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有利な補助金や融資を活用して住宅再建

  • 有利な補助金や融資を活用して住宅再建
昨日の河北新報に掲載されていましたが、震災による被害を受けた住宅の補修や建替が出来ないままに危険や不便を強いられた暮らしを余儀なくされている高齢者世帯が、数万単位で残っているようです。

半壊以上の罹災証明があって、基礎支援金を受給された世帯であれは、再建支援の加算金(新築で200万)や利子補給(最高444万)などがまだ受けられます。



また、支援金の受給に関わらず、住宅金融支援機構による10年間無利子の復興融資や60才以上の高齢者を対象にした元金据え置きで、金利のみの支払いが可能の返済特例制度など、様々な支援メニューがありますが、情報が行き届いていないのが現状です。

金銭的な理由もあって、住宅再建を諦めている、高齢者の方々も多いのですが、80才未満であれば年金収入のみでも、お子さんやお孫さんとの連帯債務で、新築で35年・リフォームで20年の長期返済も可能です。

平屋の小さな家であれば、様々な補助金を自己資金にして、借入を抑えれば月々3万円前後の支払いで、住宅ローンと光熱費を賄える計画も十分可能です。

耐震性や耐久性はもとより、寒さや暑さ・空気の汚れや光熱費を我慢しながらの生活は、心身の健康に与える影響は少なくありません。

ご親戚やお知り合いの方で、該当する方がいらっしゃいましたら、是非教えてあげて下さい。

ご質問やご相談は、お気軽にお申し付け下さい。

5Gの電磁波について考える

オリンピック開催に向けて、この秋に5Gの試験運用が始まるようです。

通信速度が4Gの100倍と言われ、2時間の映画が3秒でダウンロードが可能になると言われていますが、5Gによって、自動車の自動運転やAIやIOTの進化が一気に加速するのは間違いありません。

日本では、とかく、便利さだけが強調されていますが、欧米では、電磁波の人体や環境へ与える影響が大きいとして、大分反対運動が起きているようです。

【5G】は、軍事用のミリ波となり、強力な直進電磁波で、遮蔽物に弱いとされ、普及させるには50m~100mごとにアンテナを立てたり、地中のマンホールにも設置されるだろうと言われています。

そして、5Gの電磁波は、電子レンジの電磁波よりも強く、私たちの体は、5Gの電磁波に縦横無尽に覆いつくされてしまうかもしれません。

中国では、5Gの照射により殺人ビームなるものが、開発されているとかいないとか聞くとゾッとするのは、私だけでしょうか。

どれほど、私たちの健康に影響を及ぼすものかわかりませんが、現在でも、環境病として、電磁波過敏症と思われる方が、増加しており、私も何度か相談を受けたことがあります。

私達世代はともかく、子供達の健康や地球環境を守るためにも、5Gの危険性をしっかりと検証したうえで、慎重に進めていただきたいと切に願う今日この頃です。

吉野教授の「湿気と健康」の話

  • 吉野教授の「湿気と健康」の話
昨日、2週連続で、東北大名誉教授の吉野先生にフローライフレディオにご出演いただき、「湿気と健康」をテーマにお話を頂戴しました。

吉野先生のお話にもありましたが、湿度の高いことを指して、専門用語でダンプネスと言います。

私も常々、湿気や結露・換気不足がもたらすダンプネスは、人と建物の健康を脅かす悪の根源だと痛感しています。

高湿度にさらされた室内は、カビやダニ・虫が繁殖しやすく、防カビや防虫・防蟻剤が必要となります。

ひとたび発生すると、今度はカビ取り剤や殺虫剤を使用し、カビの匂いをとるために、消臭剤や芳香剤が必要となります。

家干しも、湿度が高いと乾きずらく、雑菌も繁殖しやすく、嫌な臭いの元になります。

そして、臭いを抑えるために香りの強い、合成洗剤や柔軟剤が多用してしまっているのが現代の暮らしです。

結果的に、室内の空気は益々汚れ、鼻炎や喘息・アトピー性皮膚炎などのアレルギーの発症や悪化を招いてしまい、シックハウスや化学物質過敏症・夏型過敏性肺炎などを引き起こしてしまいます。

さらに人の健康ばかりか、家を腐らせ、シロアリを呼び寄せ、耐久性や資産価値の低下を招き、湿気や結露による負の連鎖は続きます。

新築や建替・リフォームをご計画の方は、結露が発生しない家であることはもちろんですが、温度とともに湿度をコントロールしやすい家を造って、キレイな空気で暮らすことは、住む人と建物の健康にとって、非常に大事なことなのです。

ラジオを聞き逃した方は、ラジコのタイムフリーで1週間お聴きいただけますので是非どうぞ。

ラジコタイムフリー

※ 番組のパーソナリティーを務める熊谷育美ちゃんも先月2人目の懐妊を発表しましたが、10月にご出産ということで、穏やかな表情でとても幸せそうでした。

木材を長持ちさせる外断熱の家

  • 木材を長持ちさせる外断熱の家
木の魅力は様々ありますが、反面デメリットも当然ございます。

私が、長年感じている木のデメリットは、2つあります。

それは、木の収縮による痩せや狂い・割れなどから生じる寸法の変化や強度の低下です。

ただこうした問題は、乾燥技術の発達や集成材などの品質向上によって、ある程度は抑えられる問題でもあります。

しかし、どうしても障害となるのが、日本の高温多湿という気候風土がもたらす湿気や、冷暖房による室内外の温度差によって、発生しがちな内部結露の影響です。

業界内にも、たかが結露という認識を持つ方もまだまだ多いのですが、ガラス面などの表面結露は、とりあえず拭けばいいのですが、目に見えない床下や壁・小屋裏に発生する内部結露は、構造に確実にダメージをもたらし、結果的に、日本の住宅を短命にしているということを正しく理解している方が非常に少ないのです。

木は、正倉院や法隆寺の例を挙げるまでもなく、乾燥状態を保てば高耐久な素材です。

しかし、湿気つまり水には弱く、現代の断熱材や建材に囲まれた躯体内の木材は、呼吸も出来ずに、カビや腐朽菌により腐食したり、シロアリの食害を受ける危険性が高まり、築30年も持たずに、建替えを余儀なくされているのが現実なのです。

現在、住宅の劣化対策として、採用されているのが、防湿フイルムによる高気密化と薬剤を注入した防腐木材や木部への薬剤の塗付です。

しかし、気密に関しては不十分な住宅も多く、仮にとれていても、将来の経年劣化が問題となります。

そして、防蟻や防腐薬剤については、構造内部の環境下で、効力が何年持続するのか、健康への影響はないのかなどは、正直誰もわからないというのが現状です。

また、新築当初は、防カビの作用がはたらきますが、時間の経過によって、効力も薄れ、5年・10年後には、構造内部のカビの発生は免れません。

夏場にカビ臭い家が多いのも、室内のカビばかりでなく、構造内部のカビの影響が少なくありません。

そして、カビの臭いを解消するために消臭剤や芳香剤を多用したり、虫も発生しやすく防虫剤や殺虫剤が必要になるのです。

こうした環境下で、日々暮らしていくことは、若い世代の免疫の高いうちはともかく、子供達のアレルギーや喘息など呼吸器系の疾患にもつながり、免疫や肺機能が低下する高齢者にとっても肺炎などを発症するリスクも高まるのです。

ソーラーサーキットの家では、外断熱と二重通気によって、寒さや暑さ・湿気を構造の外側で遮断します。

さらに、壁体内にも通気性を確保することで、木材は常に空気に触れており、いつまでも乾燥状態を保つ独自の技術です。

日本の悪しき習慣の中、まだまだ外断熱の普及率は、低いのが現実ですが、木造住宅の長寿命化には、通気性を確保する外断熱が必須であることは明白です。

断熱材を柱の間や天井裏に充填する内断熱は、日本の気候風土や日本人の生活には、何かと不具合な点が多く、将来、様々な問題が生じるということをご理解いただければ幸いです。

ネオニコ系農薬が子どもの神経障害を引き起こす?

  • ネオニコ系農薬が子どもの神経障害を引き起こす?
農作物の慣行栽培における農薬使用は、安定収量や食中毒・見た目を気にする消費者ニーズもあり、致し方ない部分もございますが、耕作面積当たりの農薬使用量は、世界を見回してもトップランクで、農薬基準が非常に緩いということはご存知の方も多いと思います。

そして、農薬は、以前の有機リン系の農薬から、現在はネオニコチノイド系の農薬が主流になっています。

有機リン系の農薬は、噴霧器を使用した葉面散布が主でしたが、ネオニコ系の農薬は、ヘリやドローンで散布したり、農薬の入った種をマイクロカプセルに包むなどしています。

有機リン系の農薬の場合は、洗ったり、皮を剥けば、ある程度農薬が落ちていましたが、最近では、根から吸収され、果物や野菜の中まで浸透しているので、基本的に農薬は、残留したままになると言われています。

毎日摂取しても健康に害は、及ばさない基準値ということにはなっていますが、個人差もあり、大量に食べたり、複合的な摂取による影響も考えなくてはなりません。

野菜や果物から、取り入れるビタミンや植物繊維は大事ですが、農薬によって健康を害したら身も蓋もありません。

除草剤や農薬の問題は、デリケートな問題でなかなか表面化することはありませんが、出来るだけ、減農薬や有機栽培・自然栽培の無農薬野菜を食べるように心がけてはいかがでしょうか。

下記の記事は、かくたこども&アレルギークリニックの角田先生の記事です。

先生に温野菜はどうですか?と聞いたら、茹でても残留農薬は変わらないと聞いてショックを受けた次第です。

特に、成長期の子供たちの神経系に悪影響をもたらすことが、明らかになってきているようですので、ご興味のある方は目を通してみて下さい。

そして、このネオニコ系の農薬は、家庭で使われる防虫剤や殺虫剤にも使用されており、最近では、住宅の防蟻剤としても多用されるようになっています。

この辺の話は、また後日紹介したいと思います。

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---夕食で食べた果物であなたのお子さんは多動になり眠れなくなっているかもしれません---
 
ネオニコチノイド系農薬は、ニコチンを摂取したときと同じような状態を作る農薬です。

果物など日常的に食べる食品に残留し、日本では欧米諸国にに比べて残留基準がかなり甘い農薬です。

アドレナリンやドーパミンの生産が高くなるため、神経に作用し、子どもでは多動や、集中力の低下、夜泣き、行動の異常などを起こし、大人では不眠、動悸、過剰な神経興奮、手の震えなどを起こします。
 
販売当初は哺乳動物には全く副作用が出ないという歌い文句で販売されましたが、その毒性が分かってきました。
 
東北大学の山國先生が動物実験でアドレナリンやドーパミンの生産が高くなることを証明しています。

「哺乳類に安全」という観察は十分か?

また、いろいろな人がその毒性を訴えています。

ネオニコ系農薬問題

EUではフランスなど多くの国で使用が制限、禁止されてきていますが、日本では対策が進んでいません。