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良質な布団の中の温湿度

  • 良質な布団の中の温湿度
フトンの中の環境を、寝床内気象とか寝床内環境と呼びます。

冬場の良好な寝床内環境は、33℃・50%前後といわれていますが、普通、皆さんは、無意識にこの環境に近い状態をつくるために、寝室の温度やフトンの種類・枚数・パジャマの質など工夫しているのですが、断熱性能の低い住宅では、どうしても室温は低くなりがちで、10℃前後というお宅が多いのではないでしょうか。

寝室の室温が低いと布団を何枚もかけたり、電気毛布を使用したり、厚手のスウエットなど着用している方が一般的です。

そうすると、布団が重かったり、服がごわごわしたりで、寝つきも悪く、寝返りの回数も多くなりがちです。

また逆に暑くなりすぎて、無意識に布団をはいだりしてしまい、今度は寒さで目が覚めトイレが近くなるなどの睡眠障害にもつながります。

寝室の、快適だと感じる室温は16℃~20℃で人それぞれですが、弊社のOBのお客様の話を総合すると、概ね18℃前後というお客様が一番多いようです。

室温が18℃位ですと、個別の暖房もいらずに、あまり高価でないリーズナブルな価格の羽毛布団1枚と薄手のパジャマで、ぐっすり眠ることが出来るようになります。

※ 10万円以上もする高級羽毛布団では、逆に暑くなって失敗したというお客様も多いのでご注意ください。(寒がりな方や高齢者の方はちょうどいいかもしれませんのであしからず)

健康の源は何といっても、良質な睡眠です。熟睡することで免疫細胞も活発となり、病気にかかりにくい体になるのです。

外断熱の家は、夏はもちろん、冬もぐっすり眠れる家です。

家づくりセミナーにご来場ありがとうございました。

  • 家づくりセミナーにご来場ありがとうございました。
本日、戦災復興記念館にて「後悔しない家づくりセミナー」を開催させていただきました。

リサーチ不足で実業団女子駅伝とぶつかってしまい色々心配いたしましたが、多くの皆様にご来場いただき無事開催することが出来ました。

時間配分が下手なもので、肝心のソーラーサーキットについて、ご紹介する時間がなくなってしまったり、駆け足でのご説明で分かりづらかった点など、多々あったかとは存じます。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

今回のセミナーは、どちらのメーカーさんでお建てになるにしても、お客様の家づくりが成功するために、重要となるポイントについてご説明させていただいたつもりです。是非今後の家づくりの参考にしていただければ幸いでございます。

また、アンケートでも、色々なご質問を受け付けさせていただきましたので、速やかにご返答いたしますので、しばしお待ちくださいます様お願いいたします。

なお、モデルハウスでは、随時「住まい塾」を開催させていただいておりますので、ご不明な点や、もっと詳しくという方は、どうぞお気軽にお申し付け下さい。

一日一日、寒さが厳しくなって参りましたが、季節の悪い時こそ、家の性能がはっきりわかります。是非モデルハウスや見学会で、ソーラーサーキットの冬の暖かさをご体感いただきます様重ねてご案内申し上げます。

本日は、ご来場いただき誠にありがとうございました。

空気清浄器と換気は別物です。

  • 空気清浄器と換気は別物です。
空気清浄機を設置なされているご家庭も大分多くなりました。中には2台、3台と置いている方もいらっしゃいますが、1台置かれている方の多くは、リビングや茶の間が多いようです。

もちろん、間違いではないのですが、家の中で一番ハウスダストが多いのは寝室で、風邪やインフルエンザに感染しやすいのも寝室です。

そして、何より家の中の空気を体内に取り込む量が多いのも、睡眠をとる寝室ですので、一番空気を綺麗にしたいのも寝室ということをご理解いただきたいと思います。

また、一般的に、換気をせずに、空気清浄機だけつけているご家庭も多いようですが、空気清浄器は、空気中の埃や花粉・ハウスダストをフィルターで取り込み、空気を循環させているだけですので、呼吸で生じる二酸化炭素などはそのまま残ります。

換気と空気清浄機は機能が違いますのでお間違いのないようにご活用下さい。

石鹸を使いましょう!

  • 石鹸を使いましょう!
本日、パックスナチュロンのブランドで、おなじみの石鹸メーカー「太陽油脂」さんのスタッフの方々が、モデルハウスをご見学に来ていただきました。

簡単に特徴や違いなどをご説明させていただきましたが、さすが健康にこだわるメーカーの方々で、理解度も抜群で温熱環境と空気環境にこだわるソーラーサーキットの素晴らしさをご評価いただき、色々なお話をお聞きすることができました。

洗剤の市場も、便利さやコストを求め合成洗剤が主流となり、ドラッグストアやスーパーには、所せましとこうした商品が溢れていますが、そのほとんどに水と油を調和させるために、合成の界面活性剤と、人工的につくられた香料が使用されており、私達の健康や環境に様々な弊害をもたらしています。

ちなみに、国内での販売量は、合成洗剤の109万トンに対し、石鹸は僅か3万トンだそうです。

人を病気にし、空気も水も汚す合成洗剤は、今や家庭から排出される最大の化学物質です。

TVのCMなどでは、さも健康や環境に配慮した商品かのような表現になっていますが、そうした宣伝に振り回されることなく、良いものか悪いのものかを、判断する確かな目を消費者自身が、持たなければならないのではないでしょうか。

カツラや植毛・育毛剤の売り上げは、近年うなぎ登りですが、合成界面活性剤や香料など、刺激の強いシャンプーの影響が大きいようで、いくらすすいでも、頭皮のたんぱく質と結合して、成分が残留してしまうそうです。

体も髪も衣類も食器も石鹸で洗うのが、当たり前の世の中になれば、大分アレルギー患者も減少すると思います。

住宅同様、なかなかこうした動きは広まりませんが、ご自身やご家族のためにも、出来るだけ石鹸を使うようにしたいものです。

太陽油脂さんのHPです。色々勉強になるので見てみて下さい。
     ↓ ↓ ↓
http://www.taiyo-yushi.co.jp/

子どもでもわかる石鹸の良さ
    ↓ ↓ ↓
http://www.taiyo-yushi.co.jp/flash/taiyoyushi01_rent0517.html

※ 私は両親とも頭が薄いので、遺伝で大分薄くなってきましたが、25年位前から、石鹸で洗髪し、何とかまだ残っています(笑)

太陽光発電の是非

太陽光についてのお問い合わせを、多く頂戴しますのでご説明させていただきます。

震災以降、エネルギーの価値観が変わり、補助金などの政策的な後押しもあり再生エネルギーへの導入が進んでおります。

正直これまでは、太陽光発電は投資的要素が強く、業界全体が、住宅を売る為の一つの道具として、太陽光を推進していた傾向が強く、私自身は家造りの本質からはずれた、そうした風潮に常々疑問を持っており、お客様の要望があればもちろん対応しておりましたが、積極的なご案内は控えておりました。

しかし、電気料金の度重なる値上げに加え、再生エネルギー賦課金の上昇により、年々光熱費が上昇し、消費者の生活を徐々に圧迫してきている現状の中、さらに上昇する可能性が強く、生活防衛という観点からも導入の必要性を感じている次第です。

本来、太陽光発電は、原発への依存を改め、低炭素社会の形成にこそ意義があるのですが、電気料という毎月のランニングコストの軽減を図る意味においても有効であり、夏場の冷房負荷も低く、もともと光熱費の負担の少ないソーラーサーキットの家は、他の建物以上に、設置メリットが大きいのも事実です。

ご予算に余裕があればもちろん、住宅ローンを増額しても、結果的には大きなプラスとなりますので、太陽光の設置をご検討いただきたく、少々長い説明になりますが、太陽光を取り巻く現状とソーラーサーキットの家に搭載した場合のシュミレーションなど紹介させていただきます。



まず電気料金ですが、震災以降年々上昇し、平均25%上昇しております。但しこれは全世帯平均の上昇率であり、オール電化住宅の上昇率はさらに大きく30%以上上昇しているのが、現実ではないかと思います。

そして、今後問題となってくるのが、再エネ賦課金の上昇です。



「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が保証する制度で、電力会社が買い取る費用を電気を利用する方から、賦課金という形で、広く集めるものです。

制度がスタートした時点では、1Kwあたり0.22円の賦課金でしたが、年々増加し、この5年で10倍に上昇しました。

平成24年度- 0.22円/kWh 66円/月
平成25年度- 0.40円/kWh 120円/月
平成26年度- 0.75円/kWh 225円/月
平成27年度-1.58円/kWh 474円/月
平成28年度-2.25円/kWh 675円/月
平成29年度-2.64円kWh 792円/月

※ 電気・ガス・灯油併用の標準家庭で、月平均300kW(月7,500円程度)の電気使用の場合

上記は、ガスや灯油も併用している標準家庭の試算ですが、賦課金は、電気の使用量に対して賦課されるので、電力使用の多いオール電化住宅の場合、この3倍から4倍の金額となり、お客様によっては5倍位の負担となる訳です。

つまり、最低でも年間2万円~お客様によっては5万円位の賦課金を負担しなければなりません。

※ 我が家の昨年の賦課金総額は34,000円ですが、今年は同じ使用量だとすると約40,000円になります。

再生エネルギーを促進し、原発への依存を抑制するために、スタートした買い取り制度「FIT」でしたが、当初の経産省のシュミレーションでは、賦課金のピークは2030年で、kWあたり、2.61円とされていました。

それが、わずか6年でシュミレーションを上回り、kWあたり2.64円となり12倍となった訳です。

こうした話をすると、太陽光を設置している方が、悪者になってしまうかもしれませんが、下のグラフを見てわかる通り、個人住宅の太陽光の比率は、全体のわずか6%で、そのほとんどが企業や投資家の設置している産業用の全量買い取りのメガソーラーです。





家庭用は10年、産業用などの全量買い取りは20年の買い取り制度ですが、昨年度の買い取り総額は2.3兆円となっており、産業用の全量買い取りが大半を占めている現状の中、このペースで推移していくと、ナント2030年には4.7兆円という莫大な金額が予測されております。

当然、賦課金も毎年増え続け、将来的に、kWあたり5円を超え、6円~7円になるのは必至の状況で、今後大きな社会問題に発展しそうな予感がします。

※ 日本がFIT制度導入の手本とされているドイツの現在の賦課金は1キロワット時あたり6.88ユーロセント(約7.9円)まで上昇しており、電気料金は日本の約1.7倍で、実に32万世帯もの方々が、電気料金未納により電力の供給をストップされているのです。

通常、太陽光発電を住宅に搭載する場合は、10KW以下で日中発電した電気を使用し、余った分を売電する形が一般的です。



電力料金は段階性になっており、使用量に応じて単価は上昇しますが、太陽光パネルを設置して、自家使用すると一番高い単価での買う電気が減り、使用量が減った分の再エネ賦課金も減少します。

※ KWあたり34.19円の高い電気使用量と現在2.64円の賦課金が減少し、単純に、KWあたり36.83円ランニングコストが減少します。つまり売電するより、計算上6.83円得する計算となります。(電気を使用しない方が30円で売れるので、使わないのが一番ですが・・・)

そして、余った電気は、1KWあたり30円の単価にて売電する形となります。

売電と自家使用分の比率は、それぞれのご家庭により、変化しますが、発電量の20%~30%が自家使用分となり、5KWの太陽光の年間発電量は5500KW~6000KWですが、仮に最低の5500KWで試算すると

自家使用20%の場合ー1100KW  年間40,513円の軽減+売電額4400KW(132,000円)=172,513円
自家使用25%の場合ー1375KW  年間50,641円の軽減+売電額4125KW(123,750円)=174,391円
自家使用30%の場合ー1650KW  年間60,769円の軽減+売電額3850KW(115,500円)=176,269円

ソーラーサーキットの家の場合、120㎡(36.3坪)夫婦+子ども二人の月平均の光熱費は15,000円位ですので、年間18万前後となります。

つまり、ほぼ5KW以下の太陽光で年間の光熱費が賄える計算となります。

※ オール電化住宅の場合、時間帯別の料金体系となり、日中の3分の1と割安な夜間電力の比率が多いために、上記の計算以上のメリットが生れ、光熱費がゼロになった上に、おつりがくる場合も多いのです。

最近、売電単価が下がり設置するメリットは、少ないという方の話も良く聞きますが、産業用の全量買取は別にして、家庭用の場合は、少々的外れな意見とも言えます。



ご覧の通り、売電単価の低下とともに、システム単価も下がっており、投資に対しての回収年数は10年と変わらず、逆にコストが下がった分、今の方が効率が良いのがお分かりいただけると思います。

特に、弊社の場合は、太陽光も低価格にて提供しており、省エネ性能の高いソーラーサーキットの家との組み合わせにより、8年から9年で投資分を回収することが、出来ますので非常に有利となります。

※ 4.8KWの太陽光を150万円で設置して、売電と自家使用による軽減分を併せ年間18万のプラス収支で、利回りを計算すると、年12%の収益を生む計算となります。



例えば、2000万円の一般的なオール電化住宅とソーラーサーキットの家に太陽光4.8KWを設置した住宅を比較すると、太陽光の設置費用を全額住宅ローンに組み入れても光熱費を含めた毎月の支払は、逆転してしまうのがお分かりになると思います。



※ 11年目以降の売電単価はKW11円とし、月々の光熱費は余裕をみて1万円として試算しております。

そして、この試算は、あくまで光熱費が現状維持での計算であり、断熱性能の劣化に伴う光熱費の上昇も加味していませんので、実質の差はもっと大きくなると思います。

これからは、住宅ローンに光熱費も含めた支払いを、生涯コストとして捉えた考え方も必要であり、見た目のコストに捉われることなく、家づくりを検討しなければいけない時代になってきたのではないでしょうか。

ただ、注意しなければならないのが、固定価格での買い取りが終了する11年目以降の売電価格です。

当初想定されていたのが、kwあたり11円でしてが、7円~8円という話を最近よく聞きます。

実際どうなるかは不明ですが、必要以上の太陽光を設置すると、後々後悔する可能性が高いということも考慮しなければなりません。

2019年問題はご存知でしょうか。これは太陽光の固定価格での買い取りが終了するユーザーが、出始める年度となります。

当然、売電単価も下がるわけですが、仮に10円を切るような形になれば、売るメリットは少なくなり、かといって無駄に電気を使う訳にもいかないわけです。

そこで、登場するのが蓄電池ということになります。

現在は、まだコストが高く、非常用としての活用がメインとなる蓄電池ですが、今後、日中発電した電気を蓄電し、単価の高い時間帯に使用できる様に、メーカーは、低価格での商品開発を進めており、どれだけ蓄電出来て、どこまでコストが抑えられるか期待したいところではありますが、発電した分を蓄電する容量の蓄電池は現実的に難しいのも現実ではないかと思います。

要するに、必要以上の容量を設置すると、様々な問題に直面する可能性があるということなのです。

※ 省エネ住宅と謳いながら、気密や断熱性能がさほど高くないメーカーは、冷暖房費をうやむやにし、形だけゼロエネにする為に、太陽光の設置面積を無理に増やそうとして、極端な片流れの屋根を進めるメーカーも多いのですが、くれぐれもご注意ください。