、日本の体質は今も全く変わっていない。
知的障害者雇用率70%で有名な日本理化学工業(株)の大山会長は「皆働社会の実現」を提言し続けている。☆人間の究極の幸せは次の4つ ・愛されること。 ・ほめられること。 ・人の役に立つこと。 ・人に必要とされること。☆どんな人でも役に立つ才能を持っている 彼らができないのではない、 私たちの工夫が足りないのだ。☆日本国憲法で約束している国民皆福の考え方 皆が役に立って働ける皆働社会が 新の福祉国家のあり方といえよう。
今年11月、日本のリーディングカンパニー3社を視察した。・未来工業株式会社(岐阜県大垣市) 社是は、「常に考える」。 改善提案数は年間16,000件、特許240件というから驚く。 労働時間1,600時間、年間休日は140日、残業禁止で、 高能率・高賃金・高収益。 ワークライフバランスが徹底している。・伊那食品工業株式会社(長野県伊那市) 社是は、「いい会社をつくりましょう」 企業の目的は、社員を幸せにすること。 感性豊かで、人間味あふれる社員集団が 凡事徹底、いい会社とは何かを常に考えている。・株式会社はくばく(山梨県甲府市) 「麦に憑かれて40年」、創業者の執念を受け継ぐ長澤社長(三代目)が、 The Kokumotsu Company へと進化させ、穀物に徹底的にこだわる。 ヴァンフォーレ甲府(Jリーグ)のスポンサーとしても社会貢献している。 そこで感じたことが、今年のベスト3キーワード。1.いい会社いい会社とは、人を大切にする会社。人を大切にする会社は、社員のモラールが高い。モラールとモラルと業績は連動する。2.フィロソフィーだから、フィロソフィー(理念)が大切。何のために経営しているのか?提供する商品・サービスの価値は何か?3.キャリア自己実現とは、やりたいことをすることではない。「自己という可能性を秘めた存在を、この世に実現していく」とは、考えれば考えるほど難しい。