「形はなりやすく、心はなりがたし」というが
趣味で始めた俳句は、「形はなりがたく、心は尚なりがたし」である。
俳句は「17文字」で表現する、世界一短い芸術。
制約があるから、凝縮の美があると思うのだが
これが誠に難しい。
まず1000句、1月30句で3年は最低の修行という。
駄句を毎日つくり続けている。
東北大学大学院環境科学研究科 石田秀輝 教授らが提唱する
『ネイチャー・テクノロジー』が面白い。
キーワードは、「バックキャスト思考」と「自然に学ぶ」こと。
バックキャスト思考とは、あるべき姿を描き、現実とのギャップを埋める手法。
将来の厳しい環境制約の中で、心豊かなワクワクする暮らし方ををデザインしている。
より社会受容性の高いライフサイクルを描くための手法を開発され、自然を生かしたユニークな商品が数多く生まれている。
すごい自然のショールーム
1.理念なき政治
2.労働なき富
3.良心なき快楽
4.人格なき知識
5.道徳なき商業
6.人間性なき科学
7.献身なき信仰
(マハトマ・ガンジー)
遺伝子工学の世界的権威・村上和雄氏によると人間の遺伝子とチンパンジーの遺伝子の差は3.9%しかない。人間にあってチンパンジーにない遺伝子はないとのこと。だが、「思いが遺伝子を変える機能」だけは人間独特のものらしい。遺伝子は次の3つの要因によって、スイッチが入るという。【物理的要因】・やけどで皮膚が再生するのは「熱」によるスイッチON・筋肉トレーニングは「力」によるもの【食物・化学的要因】・タバコやアルコールとの関係・サプリメント作用など【精神的要因】・強烈な精神的ショックにより一夜にしてなる白髪・火事場の馬鹿力など人間は60兆の細胞から成り立っており一つの細胞には30億の遺伝子があるという。それぞれの細胞が自分の役割を果たすとともに互いに協力している。これだけ精巧な生命の設計図をだれが書いたのかを考えるとき「偉大なる何者か」という意味で「サムシング・グレート」と呼んできた。・志を高く、感謝して、プラス発想で生きることがよい遺伝子のスイッチをONにすると提唱されている。
・日本を戦争へと導いたのは新聞社・日露戦争での戦争賛美がその分水嶺・軍部を化物にしたのは新聞社であり、それに煽られた国民だ元特攻隊員が高山(新聞記者)に問い詰める。【永遠のゼロ】(百田尚樹著・講談社文庫)は単なる零戦パイロットの物語ではない。・人命軽視思想・エリート軍人の勇気のなさ・誰も責任を足らない無責任体質 特攻隊員たちは、「逃れることの出来ない死をいかに受け入れ、 その短い生を意味深いものにしようと悩み苦しんだ」 (P428)戦後69年、日本の体質は今も全く変わっていない。
仙臺四郎(本名:芳賀四郎)は江戸時代〜明治に仙台に実在した人物。小児期の事故で知的障害になり、ほとんど話すことができなかったという。やがて、四郎は気ままに市中を歩き回るようになり、彼が立ち寄る店は繁盛し、人が集まるようになったため「福の神」と呼ばれるようになった。しかし、ある人からその本質を伺った。仙臺四郎がお店を繁盛させたのではなく、彼を手厚くもてなした店が繁盛したのだと。どんなお客も分け隔てなく“もてなす心”がそのお店を繁盛させたのである。商売の本質はいつの時代も変わらない。