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ご家族の健康のためにも、香害について理解を深めましょう。

室内の空気環境が及ぼす健康への影響について、度々紹介させていただいておりますが、
昨今、大きな社会問題になりつつある「香害問題」について、よくわかるテキストがありました。

問題になっているイソシアネートやネオニコ系農薬の事ものっています。

ご家族の健康を守るために、是非一度目を通してみて下さい。

http://kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2016/08/JEPA-news-098.pdf

雨漏りに注意

  • 雨漏りに注意
新築住宅への10年間の瑕疵保険が義務化されちょうど10年となりましたが、相変わらず多い事故が、屋根やバルコニー・外壁やサッシ周りからの雨漏りです。

特に、近年、軒のない住宅が増え、台風やゲリラ豪雨も多いので、新築でも外壁やサッシからの雨漏りが増加傾向にあるようです。

10年間は保険が適用されますが、その後は基本的には自己責任です。

弊社の場合は、例え軒なし住宅であっても、構造全体の外側で、湿気や水に強い発泡ポリスチレン断熱材を施工し、レベルの高い気密工事によって、高い防水性が実現します。

そして、雨漏りか内部結露か判断が難しいケースもあるようですが、内部結露は居住者の生活にも起因するので、保険対象外となります。

メーカーの選定にはくれぐれもご注意ください。

床暖房はクリーンな暖房ではない?

これまでの底冷えするような家にお住まいのユーザーが、家を新築する場合の暖房として、憧れを抱くのが床暖房です。

一般的には、空気を汚さないクリーンな暖房というイメージがあると思いますが、小さなお子さんやアレルギーのある方は、十分な注意が必要です。

私達は、室内の空気を取り入れて生活していますが、基本的に床・壁・天井が起源しており、その内の多くが下記の図のように床起源の空気となります。



立っていても、53%が床起源というのは驚きですが、これは、人の体温による上昇気流がはたらき床面の空気を引っ張っているからだそうです。

こうした現象が、顕著になるのが床暖房で、床面を30℃前後に暖めることで、さらに上昇気流が働くのはご理解いただけると思います。

床暖房を採用する場合は、無垢材を使用すると暴れや反り・痩せなどが発生しやすくなるので、基本的に床暖房専用のフローリングが使用されます。

つまり、フローリングに含まれる接着剤やはもちろん、防腐剤や防虫剤・ワックスや床下の断熱材に含まれる化学物質なども、床そのものに熱を加えることで通常よりも、空気中に揮発したり浮遊させてしまう量が大きくなってしまうのです。

東京都安全研究センターの調査によると、新築マンションの引き渡し1か月後の室内のVOC濃度(揮発性有機化合物)の総量を測定したところ、厚労省の定める暫定指針値をはるかにオーバーしたという測定結果が公表されています。

そして、揮発されているVOCは、いずれも建築資材に含まれる13の化学物質には、含まれていない物質です。

つまり、揮発するのを意識して、指定物質に変わる代替物質を使用しているとも考えられ、十分
な注意が必要なのです。

http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/health/webversion/web11.html

その後、年数が経過した後の、VOC濃度の推移は分かりませんが、いずれにしても、新築当初は、指針値の5倍以上もオーバーしており、場合によっては、健康にも影響を与える数値であることは否めません。

特に、小さなお子さんがいる方は、床暖房は、クリーンな暖房とは言い切れないということだけは、頭の片隅に置いていただければ幸いです。

その他、床暖房について私の考えを知りたい方は下記の記事をご覧ください。

http://daitojyutaku.co.jp/log/?l=453284

健康に暮らすために住環境の見直しを

先日、住まいと暮らし方による健康チェックリストを紹介させていただきましたが、チェックなされたでしょうか。

徒然草にある、「家のつくりは夏をむねとすべし」というのは有名ですが、「冬は我慢できても、暑い住居は堪え難きことなり」とその後に綴られています。

日本の昔の家屋は、湿気を避け、夏の暑さを凌ぐために床を高くして、木材を表しにした真壁構造で、窓を大きく取り、内壁も少なく、襖や障子で仕切り、深い軒や庇で雨や日射を遮り、徹底的に風通しを重視し、断熱材もない隙間だらけの家でした。

当然、冬は猛烈に寒かったのですが、通気性は抜群で、地震や台風・火事などの自然災害にさえ遭遇しなければ、家は長持ちし耐久性は優れていたのです。

近年、古民家再生が静かなブームですが、再生できるのは戦前建てられたこうした風通しのいい家で、その多くは吟味された木材を使い、構造がしっかりした家だけです。

特に、昔の家はお風呂やトイレも外にあり、火鉢で暖を取り、竈で煮炊きをする生活では、結露が発生することもなかったので、家が腐ることもなかったのです。

しかし、オイルショック以降、続いているこの国の家づくりは、壁の中に断熱材を押し込み、アルミサッシを使うといった中途半端な断熱化が進む中、通気性は損なわれ、換気への意識も薄れ、冷暖房だけが普及してきたのです。

その結果、室内と室外・暖房室と非暖房室との温度差が生じ、湿気や結露が、室内のみならず壁体内にも発生し、家を腐らせ、白蟻にやられ、日本の住宅は築30年ももたない家になっているのですが、これは、間違った家のつくりと暮らしのミスマッチによって、引き起こされているといっても過言ではありません。

現在の新築住宅も、残念ながらこの傾向は続いており、名ばかりの長寿命住宅が次々と建てられているのが現状です。

長期優良住宅制度にある、劣化対策として用いられているのは、防腐材や防蟻剤の使用で、維持管理性能にしても、定期的な点検とメンテナンスがベースで、湿気や内部結露対策は、ユーザー側の責任として、ほとんど講じられていないのです。

一方で省エネ化が叫ばれ、見た目の断熱性能の強化や省エネ設備や太陽光再エネ設備の導入ばかりが叫ばれているのです。

しかし、湿気や結露対策が不十分で、今後、家の耐久性がどうなっていくのか非常に危惧している次第です。

私達の暮らしは、冷暖房があたり前になって、生活スタイルも一変しました。

いつしか換気も忘れられがちで、加湿や家干し・局所暖房によって、益々結露が発生しやすくなり、年中、高湿度の状態に置かれているのです。

昔の様に寒ければ寒いなりの、暑ければ暑いなりの生活をおくり、換気さえ励行すれば、結露などの問題は起きませんが、現実的には到底無理な話です。

今、求められているのは、現代の暮らしに合わせた家のつくりであり、ユーザー自身も、これまでの暮らし方を見直し、それぞれの工夫や改善も必要なのです。

工夫や改善というと難しそうですが、家の中の空気を綺麗な状態に保つための換気を励行し、家の中の湿度と温度のバリアをなくすようにすればいいだけです。

そして、大事なのがこうした室内環境にするためのエネルギーを最小限に抑える断熱性能の高い家にしなければならないのです。

光熱費の負担が大きいと、人間誰もが節約意識がはたらき負担を抑えるために、戸を閉め切り使う時だけ、いる部屋だけ暖める局所暖房や間欠暖房になってしまい、不快な温度差ばかりか湿気や結露は解消しないのです。

湿気や結露によって、カビやダニが繁殖し、衣類害虫や室内にも虫が発生しやすくなり、本来不要とも言える消臭剤や芳香剤・防虫剤や殺虫剤・カビ取り剤など、多用するようになり、益々室内の空気は汚染され、様々な病が発症しやすくなるのです。

健康な住まいとは、日々の疲れやストレスを癒すオアシスのような存在でなければならず、キレイな空気と温度差がなく湿度がコントロールされた空気環境の中で、良質な睡眠をとることで、免疫も高まり、日々健康に暮らせるのです。

家族の幸せの源は、何といっても健康です。

健康の3原則は、バランスの取れた食生活・適度な運動・そして十分な休養であり良質な睡眠です。

生活の半分以上を過ごす室内はもちろん、特に長時間眠る寝室内の空気環境は、私達の健康にとって非常に重要だということを是非ご理解いただきたいと思います。

「梨もぎ取り祭」ご来場御礼

先週末に開催させていただいた、「梨のもぎ取り祭」ですが、2日間ともお天気に恵まれ今年も多くのお客様にご来場いただきました。



毎年恒例のこのイベントも15回目を迎えましたが、今年も、2000名を超えるお客様にご来場いただきました。

また、多くのお客様に、「ブログ見てますよ~」「ラジオも聴いてます~」等々、たくさんの励ましのお言葉を頂戴し、感謝・感激の2日間でした。



七ヶ浜にある木造の外断熱で造った評判の介護施設「ZEN」の皆さんにも、大変喜んでいただきました。

今後も「いつまでも強く・いつまでも快適に」をモットーに、社員一同、健康と環境にやさしい家造りに邁進して参りますので、何卒ご愛顧下さいます様お願い申し上げ御礼に代えさせていただきます。

尚、撮影させていただいた記念写真につきましては、来年度のカレンダーに加工し年内にお届けさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

本当にありがとうございました。