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あけっぱにご注意ください。

  • あけっぱにご注意ください。
前回の投稿でも触れさせていただきましたが、

我が家では、寒い季節も居室はもちろん、トイレや脱衣場も基本は全開放です。

ドアは使用する時や寝る時にだけ、閉めるという具合になります。

これは、我が家に限った事ではなく、多くの大東オーナーのお宅でも同じかと思います。

小さな熱源で家全体を暖めるには、出来るだけオープンな間取りと暮らし方が必要になってきます。

間仕切りが多く、ドアを閉めた状態ですと暖房のある部屋と非暖房室とで温度差が生じ、通常オープンにしていれば、2~3℃以内に納まる温度差も5~6℃に広がる場合が出てきます。

例えば、暖房のあるリビングが22℃位だとすると、家全体をオープンにしていれば、北側のトイレや洗面・寝室でも20℃前後をキープしますが、締め切った状態が続くと15~16℃となってしまう場合が出てくるという事です。

まあ、15~6℃もあれば、それほど寒くはないのですが、怖いのは寒さよりも、結露で、寒い部屋があると、室内の水蒸気は寒い所に集まる習性があるので、その部屋の相対湿度が上昇し、露点温度が下がる為に、場合によっては、窓面などにうっすらと結露が生じてしまう場合があるのです。

結露の怖さは、改めて紹介するまででもないので省略しますが、家と住む人の健康を守る為に、外断熱の家を選択したにも関わらず、結露が生じるような住まい方は非常に残念な事でもあります。

ただし、一つだけ気をつけていただきたい事が・・・!

オープンな暮らしに慣れると、どうしてもあけっぱなしが習慣となり、子どもなどは、人の家などに行くとだらしない子なんて思われてしまう事がありますので、他人の家ではくれぐれもご注意を!(笑)

キッチンから脱衣場までいつもこんな状態です!

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ご自身の目で確かめたいという方はいつでも遊びに来てください。

季節の変わり目のエアコン利用法

  • 季節の変わり目のエアコン利用法
朝晩だいぶ冷え込みが厳しくなって毎朝、最低気温が10℃を下回るようになりました。

こうした季節の変わり目には、エアコンを上手に活用したいものです。

わずかな光熱費で家中が暖まる外断熱の家ですので、電気代を気にするあまり、寒さでストレスを感じたり、風邪をひいたりする事のないようお願いいたします。

参考までに私の家は、いよいよ今晩から、夜間のみ(夜10時以降)ダイニングにあるエアコンのスイッチをつけようかと思っています。

まだ無暖房でも、室温が低い早朝で、18~19.℃はキープしてるので、衣服を調整すれば問題ないレベルですが、明日朝の最低気温が6℃という事で、暖房を開始してみようかなとの判断です。(画像は今朝7時の内外温度計)

我が家はやりくりナイト10ですので、夜10時から朝8時までが電気料金の割安な夜間電力の時間帯。

個人の体感温度や湿度にもよりますが、室温が常時20~22℃だととても快適です。

今晩からは、ダイニングにある4KWのエアコンの温度設定を20℃位にして、電源を入れ就寝しようと思います。

そして、出勤時に逆に電源をOFFにします。

これは日中の温度上昇にともない、暖房が不必要になるからです。

ただ、もう少し寒くなり、日中の最高気温が15℃以下に下がるようになったら、日中も電源を切らずに運転させます。つまり24時間連続運転という事です。

いない時もエアコンをつけるのは、無駄という考え方が一般的ですが、電源を入れていても運転するのは、室温が20℃以下になった場合だけですので、その他は消してる状態とほとんど電気代は変わりません。

妻や祖母には温度が上がらない日や、夕方以降寒いと感じた時は、少し温度設定を上げていいよと言っています。

2Fは、下から暖気も上昇するので、もう少し無暖房でもOKかと思います。(子供部屋には補助暖房として、ハロゲンを置いてあり夜に勉強する時など寒い時には使っていいよと言っています。)

寒い時だけ、暖房をつける間欠暖房ても、暖まるのは早いのですが、単に空気が暖まるだけで、外断熱の家ならではの、優しい暖かさは感じません。

基礎や柱の芯まで暖まってこそ、輻射熱の効果が発揮されるのです。(電気代も逆に効率的です。)

今までの、室内の空気を暖めるという感覚ではなく、家の構造全体も暖めるという感覚を持っていただけると、毎日が小春日和のような住み心地が得られるのです。

また、部屋間の温度差(寝室やトイレ・脱衣所なども)も、2~3℃以内に収まるように、ドアの開放など、オープンな暮らしを心がけていただきたいと思います。

ちなみに、我が家では居室はもちろん、トイレや脱衣場も使用していない時は、いつもオープンです。


その他、何かご質問などございましたら遠慮なくお問い合わせ下さいます様お願い申し上げます。

※ 最後に・・・。

毎年この時期になっても、ダンパーが開放したままのお客様がたま~にいらっしゃいます。床下ダンパー・小屋裏ファンは閉鎖という事で今一度ご確認下さい。室内の24換気はもちろんそのまま運転ですのでよろしくお願いいたします。

高気密・高断熱もどきにご注意下さい!

今日、住宅の長寿命化と省エネで快適で健康な家づくりの為に、住宅の断熱化は欠かす事の出来ない大事なポイントで、大手メーカーであろうと、地場の工務店であろうと、ここまで世の中に普及し、ユーザーの認知が高まると高気密・高断熱を否定する造り手も最近は珍しくなった。

長期優良住宅の認定においても、断熱性能は必須で、当然ながら最高等級の確保が必須で、2020年の改正省エネ基準の完全義務化に向け、今年の春から新基準も本格施行となった

しかしである。ここにきて気密・断熱工事の不具合によるトラブルが多発しているという。

こうした問題は、高気密・高断熱と謳っていても、その要である、気密性能の基準も削除され、検査も不要とされている事が大きな要因で、いわば起こるべくして起きている問題といっても
過言ではない。(弊社の昨年度平均C値は0.5)

そしてまた、中途半端な高気密・高断熱住宅がもたらす多くの問題に対し、無頓着で、知識や技術・そして経験も不足している造り手が未だに多いという事で、高断熱・高気密もどきの住宅が非常に多いのも現実である。

加えて、ユーザー側も性能の違いが分からず、単に高気密・高断熱、断熱性能は最高等級という業者側の説明を鵜呑みにしているという側面も残念ながらある。

計算上は最高等級をクリアしていても、メーカーにより断熱レベルにはかなりの差があり、性能の比較が非常に大事になってくる。

また、良質な高気密・高断熱住宅は、気密・断熱・換気・冷暖房の4つのバランスが非常に大事で、一つでもバランスが崩れると、たんに住み心地が悪いだけではなく、内部結露や腐朽といった従来の住まいの問題をまた繰り返す事になり、結果20年しかもたない短命な住まいとなるリスクが高まる。

さらに、付け加えるとすれば高気密・高断熱の住まいには、高気密・高断熱に適した設計や住まい方も非常に大事な事で、器だけ高気密・高断熱の家でも、省エネで快適で健康な暮らしは送れない。

デザインや間取り・設備や仕様・価格など、いずれも家造りにおいて、大事な要素ではあるが、気密や断熱に対する考え方や施工法・性能値などしっかり確認した上で、依頼先は選定しなければ本当にいい家にはたどりつかないという事だけは間違いない。

大東環境㈱のHPが出来ました!

  • 大東環境㈱のHPが出来ました!
今年、5月に県内産の杉樹皮を再活用したバーク資材を製造・販売する新会社として、大東環境㈱を設立いたしましたが、いよいよ製造機械も設置され生産開始の運びとなりました

この度、簡単ではございますが、大東環境のHPを立ち上げましたので、よろしければご覧いただきたくご案内申し上げます。

今後、お客様の、ガーデニングや家庭菜園づくりの参考になるべく内容の充実を図って参りますのでよろしくお願いいたします。

大東環境㈱のHPは
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

http://daitoukankyou.co.jp/

フェースブックページもございますので、よろしければいいね!並びにコメントも是非ご協力下さいます様お願い申し上げます。

https://www.facebook.com/大東環境株式会社-993719964005538/?ref=aymt_homepage_panel

ファンヒーターにご注意を!

  • ファンヒーターにご注意を!
朝晩の冷え込みにより、そろそろ暖房をつけてる方もいるかもしれませんね~。

暖房の種類もいろいろですが、いまだに多くの方が利用しているのが石油式のファンヒータかと思います。

ファンヒーターは改めて説明するまでもなく、燃焼した汚れた空気を室内に排気する訳で、こうした開放型のファンヒーターを暮らしのメイン暖房としている先進国は日本だけと言っても過言ではありません。(北海道では利用率は極端に低い)

建物の断熱化が進んでいる欧米の方が、日本のファンヒーターを見たら、「オー・マイ・ゴッド」となるのは間違いありません。

燃焼し汚れた空気を煙突もつけず室内に排気する事自体がクレージーという事なのです。

ファンヒーターは一酸化炭素や窒素化合物などの有害物質に加え、強力な温風が吹き出す事で、床のほこり・カビの胞子・ダニの死骸などを知らず知らずのうちに撒き散らしているという事を理解しなければなりません。

さらに石油が燃焼した分の水分を放出する事で、ガラス面や壁・床下・天井の内部結露を引き起こし、建物まで腐らせてしまう本当に怖い暖房なのです。

【1時間に一度十分な換気を行ってください。】とあるのは健康被害を防止する為の表示以外何物でもありません。

しかし、折角部屋が暖まったのに、窓を全開にし換気をする人はどの位いるでしょう。

多くは喉が痛いとか頭痛がして初めて空気の入れ替えをサッと行うだけだと思います。

健康な方ならいざ知らず、お年寄りや病弱な方、アトピーなどのアレルギーに悩ませられているお子さんがいる家庭ではタブーな暖房とも言えるのです。

それでも、これまでの隙間が多い古い建物の場合、外気温と室内との温度差によって生じる、空気の対流による「隙間換気」が自然に行われているので、それほど問題にはならなかったのですが、中途半端に気密性が保たれている現代の住まいでは十分な注意が必要で、高気密・高断熱の家ではファンヒーターは厳禁なのです。

人間が生きていく上で体内に取り込む物質の重量比は、食物・水分・空気で、それぞれの割合は7%・8%・85%。この85%をも占める空気が健康に大きな影響を与えている事を理解しなければなりません。(特に家にいる時間の長い奥様やお子様・お年寄りは注意が必要です)

さらに付け加えるならば、ファンヒーターを使用する断熱性の低い家の多くは、いる場所だけ暖める局所暖房がほとんどで、洗面所や浴室・トイレなどの非暖房室との温度差が10℃~15℃も生じるため、ヒートショックによる心臓や脳疾患の危険性も必然的に高まるのです。

家族の健康を守るべき住まいが、健康を蝕み、病気や事故を誘発する場であってはならないのです。

見た目のデザインや設備・価格以上に、気密や断熱・暖房や換気などの計画もしっかり検討しなければ本当にいい家は実現しないと言えるのです。

大東オーナーの皆様の家では、この時期、無暖房でも、20℃位はキープしていると思いますので、衣服の調節だけで、まだ暖房は必要ないと思いますが、もう少し冷え込みがきつくなりましたら、エアコンを上手にお使い下さいます様お願いいたします。

上手なエアコンの利用法はまた次の機会にでもご紹介したいと思います。