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介護が楽な住まい

先日、ソーラーサーキットの家にお住いの80代のご夫婦のお宅へお邪魔した際に、ヘルパーの方が、掃除や入浴の介護にきていました。

お話を少しばかりさせていただいたのですが、色々なお宅へ介護支援にいっているのですが、温度差もなく、空気が澄んでいて○○さんの家は、介護していても、本当にラクで心身の負担が全然違うんですよ~とお褒めの言葉を頂戴しました。

超高齢化社会を迎え、ご家族の介護に直面するご家庭が、多くなってきましたが、住環境によっては、様々なストレスを感じながらの介護を強いられている方も少なくありません。

キレイな空気の中で、温度差のない室内環境であれば、介護を受ける方、介護する方、双方の負担は大分軽減するのではないでしょうか。

QOL(生活の質)の向上が求められている今日ですが、健康寿命を延ばすとともに、将来の介護をリアルに考えなければいけない時代となってきました。

弊社では、人生100年時代を迎え、高齢者の住み替えや建替えをサポートする提案型の規格住宅「終の住い」プロジェクトを立ち上げました。

まだ若い世代の方々には、ピンとくる話ではありませんが、人間誰しも、年老いてくるのは必然です。

現在、要介護認定者は、600万人を超え、老々介護や認々介護・介護難民や介護離職という問題が顕在化しつつありますが、親の介護で心身的にも経済的にも大きな負担を抱える子世代の方々も少なくありません。

今は、お元気でも、ご両親の介護は、必ず直面する問題であり、ご両親が健康で長生きして、将来、介護が必要になった場合でも、出来るだけ負担を軽減することは、ご自身のためでもあるということをご理解いただきたいと思います。

ご意見やご感想などございましたら、心よりお待ちしておりますのでよろしくお願いいたします。

シックハウスの相談もお気軽にどうぞ。

  • シックハウスの相談もお気軽にどうぞ。
アレルギーやシックハウス・化学物質過敏症の疾患と、室内の空気環境や温熱環境との関連性について、いつもブログで紹介させていただいておりますが、私自身の知識レベルが、いか程なのかを試す意味もあって、昨年、シックハウス診断士の試験を受験してみました。

なかなか勉強する時間もなく、合格するかは未知数で、落ちたら笑われるので、密かに試験を受けたのですが、おかげ様で合格通知が届きました。

自分でいうのも何ですが、4択形式の100問と300字程度にまとめる記述式の5問の問題があり、結構難易度が高いテストでした。

ということで、日頃から空気環境について、様々投稿しておりますが、一応シックハウス診断士として、確かな知識に基づいた投稿ですので、これからもお付き合いいただければと思います。

さて、めまいや頭痛・目の疲れや湿疹・吐き気など、何か調子が悪いという方、もしかするとその症状は、シックハウスかもしれません。

最近のシックハウスは、新築やリフォーム時ばかりでなく、古い住宅でも発症するので、注意が必要です。

〇 カビや細菌など、微生物由来の揮発性有機化合物(MVOC)
〇 ダニの死骸や糞・ペットの毛や皮脂など、ハウスダストの中に含まれる有機化合物
〇 開放型暖房器具の燃焼による発生する窒素酸化物(NOX)・硫黄酸化物(SOX)
〇 大気中のPM2.5の微粒子の室内への流入
〇 除草剤や消毒など、農薬に含まれる化学物質の流入
〇 空気中に蔓延する化学物質の化学反応や酸化による新たな化学物質の発生
〇 日常、使用する消臭剤や芳香剤・合成洗剤や柔軟剤・防虫剤や殺虫剤の製品に含まれる化学物質の影響

防犯上の問題やライフスタイルの変化によって、窓開けによる換気も疎かになる中、換気不足の家も多く、換気装置があっても消したり、メンテが悪く機能していないお宅も多いのが現状です。

また、室内での家干しや冷暖房器具の普及によって、室内の空気は、外の10倍以上も汚れているとされ、湿気や結露によって、湿度の高いダンプネス状態の中、建材や家具・カーテンに含まれる化学物質も揮発しやすくなっているのです。

シックハウスは、化学物質過敏症の発症にもつながっており、実に化学物質過敏症患者の6割は、シックハウスが引き起こされているとも言われています。

家の素材も大事ではありますが、無垢材や自然素材にも天然の化学物質が含有しており、自然素材で空気がキレイになったり、シックハウス対策になるという単純なものでもなく、日々の生活環境もシックハウス症候群の要因になるということを、是非、ご理解いただきたいと思います。

そして、これらの化学物質の体内へ侵入する経路は、呼吸のほかにも、食物や飲料水など口から侵入するケースと肌から侵入するケースもあるのです。

現在の住いやこれからの家づくりにおいて、シックハウスについて、何かお悩みやお困りごとが、ございましたら、何なりとご相談いただければ、無料で対応いたしますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

宮田先生による化学物質過敏症シンポジウム

  • 宮田先生による化学物質過敏症シンポジウム
2月10日(日)に、全国でも、数少ない化学物質過敏症の専門医の貴重な講演会が名取文化センターで開催されます。

近い将来、花粉症同様に国民病になると言われている化学物質過敏症ですが、現在、潜在患者は700万とも1000万人とも言われており、香害という香りによる公害も大きな社会問題になりつつあります。

昨今、香りが原因で学校に行きたくても行けない児童も増加しており、成人女性の患者も急増しているようです。

化学物質過敏症は、自身の許容量をオーバーすると、誰もが発症する危険性のある病で、発症すると日々の生活もままならなくなり、有効な治療法もないのが現状で、空気が吸えないという辛さは花粉症の比ではありません。

今回のセミナーは、名取市主催で、委託を受けたみやぎ化学物質過敏症患者会~ぴゅあい~さんが、運営するセミナーで、参加費も無料です。

ご自身はもちろん、大事なお子さんやご家族の健康を守るためにも、是非ご参加してみてはいかがでしょうか。

参考までに、セミナーを主催するぴゅあいさんのご案内を紹介しますので、参加希望の方は、直接メールしていただいてもOKですし、弊社までご連絡いただいても結構ですのでよろしくお願いいたします。

【化学物質過敏症シンポジウム】

日本で数少ない化学物質過敏症専門医であり、第一人者の宮田 幹夫医師をお招きして、医学的な内容をお話して頂きます。
薬を処方しない、食事・生活指導の医師です。

香害や化学物質過敏症についてご興味のある方はぜひご参加ください。

2月10日(日)
13:00~16:00
受付 12:00~
名取市文化会館 小ホール(3階)

予約制。(メールにて)
参加費無料。

駐車場無料。
文化会館南側にある、法務局の南側から駐車場に入ります。
(中ホールで14時から催事がある為に、遅れて来られると駐車場が満車になる可能性もあります。大ホールはメンテナンスの為にお休みです。)

【内容】
?化学物質過敏症講演会
?ヘルプマークの説明
(宮城県保健福祉部)
?パネルディスカッション
?ミニコンサート(乾ひろゆきさん)

【宮田 幹夫医師プロフィール】
そよ風クリニック院長
北里大学名誉教授
1936年名古屋市生まれ。
名古屋市立大医学部卒。

宮田医師は、とても分かりやすくお話してくださるユニークな先生で、宮田医師の講演はとても好評です。

とても腰が低くてとても優しく、患者さんの気持ちをよくご理解してくださっています。

長年研究をして、臨床の第一線でご活躍されたご経験から・・・
化学物質について、そして化学物質過敏症については脳のお話や、食事指導や生活指導などお話なども交えて、対策についてもお話してくださいます。
どんな栄養素を摂取したらいいのか?などもお話してくださいます。

化学物質過敏症は【治療=予防】ですので、治療法がそのまま予防法にもなります。
ぜひ発症しない様に少しでも予防をして頂きたいです。

宮田医師はご高齢で、昨年は体調を崩されてお休みされた為に、遠方の宮城県までお招き出来るのは最後になるかも知れませんので、とても貴重な機会です。

今回は、講師の宮田医師より講演内容のレジュメ資料があります。
参加された方にのみお渡しさせて頂きます。

ご予約を頂かないと、資料が足りなくなってお渡し出来ない場合もありますので、必ずご予約をお願いいたします。

また、ご入場とお席も予約者優先とさせて頂きますので、ご予約をお願いいたします。

早く来てくださった方は、ネットでも配信されていない化学物質過敏症の秘蔵映像をご覧になれます!
化学物質過敏症についての展示コーナーもあります。

ヘルプマークの説明は、宮城県のヘルプマークの担当者に来て頂いて、みなさまに知って頂く為にご説明して頂きます。

ミニコンサートは、石巻日赤病院をはじめ被災地の病院や施設などでチャリティーライブをされている、乾 ひろゆき様に来て頂いて、癒しの音楽を聴かせて頂きます。
ぜひステキなメロディーで心を癒されてリラックスしてください。

【乾 ひろゆき様プロフィール】
石巻市出身。1962年生まれ。
4才からピアノを始め、2013年石巻への思いを歌にした「石巻我が心の詩」をリリース。
この曲が、ラジオ石巻の局長の目に留まり、ラジオ石巻のパーソナリティを務める。
現在はFMたいはくで【乾ひろゆきうたの世界】を担当しながら、歌、ギターサポート、コーラスサポート、ステージプロデュースなど幅広く活動中。

<香りのマナーをよろしくお願いします?>

香りによって体調不良になってしまう方がいます。
強い香りのする物の使用はお控え頂きますよう、お願いいたします。

香りが強すぎる場合は、ご入場頂く事が出来ない場合もございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

患者さんのみなさまへは、空気清浄機を設置して『患者席』をご用意させて頂きますが、各自でマスクなどの防護をお願いいたします。

ご予約はメールにて以下へお願いいたします。

主催:名取市
委託:みやぎ化学物質過敏症の会~ぴゅあい~

メール
pyuai.miyagi@gmail.com

電話
022-702-7969
(平日 13:00~17:00)
※番号を通知しておかけください。

ぐっすり眠るためにスリープを読む

  • ぐっすり眠るためにスリープを読む
ぐっすり眠れる家を目指した家づくりに取り組んでいる私達ですので、勉強のために、世界的にベストセラーとなったスリープを読んでみました。

2015年に、米国の学術誌「スリープ」に発表された研究結果によると、一日7時間以上睡眠をとる人に比べ、6時間未満の人は4.2倍・5時間未満の人は4.5倍風邪に罹患する人が多いそうです。

睡眠不足は、人間のもつ免疫力を低下させることで、単に風邪やインフルエンザにかかりやすいだけではなく、様々な病気や慢性疾患・交通事故や労働災害や仕事の作業性低下なども密接に関わっているそうです。

いよいよインフルエンザが猛威を奮い、患者数も最高を更新したようです。

人が風邪やインフルエンザに感染するのは、ウイルスによるものですが、体内に侵入するウイルスを退治するのは、自身の免疫力です。

そして、老化とともに免疫力は自ずと低下するものですが、免疫力の回復や免疫細胞の再生に欠かせないのが、十分な睡眠となります。

この本には、最高の睡眠を得るための方法やしてはならない事などが、様々な観点から紹介されており、大変勉強になりました。

眠りに不満を持っている方は、意外に多く、半分くらいの方々が、様々な不満や悩みを持っているようです。



このような見出しになっておりますが、ご興味のある方は是非読んでみて下さい。

国交省による断熱改修等による居住者の健康への影響調査」の中間報告

先日、国交省より、断熱改修等による居住者の健康への影響調査」の中間報告が発表されました。

同調査は2014年度~2018年度に断熱改修を予定する住宅を対象として、改修前後における居住者の血圧や身体活動量など健康への影響を検証するもので、検証の結果、

〇 室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい

〇 居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、床近傍の室温が低い住宅で有意に高い

〇 断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下

〇 室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を超える人、心電図の異常所見がある人が有意に多いなど、7つの得られつつある知見が確認されたようです。

これまで、住まいの温熱環境と健康や疾病に関するはっきりとしたエビデンスはが、なかったのですが、大規模な調査によってようやく明らかになってきました。

特に、体力や免疫が低下する高齢者にとって、長時間過ごす住まいの環境は、とても重要で、病を予防し、健康寿命を延ばすためにも、キレイな空気と温度や湿度が一定に保つことが、重要になってきます。

是非下記のデータをご覧いただき、住まいの環境を考えてみて下さい。

http://www.mlit.go.jp/common/001270049.pdf