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「住まい塾」 IN タカラスタンダード

  • 「住まい塾」 IN タカラスタンダード
先日、ホーローキッチンでおなじみの、タカラスタンダードさんの社員様向けに、「住まい塾」セミナーを開催させていただきました。



「省エネで快適で健康に」50年後も資産として次の世代に引き継げる本物の長寿命住宅にするにはどうしたらいいのか、どこを見比べればいいのかなど、現代の間違った家づくりのあり方や業界のウラ話も含めスタッフの皆さんにお伝えしました。

住宅設備業界トップで、本物にこだわるタカラスタンダードの皆さんだからこそ、家づくりの本質をご理解いただき、お客様に、的確なアドバイスをしていただきたいとの想いで開催させていただきましたが、営業やショールームのアドバイザーさんに加え、工場の皆さんまで、ご参加いただき熱心に聞いていただきました。



〇 家の断熱で、光熱費や住み心地、家の耐久性までこんなに変わるとは驚きでした。
〇 気密の重要性が良く理解できました。
〇 ZEHって、どこも一緒だと思っていましたが、メーカーによって、全然レベルが違うということがわかりました。
〇 内断熱と外断熱・付加断熱の違いが理解できました。
〇 家を長持ちさせるには通気性も大事だということがわかりました。
〇 ソーラーサーキットは、理に叶った工法だと思いました。
〇 将来、家を建てる時は外断熱にします。

などなど、大変ありがたいご意見や感想をたくさん頂戴いたしました。

タカラスタンダードの皆様、本当にありがとうございました。

折角ですので、弊社がなぜタカラスタンダードの住宅設備を長年にわたり、標準採用しているのか紹介させていただきますので、よろしければご覧ください。
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http://daitojyutaku.co.jp/log/?l=408050




気密が悪いと暖房費も増える

  • 気密が悪いと暖房費も増える
なぜ私達が、気密にこだわるかについては、私のブログを見ている方は、すでにご理解いただいているかと存じますが、気密性能によって暖房費も大きく変わるということを改めてご紹介させていただきます。

上記の画像は、C値(家の隙間面積)の違いによる漏気量と暖房負荷の違いをシュミレーションしたグラフです。(HEAT20解説書より引用)

ご覧いただければ、一目瞭然ですが、室内外の温度差があっても、C値が0.5位だと、漏気量や暖房負荷に大きな影響は及ばしませんが、C値が大きくなるにつれその影響は非常に大きくなってしまいます。つまり、C値が高いと漏気量が増加し、室外から冷たい空気を引っ張り込むため、暖房の負荷も高くなってしまうという事です。

以前にエアコンの記事で、大まかな必要暖房能力について、ご説明させていただきましたが、「住まい塾」のデータとするために、この漏気量を加味した、各住宅性能における暖房費を計算してみました。



25年基準のいうのが、3年後に義務化となる省エネ基準となり、現在長期優良住宅の断熱等級4という最高等級の建物となりますが、C値は5.0位が相場と言われており、暖房負荷は大きいがお分かり頂けると思います。

次のZEH基準が、現在ハウスメーカーが積極的に推進している断熱基準です。C値は、期待値も込めて、2.0として計算しましたが、この基準でも24時間連続運転は、結構な負担と感じるのではないでしょうか。

考えなければいけないのが、この程度のC値やQ値の建物を、選択した場合、暖房費の負担が大きくなり、節約意識から、必然的にいるところだけ暖める従来型の局所暖房になってしまうケースが多くなってしまうのです。



そうなると、当然、上記の様に、部屋間の温度差は大きいものとなり、不快なばかりではなく、寒い箇所では結露も発生してしまい、内部結露の影響も懸念され、結果的に家の耐久性にも影響を及ばしてしまうということなのです。

その点、外断熱の家は、外断熱特有の輻射熱の効果によって、計算値より、20%~30%は、光熱費が削減することが、実証されており、ソーラーサーキットの家こそ、暖房の連続運転に最適な建物と言えるのです。

しかも、気密性能や湿気や結露による断熱材の性能の劣化が、ほとんどなく、いつまでも省エネで快適な暮らしが実現するのです。

以上、簡単に説明いたしましたが、ご不明な点などございましたら、何なりとご質問いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

なぜ気密にこだわるかの記事をもう一度見たいという方は
            ↓ ↓ ↓ ↓
http://daitojyutaku.co.jp/log/?l=439663

ハウスダストにはダイソン!

  • ハウスダストにはダイソン!
家内が前から欲しいと言っていたダイソンのハンディクリーナーですが、娘2人からの誕生プレゼントということで、我が家に届きました。

早速、あちこちダイソン片手に掃除したようですが、「すご~い」とい声を連発してました(笑)

圧巻は、和室に敷いていた絨毯で、結構まめに掃除していたというのですが、ダイソンしたらあっという間に埃で一杯になったようで、あまりの量の多さにビックリしました。



アトピーや喘息などのアレルギーに悩んでいらっしゃる皆様、これを見ても分かるように、ハウスダストの心配の少ないソーラーサーキットの家でさえ、なかなか普通の掃除機では、ハウスダストは根絶できないようです。

特に、赤ちゃんやお子さんが、いらっしゃるご家庭では、絨毯やラグ・お布団や布製のソファーやクッションなど。ハウスダストの温床になっている危険性が高いので、ダイソンは必需かもしれませんね。



屋根外断熱のデメリット

  • 屋根外断熱のデメリット
疑似外断熱(外断熱もどき)の家で、一番多いのが、基礎や壁だけ外断熱にして、屋根ではなく天井裏で断熱工事をしている建物です。

小屋裏での結露や温度上昇を防ぎ、空間利用も図られ、メンテナンスも容易となり、万一の雨漏りも早期発見できる屋根の外断熱化ですが、なぜこうしたアベコベとも言える断熱が、多いのでしょう?



それは、コストの問題が最大の要因で、グラスウールをのせたり、グラスウールやセルロースファイバーを吹き込みしたりするのは、非常に簡単で、コストも低く抑えられるのです。



屋根の外断熱化は、屋根の垂木も野地板も二重の施工が必要となり、いうなれば一軒の家で2軒分の屋根下地を組む作業を要します。



さらに、断熱材を施工するには、高所での作業となり、施工日数もかかり、雨や雪などの天候にも左右されるために、やりたくないのが建築業界の常識です。

※ 40坪程度の2階建ての場合の、天井断熱の費用は15万~30万ですが、屋根外断熱の費用は120万~150万かかります。

ユーザーから、小屋裏利用を求められ屋根断熱を余儀なくされた場合は、屋根断熱と称して、屋根の垂木間に断熱施工をする場合もありますが、これとて、紛れもなく内断熱(充填断熱)で、結露の問題や夏の暑さ対策は、考慮されていないため、後々、様々な問題を引き起こす可能性が高いのが現実です。



※ 右側2件の画像は、屋根断熱と称した内断熱ですが、屋根を内断熱にすると、壁の内断熱以上に、結露によって、天井にシミが出来たり、断熱材が湿気や結露水を吸収し、性能の低下とともに、益々結露しやすくなり、構造にもダメージを与えてしまうのです。

昨今、流行のW断熱(内断熱+外断熱)も、基本的に、付加されているのは、基礎や壁だけの外断熱であり、屋根は、従来と同じように、天井での断熱施工が、あたり前のように行われているのです。

天井断熱を検討している方は、どんな家であれ小屋裏には、必ず点検口が設置されています。

弊社では、なぜソーラーサーキットの家が、省エネで快適に暮らせて、住む人と建物の健康をいつまでも守ってくれるのか、ご理解いただく為に、必ず床下や小屋裏に直接、入っていただきご確認いただいております。

他社メーカーでは、ほとんど床下や小屋裏は、ブラックボックスになっており、見せてもらえるかどうかは?ですが、見せてくれないメーカーは候補から外した方が賢明で、床下同様、寒い時期と暑い時期に実際に、懐中電灯をあて、しっかり確認してみて下さい。

そして、その下に、これから何十年も寝るということをリアルに想像してからの選択をお薦めいたします。

室内空気の測定

  • 室内空気の測定
現在、国のシックハウス対策として、定められている基準は、ホルムアルデヒドを含む建材等の使用制限と防蟻剤に使用されていた クロルピリポスの使用禁止、そして換気設備の設置義務となっております。

しかし、現在、有害とされている13の化学物質については、指針値のみ示されているだけで、ホルムアルデヒド同様、測定の義務もなく実際の建築現場に、どの程度反映されているかは、正直わからないのが現状です。

先日、厚労省が、新たな化学物質3物質の追加と、指針値の変更などの方針が固められたとのニュースがありましたが、測定もせずに追加や変更しても?というのが、正直な感想です。

現在、測定義務があるのは、学校などの公共建築物のみですが、弊社で提供している「ソーラーサーキットの家」では、18年前もからホルムアルデヒドに加え、トルエンやキシレンなど5つの化学物質の室内濃度を第3者による測定・分析を実施し、厚労省指針値以下でのお引き渡しを保証しております。(学校同様の基準)





健康住宅というと、無垢材や自然素材をイメージしがちですが、無垢材にもアセドアルデヒドなどの化学物質は含まれており、無垢材や自然素材を使っているから、健康住宅ではないということを理解しなければなりません。



上記は、化学物質過敏症の原因と思われる割合ですが、シックハウスから、化学物質過敏症に発展する可能性が、非常に高くなりますので、入居する前の測定が非常に大事なことです。

特に、室温や湿度の高い夏場は、VOCが揮発しやすく、注意が必要です。

また、新築後1年位すると化学物質の室内濃度の多くは、半分以下に低減しますので、発症してからでは、原因の特定は、困難になってしまうのです。

そして、化学物質を出来るだけ使わないのも、大事ですが、住宅建材以外にも、家具やカーテン・装飾品や観葉植物の土や肥料・消臭剤や芳香剤・柔軟剤や殺虫剤など、私達の身の回りには、化学物質が溢れており、家の中の空気を常に綺麗にする為に、換気の性能が非常に大事だという事も併せてご理解いただければ幸いです。