HOME > 記事一覧

お尻に根っこがはえない外断熱の家

日本には四季があって、寒ければ寒いなりの、暑ければ暑いなりの生活をしないと、逆に弱くなるということだと思うのですが、空気が綺麗で、冬も夏も温度差がなく快適に過ごせる家ですというと、あまり快適だと、早くぼけてしまうとか、子ども達が、病弱なになるのではという方がたまにいらっしゃいます。

外に出て、散歩やハイキングに行きたくなる季節は?と尋ねれば、ほとんどの方は春や秋と答えるでしょう。

綺麗な空気の中で、冬暖かく、夏爽やかな家にするということは、家の中を常に穏やかな気候に近い状態にしましょうということで、こうした環境の中で暮らすことで、とても活動的になって、風邪もひきにくくなり、学校を休まなくなったとか、病院にいくこともホントに少なくなります。

先日も、お客様から、こたつもヒーターもなくなって、子どものお尻に根っこがはえなくなって、何をするのにも、なかなか動かずにいたのが、嘘のようにすぐ動くようになって本当に良かった。

朝も、何回も騒いでやっと起きてきたのが、1回で起きる様になり、ストレスも大分減りましたという話をお聞きしました。

そして、ダンナさまも、新聞を取りに行ったり、ゴミ出しや雪かきなど、面倒がらずに動いてくれるようになったようで、これも、暖かい家の目に見えないメリットですねということでした。

もちろん、奥様ご本人も、朝の炊事や洗濯などの家事が、辛くなくなり、逆に楽しいとさえ感じるとおっしゃっていました。

温度差のない快適な家に暮らすということは、家の寒さや暑さからくる面倒や我慢といったストレスから解放され、お子さんに限らずご家族の皆さんがとても明るく意欲的な生活が送れます。

そして、免疫力を高める為に有効とされる基礎体温も上がることで、必然的に身体が丈夫になり、病気にもなりにくく健康な生活を送れるということをご理解いただきたいと思います。

七ヶ浜町にある外断熱の介護施設「ZEN」

  • 七ヶ浜町にある外断熱の介護施設「ZEN」
4年ほど前に建築させていただいた(株)笑楽さんが運営する七ヶ浜の介護事業所「ZEN」です。

通常、コストが優先されがちな老健施設ですが、利用者の健康や快適性を一番に考えて、温度差がなく、空気の綺麗な外断熱で建てていただきました。

職員の皆さんの対応が素晴らしく、アットホームな雰囲気の中、利用者の笑顔が絶えない評判の施設です。

私が、お邪魔すると、職員さんではなく、利用者のおばあちゃんが、いつも楽しそうにお茶を出してくれます。

ディサービスのほかにも、短期の宿泊や居宅介護支援も行っています。

おススメの施設ですので、一度利用してみてはいかがでしょうか。

「ZEN」のホームページはこちら です。

鶴巣小学校で外断熱の講義

  • 鶴巣小学校で外断熱の講義
昨日、卒業を間近に控えた大和町立鶴巣小の6年生の皆さんに、 「自分たちの未来について考えよう」というテーマにて、お話をさせていただく機会を頂戴いたしました。

大東住宅や大東環境の仕事の内容や目的と私達の果たすべき役割や使命などの話に加え、これから人として大きく成長する為にどういう事が大事かという事について、話をさせていただきました。

その中で、外断熱についても紹介させていただき、家の空気環境と温熱環境が、人の健康や建物の耐久性に大きく影響するということも伝えることが出来ました。



一番驚いていたのが、家の中に潜むダニの話ですが、今日から布団で寝れないなんていう子どももいて、ちょっと刺激が強かったかな~と後から反省した次第です。



生徒の皆さんは、熱心にメモをとりながら、私のつたない話に、真剣に耳を傾けていました。

子ども達の元気と熱い眼差しに、逆にこちらが勇気をもらい多くの事を学ばせていただきました。

鶴巣小6年生の皆さん、ご卒業、誠におめでとうございます。

明るい未来に向かって大きく羽ばたいてもらいたいと思います。

半田校長先生、栗山教頭先生、大変お世話になりました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。




ナイチンゲール「看護覚え書」に学ぶ③

41P 「燻蒸剤」より

空気を浄化するために燻蒸剤や消毒薬に頼ることは、絶対にやめよう。臭いではなく、もとの不潔物を除かなければならないのである。

ある有名な医師はある日、こんな話で講演を始めた。皆さん、燻蒸剤はすこぶる重要であります。それは不快な臭いを発散して、皆さんに窓を開けさせるからです。

消毒薬の発明にあたっては、必ず不快な臭いを添加して、使ったなら窓を開けざるをえないようにしていただきたいと思う。

そうすれば、それも有益な発明となるだろう。

※ ナイチンゲールは150年以上も前から、空気を浄化するために、薬には頼らないと説いていますが、私達が、日常的に使われている消臭剤や芳香剤・防虫剤や柔軟剤・抗菌や殺菌剤はどうでしょう。不快な臭いをごまかすために、わざわざ人工的につくられた香料によって、いい香りに見せかけて、換気を阻害しているとは思いませんか。その結果、喘息やアトピー・化学物質過敏症という新たなシックハウスやアレルギーが増加しているという認識も必要なのです。

多分業界初!二酸化炭素濃度計を標準装備

  • 多分業界初!二酸化炭素濃度計を標準装備
室内の空気環境は、非常に重要ですが、空気は、目に見えないだけに、汚れはなかなかわからないものです。

弊社の建物には、熱交換式の第一種換気システムが標準装備されており、高い気密性能によって、概ね2時間に一回の割合で、キチンと換気されているはずですが、点検やアフターサービスで、お客様のお宅へ訪問すると換気フィルターなどの掃除を忘れ、正常に換気が働いていないケースも正直ございます。

室内の空気中には、ハウスダストをはじめ細菌やウイルス・建材や家具・カーテンやおもちゃ・雑誌や印刷物など、様々な物から、VOC(揮発性有機化合物)が揮発されております。

加えて、日々使用している合成洗剤や制汗剤・柔軟剤や防虫剤などに含まれる化学物質や人間の呼吸によっても、二酸化炭素などを排出しており、外の新鮮な空気に比べるとその何十倍も汚れているという認識が必要です。

空気清浄機を設置なされているご家庭も多くなりましたが、空気清浄機で、安全な酸素濃度を保ち、二酸化炭素濃度を抑えることは、出来ないのです。

健康な暮らしのためには、常に換気をして、新鮮な外気を導入して、汚れた空気を排出し、きれいな空気の状態に保つことが非常に大事です。

モデルハウスには、二酸化炭素濃度系を設置しておりますが、測定器を置いているのは、単にCO2の濃度を表示しているだけではなく、換気が正しく機能しているかどうかの目安にしているのです。

人の出入りによって、大分変動しますが、概ね450PPM~800PPM位で、お客様がいなくなると500位にすぐ下がるので、ちゃんと換気されているのがわかるのです。

外気の二酸炭素濃度は、400PPM前後ですが、室内の二酸化炭素濃度は、800PPM 以下であれは安全レベルとされ、ビル管理法で1000PPM、学校などでは1500PPM以内というのが、指針値となっています。

CO2濃度は、1500PPMを超えると、眠気を催し、集中力を妨げたりするなどの影響を及ぼし、3000~5000PPMを超えると頭痛やめまいが生じると言われており、労働衛生上の基準では、8時間労働の場合、5000PPMが許容基準になっています。

ダイニングなど、人が集まる時は、一時的に1000PPMを超える場合もありますが、常時800PPM以内であれば、空気中のハウスダストやVOC濃度も安全レベルに保たれている大まかな目安にもなります。

これまでも、お客様には空気の守り役として、濃度計をお薦めしておりましたが、新年度から、ソーラーサーキットで建築なされたお客様の家に進呈させていただくことにいたしました。

リビングやダイニング・寝室や子ども部屋などに、設置していただき、ご自宅の空気の汚れや換気が正常に機能しているかが、ご自身の目でご確認いただけますのでご活用いただれば幸いです。

もし、リビングやダイニングが、朝になっても1000PPMを超えているような場合は、フィルターのつまりや換気の不具合などが考えられますのでご連絡いただければと思います。

室内空気の重要性について、もっと詳しく知りたい方は過去記事をご覧ください。

換気のクレームが急増

ニオイの元を絶つのが大事

空気の中身に目をむけましょう

ナイチンゲール「看護覚え書」に学ぶ