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大東住宅の家が夏爽やかな理由①

まだ少し早い気もしますが、ソーラーサーキットの家がエアコンに頼らなくても、どうして、夏爽やかなのか紹介したいと思います。

ソーラーサーキットの家は、1988年に、外断熱と二重通気という独自の技術によって、冬の寒さとともに、暑さ対策を両立させるために開発された工法です。

断熱性と通気性という、本来、相反する性能を併せ持った画期的な技術ではありますが、実にシンプルで理に叶ったシステムです。

家の基礎・壁・屋根の構造部を、断熱材ですっぽり覆い、遮熱性を高めますが、外壁の裏側と断熱材の間に外部通気層(アウターサーキット)が出来ます。



通常、夏の日射を受けた外壁面の裏側は、40℃以上となりますが、この通気層によって、熱せられた空気は、自然の力で上昇し、軒裏や屋根の棟に取り付けられた通気口より、常時排出されますので、構造躯体内の温度上昇を抑え、日射熱の影響を最小限にします。

もちろん、外断熱ですので、柱などの構造部分も、熱橋(ヒートブリッジ)にはなりませんので、室内への熱侵入を最低限に抑えます。

そして、断熱材と内壁の間に、柱の太さ分の内部通気層(インナーサーキット)が出来るのがおわかりでしょうか。

この壁の中の通気層の働きで、地熱によって冷やされた床下の空気が壁の中を通り、小屋裏ファンによって、排出するのが、インナーサーキットの夏の機能となります。

床下温度は、外が35℃になっても、25℃以上にはならず、この冷やされた空気が壁や小屋裏の中を流れ、小屋裏に設けた排気ファンによって、壁の中の熱気や湿気を排出してくれるので、壁の中の温度上昇を抑えてくれるというわけです。



通常の高気密・高断熱の家では、壁や小屋裏の中は、日射熱と室内で発生する熱によって、壁の中の温度が、時には外気温以上に上昇するのは、お解りいただけると思います。

そうすると、自ずと内壁の表面温度も上昇するので、体感温度も室内の温度以上に上がってしまうのです。

断熱性能が、高くなれば高いほど、こうした現象は顕著となり、夜になり、外が涼しくなっても家の中が暑いのは、こうした躯体の中に溜まった熱ごもりが最大の原因となります。





普通は、この暑さを解消するために、エアコンを利用しますが、あまり冷やし過ぎると、壁の中と室内の温度差によって、見えない壁の中や小屋裏で、夏型の逆転結露が発生し、構造の腐朽や蟻害のリスクが高まりますので注意が必要です。

通常結露といえば、冬のイメージがあると思いますが、昨今エアコンの普及とライフスタイルの変化によって、目に見えない構造の中で、夏型の結露被害が発生し、建物の腐朽はもちろん、カビやダニによる喘息や肺炎患者の方も増加しているのです。

ご理解いただきたいのが、水蒸気は、絶対湿度(その空気の含んでいる水蒸気量)の低い方へ移動するのです。

通常、冬期間は室内から外へ向かって移動しますが、梅雨や夏の場合は、逆に室内側へ移動しようとする作用が働き、必然的に室内の湿度は高くなりがちで、壁の中の温度が30℃を超えて湿度が高いと、エアコンによって、いとも簡単に壁や天井裏で結露が発生してしまうのです。



サウナのように壁や天井の温度が体温よりも高いと熱さを感じますが、このように体が直接触れなくても感じる熱を、ふく射熱といいます。

逆に、洞窟やトンネルのように周りが体温よりも低いと冷たさを感じると思いますが、これもふく射熱の1つで、冷ふく射といいます。

「ソーラーサーキットの家」では、外断熱で熱の侵入を抑えるとともに、壁の中の通気で、熱や湿気を逃がすことで、壁の中の温度上昇を防ぎ表面温度も上がりにくいのです。

床面も、床下断熱ではなく、基礎断熱なので、地熱のひんやり感が伝わり、素足で歩くだけで、清涼感が味わえます。

そして、通常は、サウナのような暑さになる小屋裏でさえ、さほど暑さを感じないのは、こうした理由なのです。

こうした自然の力によって、通常の高気密・高断熱と比べると最低でも2℃~3℃は室温は低く、実際に、エアコンをほとんど使わずに暮らしている方が多いのです。



もちろん、暑がりでエアコンの涼しさが好きという方は、僅かなエネルギーで、涼しさが得られるのも、ソーラーサーキットのメリットです。

クールビズで、推奨する28℃の温度設定では暑いという声も多く、熱中症も増加していますが、ソーラーサーキットの家では、湿度をコントロールすれば十分な温度設定です。



どんなに暑がりな人でも27℃位の設定温度で十分快適で、それ以上下げると寒く感じるほどで、結露などの心配はないのです。

そして、この通気層の働きは、夜間においても発揮され、寝ている間に自然に建物を冷ます効果が生まれ、爽やかな朝を迎えることが出来るのです。

「違いのわかる夏」というのが、ソーラーサーキットの夏のキャッチコピーですが、エアコンに頼らず、夏も爽やかな高気密・高断熱の家。

それがソーラーサーキットの家ですので30℃を超える日は、是非モデルハウスにおいでください。

低体温にご注意を

  • 低体温にご注意を
食を始めとした生活習慣が大分変り、日本人の体温は大分低下しているようです。

低体温は、免疫が低下し、病気にもなりやすいというのはよく聞く話です。



ガン細胞が活発化するのも、35℃前後と言われ、就寝時には体温が1℃~1.5℃下がることを考えれば、基礎体温は36.5℃以上は保ちたいものです。

暑い季節を迎えますが、体を冷やす飲み物や食べ物には注意して、お風呂にもちゃんと浸かって、エアコンの冷やしすぎにもご注意ください。

ちなみに熱中症も、35℃台の体温の方が多いそうです。

高齢になると、どうしても活動量が減り、筋肉量も落ちることで、自ずと体温も低下しがちになります。

最近では、貯金よりも貯筋が大事ともよく言われるようになりました。

過度な運動は、逆に活性酸素が増加するので注意が必要ですが、日々の運動は大事で、毎朝、体操をしたり、ウォーキングしたりするのが一番効果的なようです。

歩くことで、膝の関節痛や骨粗しょう症の予防にもつながりますので、階段を見たら薬と思って、面倒がらずに階段を使うことも必要です。

そして、暖かい家で暮らすことは、冷え性の改善はもとより、体温の低下も防ぐということを、ご理解いただければ幸いです。

※ 甘いものも、体を冷やしてしまいますので、ほどほどにしていただければと思います。参考までに体を冷やす食べ物と温める食べ物の一覧です。




住環境と健康について

現在、明らかになってきた健康に影響を及ぼすと言われている住宅環境について紹介させていただきます。

住宅環境は、空気・温熱・音・光・バリアフリーなどありますが、特に健康に影響するのは空気環境と温熱環境となります。

【空気環境が悪化する要因】

〇 建材や家具・カーテンに含まれるVOCによる空気汚染
〇 燃焼系暖房器具の使用によって、増加するVOCや一酸化炭素や二酸化炭素・窒素酸化物による空気汚染
〇 湿気や結露によるカビや細菌など微生物が由来するMVOCによる空気汚染
〇 ダニ・ダニの死骸や糞・ハウスダストによるアレルギー疾患
〇 消臭材・芳香剤に含まれる化学物質
〇 合成洗剤や柔軟剤に含まれる化学物質
〇 防虫剤や殺虫剤に含まれる化学物質
〇 防腐剤・防カビ剤・ワックスなどに含まれる化学物質
〇 制汗剤・整髪料・化粧品に含まれる化学物質
〇 室内での喫煙時の煙に含まれる化学物質
〇 室内に流入する花粉や粉塵・PM2.5など有害物質よるアレルギー疾患
〇 空調機器のメンテナンス不良による空気汚染
〇 換気不足による酸素・二酸化炭素のバランス悪化・ウイルスや細菌の増殖


【温熱環境による疾病】

〇 体温の低下による免疫の低下ー風邪、インフルエンザ・肺炎、気管支炎、夜間頻尿・睡眠不良・腰痛・関節痛・冷え症・糖尿病・高血圧
〇 温度差が引き起こす急激な血圧変動による心疾患・脳疾患など血管へのダメージ
〇 高湿度によるカビやダニ・衣類害虫の繁殖による喘息やアレルギー性疾患
〇 暑さや高湿度による熱中症の増加

この他にも、住環境によって、健康を阻害する要因は多々ございますが、空気環境と温熱環境が、いかに健康に悪影響を及ぼしてしまうかご理解いただけると思います。

身体が丈夫で若い世代の方は、自身の免疫によってある程度防御できますが、家にいる時間の長い乳幼児や小さなお子さん・高齢者や身体の弱い方などは、健康に大きく影響を及ぼしてしまうのです。

空気の汚れと身体の冷えは、免疫や治癒力が低下し、病気の回復を阻害しますが、健康な人が、病気を予防するためにも非常に重要な要素です。

家族の幸せは何といっても健康であり、住まいは、家族の命と健康を守るシェルターでなければなりません。

地震や台風などでも家族を守り、キレイな空気の中で、温度や湿度がコントロールされた住環境の中で、日々暮らし、良質な睡眠をとることが、健康の源と言えるのではないでしょうか。

弊社は、(一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議の一員として、スマートウエルネス住宅の重要性の啓蒙を図り、日本の家づくりのスタンダードになるよう日々取り組んでおりますので、ご理解下さいますようお願い申し上げます。

健康・省エネ住宅を推進する国民会議のHPには、様々な研究結果や実証データなどの情報が掲載されておりますので、是非一度ご覧になってみて下さい。

http://www.kokumin-kaigi.jp/

家は3回建てなくても1回で十分

「家は3回建てないと満足する家は建てられない」という話はよく聞く話です。

3回建てないと・・・というのは建物の良し悪しを理解できるようになるには、そのくらいの経験が必要ということで使われています。

もちろんそうした側面もあるのですが、間取りや生活導線・収納や使い勝手に関してはそうでもないのです。

家というものは、その時々の家族構成やライフスタイルによって、満足する家・暮らしやすい家というのはおのずと変わってくるということです。

例えば新婚の夫婦だけで暮らす家、子どもが小さい時に暮らす家、また子どもが成長して自立心が芽生え、個室が必要になった時の家、受験の時期に適した家など、子どもの成長に合わせ家族の暮らしは大きく変わるものです。

そして子どもが巣立ってしまうと、子供部屋は必要なくなり、いつしか納戸になってしまい、家の広さは十分なものの有効に活用できない家は多いのです。

一方、親の方も、年齢を重ねるごとに趣味・趣向が変わりライフスタイルも変化し、当然ながら足腰も弱くなってくるために、階段の上り下りをはじめ、日常の動作に負担もかかってくるのです。

本来は、夫婦仲良く最後の人生を謳歌するにふさわしい終の棲家となるのが理想かと思います。

しかし、これら全ての時期を満足させる家を一回で叶えるのはかなり難しいと言えるでしょう。

ただ言えるのは、初めての家造りであっても将来をしっかり見据えた家造りを計画すると、様々なケースにも対応が可能なのです。

20年後・30年後の暮らしに合った改築も可能とする構造にしておいたり、住み替えが必要となった時でも、資産として有効に活用できる価値ある家を建てなければならないということで、そのためには、家の性能を見極めての選択が何より重要です。

3度建てなくても、弊社の建築現場や実際のオーナーの話を見て聞いていただければ答えは簡単です。

そして、このうっとうしい時期に、床下や小屋裏を確認してみてください。

床下や小屋裏・壁の中には、その会社の建物に対しての考え方や職人さんの良心が、ハッキリ表れており、全ての答えはこの見えない部分に隠されているのです。

もし見せてもらえない会社は、キッパリあきらめた方が無難です。

隠れた部分に関心を持たずして、見た目やイメージで、住まいを選ぶと3度建ててもいい家には巡り合えないというだけは間違いないのです。

氣のパワーを存分に発揮できる大東住宅の家

「病は気から」とよく言われますが、気の持ちようというのが一般的な考えです。

もちろん、気の持ちようも大事ですが、実はもっと深~い意味があるのです。

水も流れも滞ると澱んできますが、室内の気(空気)も、体内の気も同様で、滞ってしまうと、病気を引き起こす要因になります。

ナイチンゲールも、「看護覚え書」の中で、空気が澱んだ家は病気の保証付きと説いています。

外の新鮮な空気を取り入れ、室内の空気の巡りを良くすることが、家相や風水の基本ですが、体内においても気の巡りは重要です。

ヨガや太極拳や瞑想も、心を静めて、姿勢を正して、キレイな空気を深呼吸することから始まります。

人間の血管の長さは、毛細血管を含めると10万キロと言われ、何と地球2周分に匹敵する長さだと言われています。

身体の隅々まで、血液と酸素を巡らすことで、体温が上がり、代謝も免疫も向上し、老廃物も排出してくれるのです。

認知症の患者さんも増えています。様々な要因があるかと思いますが、脳に十分な血液や酸素がいきわたってないから、起こるとも言われており、薬は逆効果だという医師もたくさんいらっしゃいます。

気の原語は氣と書きますが、紀元前の中国最古の医学書の中にも「百病は氣に生ず」とあるそうです。

気のエネルギーを家と体内に巡らせることで、精気がみなぎり、米の字の如く、気のパワーが四方八方に放たれ、病を寄せ付けない健全な心と身体が宿るというのが、東洋医学の教えです。

住む人も構造体も、通気性に富みキレイな空気に満たされるソーラーサーキットの家は、気のパワーを存分に発揮できる住まいです。

出来るだけオープンな暮らしを心がけ、室内と構造体の中にも、気の流れをつくるよう心掛け健やかにお過ごしください。