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二酸化炭素濃度計のモニター報告

  • 二酸化炭素濃度計のモニター報告
二酸化炭素濃度計については何度か紹介していると思いますが、空気の汚れはもちろん、換気の状態が確認できる言わば空気の守り役です。

CO2濃度は、健康や学習効果にも影響する

先日、10年ほど前に自宅を建てていただいたY様から、ご自分の家のCO2濃度が確かめてみたいというお話がありましたので、お貸ししていたのですが、FBに詳細な報告記事をアップしていただきましたので、転載させていただきます。

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『二酸化炭素濃度』

お借りしている二酸化炭素濃度計で各部屋で測定を行いました。いくつかご紹介します。以下の数字の単位は [ppm] です。

(1) リビング:帰宅時は約500ですが,その後700~800程度に上昇して飽和傾向を示します。

(2) 私の部屋:通常ドアを開けたままで作業をしているので,高くて800程度ですが,ドアを閉めて30分経過すると1,000に上昇し,危険な状況に陥ります。

(3)寝室:写真で示した通り,就寝時に500前後からスタートして,2~3時間程度(?)で800,朝起きた時点で1,000オーバとなり,眠気を誘うレベルに。これでは,快適な目覚めは難しいかも。







他にも測定してみましたが,オープンな環境では特に窓を開けなくても700~800~900程度でした。当然のことですが,窓を開けて換気すると一気に低下します。

今までは感覚的にしか把握できなかった二酸化炭素濃度について定量的に評価でき,非常に勉強になりました。

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Y様は、某大学の教授でもあり、非常に見識も高いのですが、こうした詳細なレポートは流石だと思います。

このCO2濃度計には、数値ごとの危険レベルが表示されていて、1,000PPMを超えると危険となっている関係上、先生のレポートには危険と書かれていますが、実際はそう心配しなくていい数値です。

CO2濃度は、5,000とか10,000とかのレベルになると、体調に異変を感じますが、学校の教室の衛生基準でも、生徒によっては、眠気を生じて集中力が散漫になってくる数値と言われる1,500となっています。

ちなみに、寝室が朝に1,000PPMを超えるのは、私の家でも同様で十分許容範囲です。

人は、眠っている間、呼吸からも皮膚からもCO2を排出しているために、空気中の濃度は上昇していきます。

問題は、起床後に寝室を離れ、この状態が解消するかで、また眠るときに、正常値に戻っているかどうかということです。

換気が機能していれば戻るし、機能していなければ高いままということで、空気の汚れとともに換気機能が発揮されているかの目安になるのです。

皆さんにお伝えしたいのは、築10年以上経過しても、こうしたCO2濃度に収まっているのは、換気性能を左右する気密性能の劣化がほとんどない弊社の外断熱の住まいだからこその結果でもあります。

新築時でも、気密が悪かったり、3種換気だったりすると、常時、室内のCO2濃度を1000PPMに抑えるのは、正直困難です。

そして、普通の家では、室内外の温度差が少なくなり、隙間換気の働きづらくなるこれからの季節は、起床時の寝室のCO2濃度は、3000PPMとか5000PPMを超えているケースも珍しくありません。

この位のレベルになると、朝スッキリ起きれなかったり、ぼ~としたり、頭痛がしたりする場合がありますが、おそらくは、空気の汚れも結構、影響しているのではないかと思います。

現在、ソーラーサーキットを建てていただいたお客様には、CO2濃度計を進呈しておりますが、検討中のお客様で、ご自宅のCO2濃度が知りたいという方は、無料でレンタルいたしますのでお気軽にお申し付けください。

Y先生には、今後も、季節ごとのレポートをお願いしましたので、真夏や冬のレポートが楽しみです。


空気を丸ごと綺麗にあらうトルネックス

  • 空気を丸ごと綺麗にあらうトルネックス
交通量の多い所にお住まいの方やアレルギーの方にお勧めしている外気清浄機です。

外気清浄機「トルネックス」は、花粉の100分の1と言われるPM2.5のさらに小さいPM0.3の微粒子を95%電子の力で吸着する外気清浄機です。

※ 1μmは、1/1,000mmですので、 PM2.5は2.5/1,000mm以下の粒子状物質。

花粉やPM2.5やその他の有害物質を除去してから、外の空気を導入することで、家中が新鮮な空気で満たされます。

トルネックスは、ろ過式のフィルターではなく、電子フイルターで汚れを吸着させるので、フィルターの目詰まりなどの心配もなく、お手入れは、年に1回の水洗いでOKですが、掃除をするのが面倒な方や高齢者のために、脱着するだけの交換サービスも取り入れています。

空気の汚れを除去してから、外気を導入するので、室内の換気システムのお手入れも年に1回で済み、基本的に室内の空気清浄機も必要はありません。

室内空気にこだわる方は、是非、家丸ごと空気清浄「トルネックス」の採用をご検討ください。

大東住宅ブログのキーワード検索

私のブログをご覧いただいているユーザーの方々から、ちょくちょくご指摘をいただくのが、キーワード検索機能はつけられないのですか?というご意見です。

以前は、ブログの内容をわかりやすく、項目別に仕分けをしたりしていた時期もあったのですが、結構面倒な作業で、しばらく出来ておらず皆さんにはご迷惑をおかけしており、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

そこでと言っては何ですが、私のブログのスマホ専用サイトには、キーワード検索機能がついております。

スマホから閲覧していただき、気になるキーワードを入力し、検索していただければ、関連する過去記事がアップされます。

これまで、約2,000近い記事をアップしているので、何かかしらヒットすると思います。

よろしければお気に入りにご登録の上、ご活用いただければ幸いです。

http://samidare.jp/k-taka/

病を予防して健やかな暮らしを

先週は少々暑い日もありましたが、梅雨前のこの時期が、一年を通して一番爽やかで過ごしやすいですね。

10年位服用していた降圧剤や過敏症腸症候群のクスリをやめて約10ヶ月、無呼吸症候群の治療の為のCーPAPという機械を返上して5ヶ月経過しました。

お医者さんからは、保証できませんよと大分脅かされましたが、無呼吸や血圧上昇のリバウンドも収まり、とりあえず元気にしています。

何気にほっとしているのが、月に一度、病院にいくストレスから解放されたのが何よりです。

体重計にも、久々に乗りましたが、マックス時から10キロ落ちていました。

特に、食事制限などしているわけではありませんが、ストレスのかからない範囲の中で、日々、体内に取り込む水と空気と食事に少々気をつけて、適度な運動と良質な睡眠をとるように、心がけているだけです。

健康な家づくりに取り組む住宅会社の社長が病気になったり、不健康そうな顔色や体型では、説得力がないよと、色々な方から、ご指摘を受けたのがきっかけで、震災以降は、飲む機会を減らしたり、飲み会の時も11時の門限を守るようにしています。(笑)

縁あって、毎週のように多くのお医者さんや看護師・薬剤師や介護の関係者の方々のお話をお聞きします。

病院に診察に行けば必ずといっていいほど、薬を処方されますが、(患者が求めるケースも多く、出さないとヤブと言われる場合もあるそうです。)普段お付き合いしているお医者や薬剤師さんのほとんどは、出来るだけ飲まない方がいいと言います。

急性疾患の場合は別ですが、普通の病気は、薬で症状を抑えるのではなく、安静にしたり、原因となる生活習慣を改めるのが大事だそうです。

どなたも好き好んで病気になるわけではありませんが、病院に行っても、大病院になればなるほど待ち時間は長く、逆に病気になるかと思うくらいで、入院病棟では、実に多くの方々が病と闘っている姿を目のあたりにします。

生活習慣病にしても、ガンや認知症にしても、突然発症するわけではなく、10年、20年と長い時間をかけて進行するもので、いざ症状が重くなってからでは、生活習慣を変えるのは大変で、結局は、薬に頼ってしまい逆に症状が悪化したり、副作用によって別の病を誘発するケースも少なくないようです。

※ 薬を飲む場合は、必ず注意文書を読んで、他の薬や食品との取り合わせや副作用など確認した方がいいそうで、大抵はネットでも調べられます。

社会保障制度の見直しが、水面下で進められていますが、年金制度はもちろん、医療制度の改革も必至の状況です。

アメリカの医療費が高いことは有名ですが、医療費が支払えず自己破産したり、治療も受けられずに苦しみながら、最後を迎える方が百万人単位の数になっているようです。

今後、アメリカとのFTAが進むとなると、日本の誇る皆保険制度も見直され、おいそれと病院にも行けない時代は、すぐそこまで来ており、自分の身は自分で守るという考え方が必要な時代になってきているのではないでしょうか。

水と空気と食事によって、人間の体はできており、予防こそが、薬や手術に勝る最高の治療法です。

特に、サプリも含め、健康にいいものを飲んだり食べたりはしなくてもいいそうで、何をとったから特に健康になるものはこの世に存在せず、良くなったと感じるのは、プラセボ(偽薬効果)によるものだという説が一般的です。

バランスのいい食事を心がけ、出来るだけ悪いものを体に入れる量や回数を減らすだけでも全然違うようです。

キレイな空気と温度差のない住まいで、明るく活動的な日々を過ごし、ぐっすり眠って、免疫力や解毒力をつけ自己治癒力を発揮できるように心がけて健やかな日々を過ごしましょう。

タワーマンションの是非

以前、開催したパナソニックでの住まい塾セミナーの質問コーナーで、参加していたパナソニックの営業マンからこんな質問を受けました。

「私は戸建て派なのですが、妻がマンション派で、どのように説得したら戸建てになるでしょう?」

という、何とも悩ましい質問がありました。

戸建て・マンションとも、それぞれメリットもあればデメリットもあり、双方を全て出し合って、現状の生活ばかりでなく、子どもや自分たちの将来の事を様々リアルに想定して、選択するしかないと思うのですが・・・。

拙著「外断熱が家族を守る」の中でも、当初、書籍の中でも紹介しようと考えていたマンションについての話がありました。

結局は、家の話でもなく、ページ調整の関係で、お蔵入りにしましたが、もし、マンション購入を検討なさってる方は、一つの情報として頭の片隅に置いていただければ幸いです。

こうした情報は、大手デベロッパーがスポンサーであるメディアでは、なかなか取り上げられることはありませんが、マンションの高層階には様々な危険が潜んでいます。

業界歴の長い人間は、大体知っている話ですが、マンションの場合、高層階になればなるほど、妊婦の流産率が高まり、1.2階で住んでいる方に比べ、6階以上に住まわれる方は3倍以上、10階以上になると何と12倍も、流産比率が高まることはご存知でしたか。

さらに、小さなお子さんの成長にも色々な問題が生じるようで、精神的に落ち着きのない子供になったり、きれやすく凶暴になったりとか、逆に鬱になりがちになったりというケースが多いのも、業界では暗黙の常識です。

その他にも、アトピー疾患の比率が高いとか、低体温症になりがちで、免疫力が落ち、病気になりやすいとか、様々な報告が出されています。

2年ほど前にも、マンションの高層階に住む人は低層階に住む人に比べ、心筋梗塞などで心臓が止まった後に生き延びる割合が低いとする研究結果が一部で報道されました。

心停止で病院に運ばれ、生きて退院できた割合は、1~2階の4.2%に対して、3階以上で3.2%、16階以上で0.9%、25階以上ではゼロだったそうです。

これは、あくまで心停止になった場合のデータですが、心停止ではなく脳疾患や心疾患で倒れた場合はどうでしょう。

生存率はもちろん、後遺症や回復状況など様々な面で、差が生じることと思います。

10年ほど前に、島根大学の中尾教授らのグループが調査したデータによると、平均寿命も、戸建てに比べマンションの高層階に住む方は、9年も短いとの調査結果が公表されました。

理由は簡単で、マンションの造りはコンクリートと鉄骨ですが、欧米のマンションは外断熱が多いのですが、日本の場合はほとんどが内断熱のため、素材の熱伝導率が高いために、その冷輻射によって、知らず知らずの内に人間の体温が奪われて、体に変調をきたしてしまうのです。

海外で、高層建物は、オフィスかホテルというのが、一般的で、法律で高層マンションに対して、何らかの規制が設けられています。

例えば、イギリスでは、育児世帯は4階以上に住まないように法規制されており、何の規制もない日本とは、家の断熱同様大きな違いがあります。

これ以上の話は、何かと差し障りがあるので、控えさせていただきますが、ご興味のある方は、「高層マンションの危険」とかのキーワードで検索してみて下さい。

恐ろしくなるような記事がたくさん出てくるはずです。

人口減少を解消するために、出生率アップの対策が様々な形で、議論されておりますが、こうした問題は、まず表面化されることはないのです。

なぜでしょう・・・?

拙著「外断熱が家族を守る」の中には、マスコミでは紹介されない内容も、紹介しており、住まい塾でも、家づくりの隠された真実をお伝えしています。

世の中には、様々な力がはたらき、私達には、知らされていない真実がたくさんあります。

それは、単に家づくりの問題だけではなく、日々の生活や暮らしに関連する食や医療の話や、政治や経済・外交などの分野にいたるまで、多岐に及びます。

つまり、私達は単に、売り手側の情報やマスコミで流される情報をも鵜呑みにせず、考える力と真実を見抜く力を養っていかなければならないのです。

そして、結局は自分・家族の健康も資産も、自分で守るしかないという現実を理解しなければならないのではないでしょうか。

いずれにしても、新婚さんやお子さんが小さいご家庭の方は、マンションの高層階には住まない方が、賢明だということをお伝えしたいと思います。

昨今、仙台でもタワーマンションの広告やチラシをよく目にします。高層階からの眺望は、確かに憧れるかもしれませんが、毎日の暮らしの中で、上にいけばいくほど何かとストレスになるのも現実です。

また西日の当たる角部屋などは、強烈な日射によって、後悔している人も結構多いのです。

上に行けば行くほど風が強くなるということも考慮が必要です。洗濯物やお布団を干すのも困難で、窓開けにも気をつけなければなりません。間取りにもよりますが、窓を開けている時に、玄関ドアを開けると風が抜けてしまい場合によっては、ドアが風によってもっていかれ予期せぬケガや事故になる場合も少なくないのです。

私も、若い時分にマンションに4年ほど暮らしていましたが、11階建ての11階でしたが、夏は非常に暑かったのと、湿気によるカビの発生や臭いがひどかったように記憶しています。

そして、何よりエレベーターの昇り降りの際に、タイミングが合わないと急いでいる時やトイレが近い時・荷物の多い時には大変で、見知らぬ人との密室でいるのも、何かと大きなストレスを感じながらの生活でした。

マンションには、マンションのメリットもあり、買うなとは申しません。

せめて買うなら4階以下ではないでしょうか。