HOME > 記事一覧

リアルな似顔絵

  • リアルな似顔絵
先日、看板関係の仕事で、長年、お世話になっている㈱ヨシダスタジオの吉田社長から、額入りの似顔絵をプレゼントしてもらいました。

当初、携帯かパソコンのソフトかなと思い、それはそれで技術の進歩に感心していたのですが、
手書きと分かり、なおさらビックリ!

協力業者会の新年会時の写真をベースに、描いたそうであまりのリアルさに驚きました。

家内にも  「もう少しいい男に描いてくれれば嬉しいのにな~」 と言いながら見せましたが

「いつもの顔と一緒だよ。凄い上手だね~。」

「ああそう!」としか言えませんでした(笑)

お礼の電話をしたら、

「良ければお客様の絵も描いてもいいですよ」

とありがたいお言葉を頂戴しました。

ご希望の方は、ベストショットの画像を私までお送りください。

吉田社長、本当にありがとうございました。

ソーラーサーキットの社会的使命と役割

  • ソーラーサーキットの社会的使命と役割
今週月曜から3日間東京へ出張に行って参りました。

昨日は、㈱カネカの東京本社にて、日本の住宅業界におけるソーラーサーキットの果たすべき役割と使命について、話し合いの場が持たれました。



1988年、この世にソーラーサーキットの家が、誕生して以来、工法を開発した(株)カネカと共に熱い志を持った全国の仲間達と共に、省エネで快適・健康、そして長寿命な「外断熱・二重通気」の家造りに取り組んで参りましたが、さらに結束を固め、この世にソーラーサーキットの家を広め、この国の住宅のあり方を根本から変えるべく、私達の使命と果たすべき役割を改めて再確認してきました。



私達の果たすべき社会的使命と役割とは

○低炭素社会の実現に向け、暮らしにおける一次エネルギーの消費を削減、建物の耐久性を向上させることで、将来の解体などにおけるCO2排出の抑制を図り環境に貢献する。

○修繕費や光熱費などのランニングコストも含めたライフサイクルコストの軽減を図り、豊かな生活の実現を図る。

○健康寿命を伸ばすことで、国民の真の幸福を実現するとともに、医療や介護に要する社会保障支出の抑制を図る。

○在宅介護が必要時にも、介護を受ける側もする側、双方の負担の軽減を図る。

○30年・50年経っても耐震・断熱性能を保持することで、将来の資産活用を可能とし、価値ある財産としても引き継げる様、住宅としての価値向上を図る。

○将来のエネルギーコストの上昇リスクを考慮し、エネルギーの自給自足化の推進を図る。

○長期優良住宅・ZEHとHEAT20の標準化を推進し、明確な差別化と、住宅業界全体への啓蒙とレベルアップの為の先導的な役割を担う集団となる。

打ち合わせには、全国から5社の工務店が参加、弊社は東北代表として出席させていただきました。

そして、カネカの菅原会長はじめ田中副社長、青井常務、ソーラーサーキットの堀江会長、吉田社長、経営幹部の皆様から、貴重なお話を頂戴し大変有意義な時間となりました(^^)

科学の力と匠の技術そして、私達の熱き想いを融合し、どこにも負けない本物のいい家を一棟入魂の精神で造らせて
いただきますので、ご愛顧下さいますようお願い申し上げます(^^)



ということで、少しばかりハードな3日間でしたが、気分は晴れ晴れ、心を新たに明日からまた頑張ります~(^^)

進まない住宅の断熱

  • 進まない住宅の断熱
国内の住宅ストックは、約5700万戸ありますが、1999年に制定された「次世代省エネ基準」を満たしている住宅は、わずか5%の300万戸というから驚きです。

毎年、40万戸以上の住宅が新築されているにも関わらず、住まいの断熱が進まない日本ですがなぜでしょう?

様々要因はあるものの、一番大きな要因は、業界に生きる私達の責任ではないでしょうか。

時代も21世紀に入り、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄の時代から、本当にいいものを長く大事に使うストック重視の時代となりました。

省エネで快適に暮らせて、地震にも強く長寿命な住まいは、地球環境はもちろん、住む人の命と健康を守ることで、医療費などの社会保障や介護、年金縮小による老後の不安にいたるまで、現代社会の抱える様々な課題の解決にもつながる非常に意義あることです。

そして 『いつまでも快適でいつまでも強い』 住まいは50年後も価値ある資産として、リバースモーゲージ等での資産活用も図られ、もちろん、子や孫にも財産として引き継げるのです。

これまで、国土の狭い日本では、土地が資産として価値あるものとされてきましたが、少子高齢化による人口減少によって、土地の需要も減少し、将来、商業地などの一部の土地を除き、土地そのものの価値は、低下していくものと思われます。

昨今、社会問題となっている空き家問題ですが、国内には800万戸以上の空き家があるとされておりますが、、リフォームして、再生可能な住宅はわずか20%と言われています。

つまり、他の600万戸にも及ぶ膨大な数の空き家は、売るに売れない・貸すに貸せない、言うなれば資産ではなく負債ともいえる住まいだということもリアルに認識しなければなりません。

これから、新築を計画する方は、見かけのイメージやデザイン・価格に惑わされることなく、耐震性とともに断熱性そして、性能が劣化することなく、保持できる耐久性に優れた住宅を選んでいただきたいとこの資料をみて改めて強く感じた次第です。

参考までに、「次世代省エネ基準」ベースにした省エネ基準が、平成25年に改正され、現在はまだ猶予期間ですが、平成32年に義務化となり、基準に満たない住宅は、原則建築出来なくなります。

そして、この改正省エネ基準でさえ、あまり高いレベルとは言えないのが現実です。

勝手ながら、アドバイスさせていただきますが、新築される際は、名の通ったハウスメーカーであれ、ローコスト住宅であれ、建売住宅であれ、断熱性能は非常に重要で、性能の低い住宅を選択すると、必ず将来、後悔しますので、最低でもUA値0.6・C値は2.0以下の住宅を選択することが重要です。

ガラスの性能比較

  • ガラスの性能比較
モデルハウスにて、ガラス種別による熱貫流の性能比較をしてみました。

模型の中に設置した50ワットの電球を3分間点灯させ、ガラスの表面温度を測定。

室内温度は20℃でしたが、結果は!



普通タイプペアガラスは30℃に上昇しました。



Low-E断熱ペアガラスは25℃に上昇しました。



Low-E遮熱断熱トリプルガラスは20℃で室内温度と変わりませんでした。



ガラスによる熱貫流率は、それぞれ上記のグラフにもある通り、数値に表れており、これまで、頭ではわかっていたつもりでしたが、実際に測定してみて、トリプルガラスの性能の高さを改めて再認識しました。

是非、モデルハウスにご来場の際には、ご自身で体感してみて下さい。

我が家はもちろんペアですが、これから新築する方は、トリプルをオススメします。

もちろん、弊社では2年前よりトリプルサッシを業界に先駆けて標準採用しており、サッシカラーも、オプションなしでご自由に選択いただけます。



※ 灯りが強すぎてこの通り、温度表示が写らないので、消して撮っております。なんの細工もしてませんのであしからず~(笑)

『ソーラーサーキットの家』 誕生秘話Ⅲ

  • 『ソーラーサーキットの家』 誕生秘話Ⅲ
〇 ソーラーサーキットのネーミングの由来

ソーラーサーキットというと、太陽光発電を連想するお客様も多く、いつも説明に苦労するのですが、太陽光発電を搭載した住宅というわけではありません。

ソーラーサーキットという言葉を分解すると、ソーラーは太陽の熱や光の利用を意図し、サーキットは自動車やオートバイのレースに使用する周回コースがイメージされます。

そもそもソーラーサーキットというネーミングは造語です。

分かりやすくいえば、太陽の熱や光・地熱や風といった自然エネルギーを生かし、建物の構造躯体の両側に空気の通り道を設けた周回コースに巡らせるというイメージです。

つまりソーラーは自然の力(エネルギー)・サーキットは空気の通り道となり、

自然エネルギーを活かした空気の通り道のある家ということになります。

ソーラーサーキットは「外断熱」と「二重通気」を組み合わせ開発された技術で、

ソーラーサーキットシステム=外断熱・二重通気工法となります。

(私達は略してソーラーとかSCの家とも呼んでいます)


「外断熱」とは、基礎・壁・屋根といった家全体を断熱材で包むことで、外の暑さや寒さを遮断し、かつ外の空気よりも温度変化が少ない地表の温度を活用する技術です。

一方、「二重通気」は、構造躯体の両側に設けた二重の通気層により、それぞれ空気の流れをつくることで、屋根・外壁などの構造内にこもった湿気や熱気を排出させ、室内の温度や湿度の上昇を抑える技術となります。

この二つの優れた技術を組み合わせることで、出来るだけ冷暖房の力を頼ることなく、四季を通して快適な住みごこちが実現できる住まいのことを、『ソーラーサーキットの家』と呼んでいるのです。

ソーラーサーキットは、高断熱化された住宅を気密化する閉鎖の技術と、風通しを重視した開放の技術といった、ある意味矛盾しているかのような、相反する機能を合わせ持った工法です。

国内におけるほとんどの高気密・高断熱住宅が、冬の寒さ対策に重点をおいた閉鎖型の住まいであるのに対し、夏の暑さ対策も考慮し、構造躯体の中にも通気性を持たせ、高気密・高断熱特有の夏の熱ごもりを軽減すると同時に、構造躯体の耐久性を飛躍的に向上する技術を兼ね備えているのが、ソーラーサーキットの家ということになります。

その要となっているのが、二重通気(ダブルサーキットともいう)の技術です。

二重通気はその名のとおり、断熱材の外側と内側に二重の通気層を設けています。

外側の通気層(アウターサーキットともいう)は、外壁材と断熱材の間の通気層によって、一年を通じて、壁の中に湿気や熱が長時間滞留しないように屋根上部に設けた棟換気口まで空気の流れをつくり、構造躯体や外壁材・断熱材の耐久性を向上させたり、夏の暑さを和らげたりする役割を持っています。

一方、内側の通気層(インナーサーキットともいう)は、断熱材と内壁材との間の通気層で、床下から壁の中を通り、小屋裏につながる空気のながれをつくります。

そして、この内側の通気層に外から空気を取り込む入りとなる、開閉式の床下ダンパーと出口となるSC小屋裏ファンがソーラーサーキットの大きな特徴です。

床下ダンパーは、基礎部分に8か所から10か所程度設け、小屋裏にはSCファンという排気装置を設置します。

この床下ダンパーの開閉とSCファンのON/OFFで内側の通気層の役割を変えているのです。

冬の季節(11月から4月位)にかけては、床下ダンパーを閉鎖し、SC小屋裏ファンはOFFにすることで、閉鎖型の住まいとなり、冷気の侵入や熱損失を防ぎ、さらには室内の暖気を周辺の通気層へと伝達する役目を発揮します。春から秋(5月から10月位)にかけては、床下ダンパーを開放しSC小屋裏ファンをONにすることで、開放型の住まいに衣替えして、床下の風通しを良くし、構造躯体の中の湿気や熱気を排出させ、強い日差しで熱くなった家を冷ます役目を発揮します。

このように、ソーラーサーキットの家は、構造躯体の中まで風通しのよい住まいと寒さを寄せ付けない北国の住まいの両方の特性をもった住まいであり、この開閉の原理は人が衣替えするのと同じことから、「四季に合わせて衣替えできる」というキャッチコピーが生まれています。

家づくりが成功するかどうかは、家が完成した後の「住みごこち」で決まります。

夏の暑い日であっても、爽やかに過ごせる家。冬の寒い日であっても、冷えた体をあたたかく包み込んでくれる家。

そんな心も体もくつろいで、一年中快適に暮らせる家こそ、もっともかけがえのない家族の“資産”だと、私たちは考えています。住んでからでは直せない「住みごこち」の大切さに、一人でも多くのお客さまに気づいてほしい。

そして「建ててよかった」という喜びを心から感じてほしい。

そんな想いを実現するのがソーラーサーキットの家造りなのです。