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化学物質過敏症のドキュメンタリーが地上波で放送

  • 化学物質過敏症のドキュメンタリーが地上波で放送
今週の日曜日の深夜 24:55より、日本テレビ「NNNドキュメント」化学物質過敏症 ~私たちは逃げなければいけないのですか~というドキュメンタリー番組が放送されるようです。

通常、こうした番組はスポンサーとの兼ね合いもあり、なかなか地上波では、放送されませんが、深夜とはいえ全国放送されるということは、それだけこの病に苦しむ方々が多いということだと思います。

番組のHPによると

柔軟剤や整髪料、食品添加物、農薬等、身の周りにある化学物質に過敏に反応し、
頭痛やめまい、吐き気などの体調不良で苦しむ人たちがいます。
その病名は化学物質過敏症。
発症すると、揮発した化学物質のにおいで自宅にいても体調が悪くなる人もいます。
人々の柔軟剤の香りや農薬散布などに苦しむ女性や教室の床ワックスのにおいで学校に通えない小学生を取材。

さまざまな患者の苦悩に迫り、暮らしに潜む危険性に警鐘を鳴らす。

となっております。

地上波ではございませんが、3月3日(日)11:00~BS日テレ・3月3日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」で再放送の予定です。

ご自身やご家族の健康を守るために、化学物質過敏症という誰もが発症する可能性のある現代病について、ご理解いただきたいと思います。

そして、食品添加物や農薬はともかく、室内で使用される消臭や抗菌・香製品は、換気の悪さと温度差がもたらす、湿気や結露によるカビやダニ・害虫の繁殖や臭いを抑えるために使われる物がほとんどです。

弊社の外断熱の家に暮らす皆様は、換気と清掃・温度差の少ない暮らしを心がけていただければ、こうした健康に悪影響を及ぼす日用品は、基本的に不要です。

弊社の建物は、お客様の健康を一番に考え、住まいの空気環境と温熱環境を重視した家づくりに取り組んでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

番組紹介動画(20秒)

番組公式HP

低体温症の死亡者は熱中症の2倍

  • 低体温症の死亡者は熱中症の2倍
夏の時期は、連日、熱中症のニュースが流れますが、熱中症の2倍もの方々が、低体温症で亡くなるそうで、しかも7割が家の中だそうです。



低体温症で、緊急搬送されるケースも多いようですが、代謝や体温調節機能も低下しがちな高齢者が大半をしめるそうです。

身体の冷えは万病の元と言いますが、寝室などが10℃以下で危険信号となり、5℃以下になるとリスクが急激に高まります。



特に就寝中は、深部体温が1℃~1.5℃下がると言われております。

寒さを我慢して、冷たい空気を長時間、体内に取り入れることは、肺も冷え、肺炎などの発症はもとより、体温低下に拍車をかけるようですので、最低でも16℃~18℃前後に保つことが重要となります。

私のブログをみていただく方は、比較的まだお若い方々が中心ではありますが、ご両親の住いはいかがでしょうか。

ブログで紹介するのも気が引けますが、今年の初めに友人のおばあさんが、これまで元気だったにもかかわらず、インフルエンザの感染から肺炎を患い、僅かの間にお亡くなりになってしまいました。

また、別の友人のお母さんが、心臓の病気で入院していたそうですが、退院したとたんに脳卒中を発症され、命を落とされたという悲しい話をたて続けにお聞きしました。

空気の汚れや体の冷えは、体力や免疫・体温調節機能が低下してくる高齢者の方々にとって、本当に危険なのです。

これから寒い日が続きますので、体を暖める食事や飲み物を積極的にとって、換気と室温・部屋間や朝晩の温度差にも注意して、健やかに暮らしていただきたいと思います。

終の住いに適した提案をするために

  • 終の住いに適した提案をするために
最近、子どもが独立した50代~70代のご夫婦二人で暮らす終の住まいのご相談を頂戴するケースが増えているので、妻の本棚にあった本を読んでみました。

将来の介護を想定した「終の住まい」のあり方は、それぞれの健康状態や生活スタイル・理想や思いも違うために、非常に難しいテーマでもあります。

大事なのは、寒さや暑さ・湿気や臭い・音や光熱費にも悩まないストレスフリーの暮らしを送れる住まいにしなければならないということではないでしょうか。

そして、新鮮な空気と温度差のない住環境の中で、明るく活動的に過ごし、質の良い睡眠を摂り、免疫を高めることで、老化はもちろん、IADL(日常的生活動作)やADL(生活動作)の低下を防ぎ、病を予防し、健康寿命を伸ばすことが出来るのではないでしょうか。

30代から40代のお客様から、実家は寒くて泊まりに行きたくないとか、お風呂に入るのも命がけで子ども達も行くのをいやがるというような話を、冗談まじりによくお聞きしますが、いつでも、子どもや孫が泊まりに来たくなるような家が、ご家族の絆を深め、高齢者が生きがいを感じながら、元気に暮らす為にも必要だと常々感じている次第です。

そして、今はお元気でも、将来、必ず誰もが訪れる「介護」をリアルに考えなければなりません。

老々介護や認々介護などの問題も大分取沙汰されるようになってきましたが、親の介護に直面し介護離職を強いられる子世代の方々も非常に多く、悲しい事件も増加しています。

お元気なうちに、介護を前提としたプランをご提案することについては、デリケートな部分もあり、難しい側面もございますが、介護リフォームなどを含め、多くの事例を経験している私達だからこそ、将来、こうしておいて良かったとご満足いただける住まいが提案できると思います。

心身ともに、出来るだけ健康を維持し、将来、介護が必要になった時でも、介護を受ける側もする側も、出来るだけ負担の少ない住まいを提案することも、地元の住宅会社として大事なことだと思いますので、どうぞご理解下さいます様お願い申し上げます。

降圧剤を絶って半年経過

  • 降圧剤を絶って半年経過
初めてブログで紹介させていただきますが、今年の8月位から、これまで8年位、飲み続けた降圧剤を思い切って止めてみました。

血圧の薬をやめるのは、結構勇気がいるものですが、薬剤師の娘やお付き合いのある何名かのお医者さん、血圧関連本なども参考にして、私なりに考えた上での決断です。

年令を重ねれば、血圧が上がるのは自然で、自身の健康や命を守るための自己治癒力の作用によるもので、薬で無理に抑えるということは、逆に様々な副作用が現れるようです。

血圧を下げることで、血栓がつまりやすく、脳梗塞のリスクは4倍になるそうです。

昔は脳卒中と言えば、脳出血が8割で脳梗塞が2割位だったのが、現在は逆転して脳梗塞が8割のようで、これも降圧剤の影響が大きいという医師もたくさんいらっしゃいます。

驚きなのが死亡率で、降圧剤を服用している方が、ガンによる死亡率も全体の死亡率も高いということです。

そして、薬剤の種類も大きく分けて4種類あり、種類によって副作用は様々ですが、共通の副作用は、物忘れや認知症だそうで、血流が悪くなり脳へ送られる酸素量も低下することで、高齢者の電話をかけたり、調理や買い物・掃除や洗濯などのIADL(手段的日常生活動作)の低下にも大きく影響し、結果的に歩行や入浴・着替え・食事・トイレなどのADL(日常的生活動作)が低下し、介護が必要になってくるそうです。

今や、世界の降圧剤市場の半分は、日本で消費されているらしく、高血圧症の基準も130以下に下がることで、今後、国民の7割以上の方々が高血圧症と診断され、降圧剤を処方されるケースが増加するようです。

本によれば、年齢+119以上であれば、降圧剤の服用は致し方ないようですが、、安静時の血圧が、年令+90位であれば全く問題はないそうです。

血圧が気になる方は、薬ではなく、バランスの取れた食事・良質な睡眠・適度な運動・体重管理・ストレスの解消・飲酒・喫煙など、血圧が上がらないような生活習慣を見直すことが、何より重要だそうです。

そして、血圧の高さよりも変動の方がリスクは大きいのは、周知の事実です。

血圧のサージは30から注意が必要ですが、50を超えると危険ゾーンとなるようです。

折角、温度差の少ないソーラーサーキットの家に暮らしていますので、ヒートショックを引き起こすような血圧のサージは大分抑えられると思いますので、自ら人体実験しているというわけです。

おかげ様で、薬の副作用と思われる倦怠感や顔のほてり、咳なども収まった感じがします。



たまに、160位になる時もあり、ドキッとしますが、血圧が、変動しやすいこの時期を何とか無事に乗り切りたいと思います。

塩分の取りすぎとかコレステロールとかも、特に気にする必要はないようです。

ちなみに塩分は、出来るだけ自然の塩を使用し、塩分より怖いのは糖分ということです。

コレステロールについては、動脈硬化の原因ともなりますが、コレステロールによって、血管を守っている側面もあり、コレステロールによって、狭くなった血管に血流を流すためにも血圧はある程度高くならないといけないそうで、降圧剤によって無理に下げると、血栓も詰まりやすいそうです。

降圧剤の良し悪しは、様々な意見があり、非常に難しい問題で、責任は持てませんので、お薦めしているわけではありませんので、よろしくお願いいたします。

熱橋(ヒートブリッジ)を防ぐ外断熱

  • 熱橋(ヒートブリッジ)を防ぐ外断熱
熱の移動は、目に見えないので、その伝わり方もわかりづらいのですが、基本的に、伝導・対流・輻射によって伝わり、温度の高い所から低い所へ移動します。

つまり、家での熱の伝わり方を考えれば、時間帯にもよりますが、そのほとんどは、冬は寒い外へ、移動し、逆に夏は暑い外から室内へ移動するのです。

よって、省エネ性や快適性を高めるには、冬季間は、外へ逃げる熱損失量を減らし、夏季は、外からの室内への熱侵入を抑えることが必要となります。

そして、壁体内への水蒸気の出入りを抑えることで、湿気や内部結露も抑制することが出来るのです。

ソーラーサーキットの家は、構造の外側で、連続した断熱工事と気密化が図れることで、柱や金物部の熱橋(ヒートブリッジ)による影響を抑え、冬の断熱性とともに、夏の遮熱性能も確実に発揮し、高い気密性能によって、水蒸気を含んだ空気の出入りを抑えることが出来るのです。



夏の暑い時期になると、エアコンをつけても冷えないとか、適温になって消すとすぐ暑くなるという声を良く聞きますが、原因の多くは、壁や小屋裏の熱ごもりによる輻射熱の影響によるものです。



日射熱の影響を受けやすい内断熱の壁の中や小屋裏の温度を想像して頂きたいのです。

太陽の日射熱を受けた外壁材や屋根材の裏側は、最低でも40℃を超え、時には50℃に達するケースも出てきます。そして、南面・特に西側の壁の中も高温となり、その熱が柱や断熱材に伝わり室内へ移動し、熱も自ずと蓄えられてしまい、壁面の表面温度も上がることで、体感温度も高くなるというわけです。





ソーラーサーキットの家では、構造の外側で断熱と気密工事を実施するので、構造材も熱橋にはならず、壁や小屋裏の温度上昇を大幅に抑制します。

それでも、多少の温度上昇は必然となりますが、インナーサーキット(内部通気層)の働きと暖かい空気の上昇気流により、熱せられた空気は、小屋裏空間から、専用の排気ファンによって、外部へ排出させます。

そうすると、壁体内に負圧が生じて、床下の24℃~25℃という涼しい空気を引っぱる作用が生まれるというわけです。

ようするに、外断熱でしっかり遮熱し、内部の通気層によって、壁の中の温度上昇を抑え、室内への熱の侵入も防ぎ、地熱による冷やされた空気の力で排熱し、建物そのものを冷ましてくれるという効果も生れるのです。

その結果、内壁や天井面の表面温度も、室内同様の温度となり、冷房の設定温度も27℃~28℃で十分になり、省エネ性も発揮するのです。

この躯体内通気の力によって、建物自体を冷ます機能が、ソーラーサーキットの大きな特徴で、単に暖かいだけの高気密・高断熱住宅との大きな違いで、夏場の室内の自然室温が2℃~3℃は違うのです。

さらに、外の湿気を含んだ水蒸気の侵入も抑えられるので、湿度も低く、60%以内にコントロールすることも容易になります。



よく木は生き物といわれますが、ご自身が木になったつもりで考えていただきたいのです。

真夏日に40℃~50℃にもなり、周りに断熱材に囲まれた木と、28℃~30℃と一定の温度を保ち断熱材もなく、通気された木であれば、どちらを選ぶでしょう?

住まいにとっても、住む人にとっても、冬と夏の環境を両立させることが、省エネで快適に健康に暮らすための重要なポイントなのです。