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恐ろしい現実

  • 恐ろしい現実
連日、交通事故による悲惨なニュースが流されているようですが、交通事故による死者数は13年連続で減少し、2013年度には4,373人となりました。

その反面、急速に進む高齢化にともない、年々急激に増加しているのが、浴室内の不慮の事故死で、年間で推定17,000人もの方が亡くなっています。

しかも、その死因の半数ほどは、浴槽内での溺死というから驚きです。

大きな原因は、脱衣室や浴室の寒さで、暖房している部屋や浴槽内との大きな温度差が、急激な血圧の変化を招き、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの事故を呼び寄せ、浴槽でお湯に浸かった状態でこうした事故が発生すると、誰にも気づかれないまま死にいたってしまうのです。

また事故により、後遺症に苦しむ方を含めると、この何倍もの事故が起きているという現実も理解しなければなりません。

こうした事故にあう危険性は、血管が弱くなってくる高齢者の方に特に多いのですが,ご自身やご家族も含め、人間誰もが必ず年を重ねていく事をリアルに考えていく事も必要です。

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坪単価のマジック その③

坪単価を施工面積で表示し、メーターモジュールにより見た目の面積を増やす事で、坪単価を安く見せつつも、合計金額の引き上げを図るローコストメーカーですが、本体工事以外の別途工事や付帯工事にどの位必要なのかを理解しているお客様はあまりいらっしゃいません。

ここでざっと別途工事となるものをあげてみましょう。

○外部給排水工事 ○雨水排水工事 ○下水道接続工事 ○電気引き込み工事 ○仮設工事(電気・水道・トイレ)○仮設足場工事○2階トイレ・洗面所 ○勝手口 ○和室真壁仕様 ○一室を超える和室○和室障子○面格子/出窓○網戸○照明器具○エアコン○暖房器具○カーテン工事 その他にも出隅や入隅の数・2階部分の比率・屋根勾配・軒の出・スイッチ・コンセントの数など少しでも基準をはずれると追加・変更工事が発生する仕組みになっています。(会社により微妙に違います。)

そして諸費用や諸経費にも、本来工事費に含まれるような費用が別途に計上されているケースが多いので注意が必要です。

○地盤調査費用 ○気密検査費用 ○各種検査費用 ○工事管理費用 ○設計管理費用 ○確認申請諸費用 ○オール電化申請費 ※ 設計変更や仕様変更には変更手数料が発生するケースがよくあります。


こうした費用が、さらに価格にプラスされる為に、あっという間に坪40万はおろか50万をゆうに超えてしまい、とてもローコストとは呼べない住宅が非常に多くなっています。

大事なのは、入り口の価格ではなくあくまで出口の価格であり総額を示した最終価格です。

くれぐれも坪単価のマジックにはご注意下さい。

※最近では坪単価ではなく、小さな建物をベースにした総額表示の会社も出没してきましたが、基本的に価格を前面に出している会社は、坪単価にせよ総額にせよ、初めの入口価格を鵜呑みにすると大変な事になってしまうのでくれぐれもご注意下さい。


坪単価のマジック その②

前回記事でローコストメーカーの坪単価は、設計基準が細かく決められていると書きましたが、その設計基準の中でベースとなるのがメーターモジュールによる設計で多くのメーカーで採用している。

モジュールとは、柱のピッチ(間隔)の事を指し、通常の在来木造住宅の場合3尺(910㎜)ピッチが基本寸法となりますが、メーターモジュールの場合は1メートルが基本寸法となります。
すなわち尺モジュールと比べ長さで1割長くなるために面積では2割程増加します。

尺モジュールの6畳間は1.5間(2730㎜)×2.0間(3640㎜)で面積は9.94㎡ですが、メーターモジュールの6畳間は3m×4mで12㎡と約20%増加します。(6畳が実質7.2畳大になる)つまり尺モジュールで30坪の間取りをメーターモジュールに置き換えて建築すると36坪になり、40坪であれば48坪になるという事です。

営業マンはメートル法が世界基準で、廊下や階段も広くなって、部屋もひとまわり大きくなるのでゆったり過ごせます。日本人の体型も大分変わりましたので。などともっともな話をすると思いますが、住宅業界でメーターモジュールを採用した最大の目的は建築費の坪単価の引き下げにあります。

同等の設備や仕様で建築した場合、40坪の建物より50坪の建物のほうが坪単価が安くなるのはご理解いただけると思います。(建築費における比率が高い水道工事や設備機器の費用が面積が大きくなればなるほど割安となる為)

こうした現象を最大限発揮するのが住宅におけるメーターモジュール化なのです。

なぜかと言えば同じプランであれば、メーターモジュールで設計すれば、たとえ面積が広くなっても柱の本数・サッシや内部ドア・照明やコンセントの数・外壁や内装材で割高な出隅や入隅・コーナー部材の数に至るまで、基本的な数量は変わらないために、部材費はもちろん、施工費の増加を最小限に抑える事が可能となるのです。

しかし考えて欲しいのは、尺モジュールであっても、廊下や階段の寸法や部屋の広さは自由自在なわけで、あえてメーターモジュールにする必要はありません。

しかもメーターモジュールの押入れやクローゼットの奥行は1メートル・トイレは2メートルというのが基本寸法。さらにサッシやドア・ユニットバスやキッチンのメータモジュール対応の商品は割高で種類も限られている為に、尺モジュール用の商品を使用し、わざわざ無駄なスペースをつくっているとしか思えない箇所が多々あります。

ちなみにメーターモジュールの会社に、尺モジュールに変更して下さいとリクエストしてみて下さい。

対応は難しいし、もし対応したとしても坪単価は間違いなく大幅にアップします。

坪単価を安く見せつつも、面積を増やす事によって建築費をつりあげるメーターモジュールの家が世界基準といえるのでしょうか?

メーターモジュールなのに㎡単価ではなく坪単価で表記する事に、違和感を感じませんか?

くれぐれも坪単価のマジックにはご注意下さい。

※ 大東住宅では尺モジュールが基本ですが、プランの構成上メーターモジュールが有効(部屋数をあまり必要としないプランやオープンなプランなど)とされる場合やお客様のリクエストによりメーターモジュールで建築する場合もあります。(利府のモデルハウスもメーターモジュールです。)

次回に続きます。

坪単価のマジック その①

坪単価の安さを売りにしているローコストメーカーですが、その販売手法にはいろいろなカラクリがあります。さすがに坪30万で家が出来ると思っているお客様は少なくなりましたが、未だ誤解しているお客様もいらっしゃるようですので、何回かにわけて説明したいと思います。

まず、建築確認申請等に用いる床面積といえば延べ床面積ですが、面積の基準は非常にあいまいで業界においては何の基準もないのが実情です。

そうした事を利用し、ほとんどのローコストメーカー(一部大手メーカーも含む)が採用しているのが、施工床面積という表現です。一般的に吹き抜け・小屋裏・バルコニー・玄関ポーチなどが面積に含まれるために実際の床面積よりも10%~15%位は広くなります。

実際の床面積が40坪でも建築費を算出する面積は44坪~46坪。初めの段階からこんな具合になるのです。

そもそも坪単価というのは、あくまで建築費の目安の一つであって、建物の大きさや形状・設備や内外装の仕様によって大きく変るので、通常注文住宅の場合には、設計に基づきそれらの仕様を検討し、何十枚もの見積もり書を作成し、はじかれた金額を床面積で割って、坪当たり何万円の建物となります。

しかしローコストメーカーの場合は、あらかじめ坪単価の元となる設計基準・仕様・条件が細かく決められており、基準外の部分はすべてオプションや別途工事となるのです。(追加なくして住める家には絶対になりません)

つまり坪○○万は、あくまでお客様を呼び込む為の、入り口価格に過ぎず、住める状態になるには多額の追加工事が必ず必要で、結局は高くついてしまったというお客様がほとんどいうのが実情で訴訟などが多いのはこの為なのです。

表現は悪いのですが、ぼったくりバーと同じと言われる所以はここにあります。

次回に続きます。

〇〇ホテルでも!

  • 〇〇ホテルでも!
先週、東京でタカラスタンダードの新春懇談会があり出席してきました。

会場は、インペリアルとして名高い〇〇ホテル。

ホテルマンの対応ももちろん一流で、

タワー客室のエントランスには



銀座久月の雛人形が飾られ、

客室も



この通り、皇居を臨めるほど眺望も抜群だったのですが、

朝、目覚めて外を眺めると窓ガラスには



久しぶりに間近で見る結露がビッシリ!

先日の大雪に続き、思わずじぇじぇじぇ~と叫んでしまいました(笑)。