今日は、保証や保険よりも安心できる家づくりのチェックポイントを紹介させていただきます。
それは、検討先のハウスメーカーや工務店に、下記に挙げたチェックポイントを満たした住宅を建ててもらうことであり、これこそが、後悔しない家づくりの一番の近道となります。
☆ Q値(熱損失係数)・UA値(外皮熱貫流率)の確認をして、 最低でもQ値1.6・UA値0.48w/㎡・k(ZEH基準の20%UP) で、住宅を設計してもらってください。
☆ 数値はあくまで計算値です。断熱の施工精度の確認をするために、 断熱施工完了時に目視したり、サーモカメラにて確認してください。(断熱欠損や施工ムラがないかがわかります)
☆ 開口部の種類と性能値確認を確認し、 樹脂トリプル(LOW-E+アルゴン)もしくはU値1.3W以下 のサッシを使用してもらってください。(1.2年後にはどこのメーカーでも樹脂トリプルが標準になります)
☆ 省エネ住宅には、C値(隙間面積)の測定が必須です。気密検査(気密工事完了時・竣工時)をしてもらってください。 (寒冷地の基準は2.0ですが、経年変化を考慮し最低でも1.0㎝/㎡以下の気密性能が必要です)
☆ 換気システムの種別を確認してください。まだ仙台圏では、コストの関係で1種換気ではなく、3種換気の比率が高いのですが、寒さや換気不良などの問題が多く、 第1種熱交換換気システムが必須です。
☆冷暖房の種類・容量と配置計画を示してもらってください。(家電チェーンの方が安いのでそちらでどうぞというのは親切で言っているのではありません。)
☆ 暖房の連続運転時の部屋別の室温予測 と冷房も含めた光熱費のシュミレーションを提示してもらってください。(家族構成・生活スタイル・体感温度の違うので・・とかいうのは×です)
これらが、確実に履行されると、必然的に、様々ある工種の施工精度もグンと向上し、太陽光を設置する場合でも、無駄な太陽光は必要なく、床面積㎡あたり0.4kW~0.5kWの設置でも、十分ゼロエネ住宅になります。
そして、このポイントを満たした上で、次のステップとなる資金計画や構造・間取りや外観・インテリアなどの計画を進めれば、お客様の家づくりの成功確率はかなり高いものになります。
もっともらしい理由をつけて、受け入れを拒否されるかもしれませんが、そうした造り手を大事な家づくりのパートナーとして選択すると、後々後悔する可能性が高く、どんなに人柄の良い営業マンであっても、候補から外した方が賢明です。(対応の可能な造り手はたくさんいます)
このチェックポイントは、省エネ住宅や高断熱住宅というからには、最低限クリアしなければならない基準ということを理解していただければ幸いです。
HOME > 記事一覧
家づくりの大事なチェックポイント
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
太陽光発電はつけたほうがいいのか?
震災以降、エネルギーの価値観が変わり、補助金などの政策的な後押しもあり再生エネルギーへの導入が進んでおります。
今年度は、国交省や経産省に加え、環境省でもZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)関連の補助金が予算化されており、国も本腰を入れて新築のZEH化を推進しています。
正直いって、これまでは、太陽光発電は投資的要素が強く、業界全体が、住宅を売る為の一つの道具として、太陽光を推進していた傾向が強く、私自身は家造りの本質からはずれた、そうした風潮に常々疑問を持っており、お客様の要望があれば対応しておりましたが、積極的なご案内は控えておりました。
しかし、電気料金の度重なる値上げに加え、再生エネルギー賦課金の上昇により、年々光熱費が上昇し、私達の生活を圧迫してきている現状の中、さらに上昇する可能性が強く、生活防衛という観点からも導入の必要性を感じている次第です。
本来、太陽光発電は、原発への依存を改め、低炭素社会の形成にこそ意義があるのですが、電気料という毎月のランニングコストの軽減を図る意味においても有効であり、夏場の冷房負荷も低く、もともと光熱費の負担の少ないソーラーサーキットの家は、他の建物以上に、設置メリットが大きいのも事実です。
ご予算に余裕があればもちろん、住宅ローンを増額しても、結果的には大きなプラスとなりますので、太陽光の設置をご検討いただきたく、少々長い説明になりますが、太陽光を取り巻く現状とソーラーサーキットの家に搭載した場合のシュミレーションなど紹介させていただきます。
まず電気料金ですが、震災以降年々上昇し、平均25%上昇しております。但しこれは全世帯平均の上昇率であり、オール電化住宅の上昇率はさらに大きく30%以上上昇しているのが、現実ではないかと思います。
そして、今後問題となってくるのが、再エネ賦課金の上昇です。
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が保証する制度で、電力会社が買い取る費用を電気を利用する方から、賦課金という形で、広く集めるものです。
制度がスタートした時点では、1Kwあたり0.22円の賦課金でしたが、年々増加し、この5年で10倍に上昇しました。
平成24年度- 0.22円/kWh 66円/月
平成25年度- 0.40円/kWh 120円/月
平成26年度- 0.75円/kWh 225円/月
平成27年度-1.58円/kWh 474円/月
平成28年度-2.25円/kWh 675円/月
平成29年度-2.64円kWh 792円/月
※ 電気・ガス・灯油併用の標準家庭で、月平均300kW(月7,500円程度)の電気使用の場合
上記は、ガスや灯油も併用している標準家庭の試算ですが、賦課金は、電気の使用量に対して賦課されるので、電力使用の多いオール電化住宅の場合、この3倍から4倍の金額となり、お客様によっては5倍位の負担となる訳です。
つまり、最低でも年間2万円~お客様によっては5万円位の賦課金を負担しなければなりません。
※ 我が家の昨年の賦課金総額は34,000円ですが、今年は同じ使用量だとすると約40,000円になります。
再生エネルギーを促進し、原発への依存を抑制するために、スタートした買い取り制度「FIT」でしたが、当初の経産省のシュミレーションでは、賦課金のピークは2030年で、kWあたり、2.61円とされていました。
それが、わずか6年でシュミレーションを上回り、kWあたり2.64円となり12倍となった訳で、まだ公表されておりませんが、今年度も上昇するのは確実です。
こうした話をすると、太陽光を設置している方が、悪者になってしまうかもしれませんが、下のグラフを見てわかる通り、個人住宅の太陽光の比率は、全体のわずか6%で、そのほとんどが企業や投資家の設置している産業用の全量買い取りのメガソーラーです。
家庭用は10年、産業用などの全量買い取りは20年の買い取り制度ですが、昨年度の買い取り総額は2.3兆円となっており、産業用の全量買い取りが大半を占めている現状の中、このペースで推移していくと、ナント2030年には4.7兆円という莫大な金額が予測されております。
当然、賦課金も毎年増え続け、将来的に、kWあたり5円を超え、6円~7円になるのは必至の状況で、賦課金だけで年間10万円を超えるご家庭も出ることから、今後大きな社会問題に発展しそうな予感がします。
参考までに、日本がFIT制度導入の手本とされているドイツの現在の賦課金は1キロワット時あたり6.88ユーロセント(約7.9円)まで上昇しており、電気料金は日本の約1.7倍で、実に32万世帯もの方々が、電気料金未納により電力の供給をストップされているそうです。
通常、太陽光発電を住宅に搭載する場合は、10KW以下で日中発電した電気を使用し、余った分を売電する形が一般的です。
電力料金は段階性になっており、使用量に応じて単価は上昇しますが、太陽光パネルを設置して、自家使用すると一番高い単価での買う電気が減り、使用量が減った分の再エネ賦課金も減少します。
※ KWあたり34.19円の高い電気使用量と現在2.64円の賦課金が減少し、単純に、KWあたり36.83円ランニングコストが減少します。つまり売電するより、計算上6.83円得する計算となります。(電気を使用しない方が30円で売れるので、使わないのが一番ですが・・・)
そして、余った電気は、1KWあたり30円の単価にて売電する形となります。(新年度は28円)
売電と自家使用分の比率は、それぞれのご家庭により、変化しますが、発電量の20%~30%が自家使用分となり、5KWの太陽光の年間発電量は5500KW~6000KWですが、仮に最低の5500KWで試算すると
自家使用20%の場合ー1100KW 年間40,513円の軽減+売電額4400KW(132,000円)=172,513円
自家使用25%の場合ー1375KW 年間50,641円の軽減+売電額4125KW(123,750円)=174,391円
自家使用30%の場合ー1650KW 年間60,769円の軽減+売電額3850KW(115,500円)=176,269円
ソーラーサーキットの家の場合、120㎡(36.3坪)夫婦+子ども二人の月平均の光熱費は15,000円位ですので、年間18万前後となります。
つまり、ほぼ5KW以下の太陽光で年間の光熱費が賄える計算となります。
※ オール電化住宅の場合、時間帯別の料金体系となり、日中の3分の1と割安な夜間電力の比率が多いために、上記の計算以上のメリットが生れ、光熱費がゼロになった上に、おつりがくる場合も多いのです。
最近、売電単価が下がり設置するメリットは、少ないという方の話も良く聞きますが、産業用の全量買取は別にして、家庭用の場合は、少々的外れな意見とも言えます。
ご覧の通り、売電単価の低下とともに、システム単価も下がっており、投資に対しての回収年数は10年と変わらず、逆にコストが下がった分、今の方が効率が良いのがお分かりいただけると思います。
特に、弊社の場合は、太陽光も低価格にて提供しており、省エネ性能の高いソーラーサーキットの家との組み合わせにより、8年から9年で投資分を回収することが、出来ますので非常に有利となります。
※ 4.8KWの太陽光を150万円で設置して、売電と自家使用による軽減分を併せ年間18万のプラス収支で、利回りを計算すると、年12%の収益を生む計算となります。
例えば、断熱性のあまり高くないオール電化住宅を2000万円で建てた場合とソーラーサーキットの家に太陽光4.8KWを設置した住宅を比較すると、太陽光の設置費用を全額住宅ローンに組み入れても光熱費を含めた毎月の支払は、逆転してしまうのがお分かりになると思います。
※ 11年目以降の売電単価はKW8円とし、月々の光熱費は余裕をみて1万円として試算しております。
そして、この試算は、あくまで光熱費が現状維持での計算であり、断熱性能の劣化に伴う光熱費の上昇も加味していませんので、実質の差はもっと大きくなると思います。
これからは、住宅ローンに光熱費も含めた支払いを、生涯コストとして捉えた考え方も必要であり、見た目のコストに捉われることなく、家づくりを検討しなければいけない時代になってきたのです。
ただ、注意しなければならないのが、固定価格での買い取りが終了する11年目以降の売電価格です。
当初想定されていたのが、kwあたり11円でしてが、7円~8円という話を最近よく聞きます。
実際どうなるかは不明ですが、必要以上の太陽光を設置すると、後々後悔する可能性が高いということも考慮しなければなりません。
2019年問題はご存知でしょうか。これは太陽光の固定価格での買い取りが終了するユーザーが、出始める年度となります。
当然、売電単価も下がるわけですが、仮に10円を切るような形になれば、売るメリットは少なくなり、かといって無駄に電気を使う訳にもいかないわけです。
そこで、登場するのが蓄電池・あるいは電気自動車ということになります。
電気自動車については、後日またご説明させていただきますが、蓄電池の場合、まだコストが高く、非常用としての活用や夜間電力を蓄電しての使い方がメインとなります。
現在メーカーは、低価格での商品開発を進めており、どれだけ蓄電出来て、どこまでコストが抑えられるか期待したいところではありますが、発電した分を蓄電する容量の蓄電池を家庭に設置するのは、なかなか難しいのも現実ではないかと思います。
要するに、必要以上の容量を設置すると、後々、様々な問題に直面する可能性があるということも考慮した計画が必要なのです。
※ 省エネ住宅と謳いながら、気密や断熱性能がさほど高くないメーカーは、冷暖房費をうやむやにし、形だけゼロエネにする為に、太陽光の設置面積を無理に増やそうとして、極端な屋根形状の建物も大分見かける様になりましたのでご注意いただきたいと思います。
今年度は、国交省や経産省に加え、環境省でもZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)関連の補助金が予算化されており、国も本腰を入れて新築のZEH化を推進しています。
正直いって、これまでは、太陽光発電は投資的要素が強く、業界全体が、住宅を売る為の一つの道具として、太陽光を推進していた傾向が強く、私自身は家造りの本質からはずれた、そうした風潮に常々疑問を持っており、お客様の要望があれば対応しておりましたが、積極的なご案内は控えておりました。
しかし、電気料金の度重なる値上げに加え、再生エネルギー賦課金の上昇により、年々光熱費が上昇し、私達の生活を圧迫してきている現状の中、さらに上昇する可能性が強く、生活防衛という観点からも導入の必要性を感じている次第です。
本来、太陽光発電は、原発への依存を改め、低炭素社会の形成にこそ意義があるのですが、電気料という毎月のランニングコストの軽減を図る意味においても有効であり、夏場の冷房負荷も低く、もともと光熱費の負担の少ないソーラーサーキットの家は、他の建物以上に、設置メリットが大きいのも事実です。
ご予算に余裕があればもちろん、住宅ローンを増額しても、結果的には大きなプラスとなりますので、太陽光の設置をご検討いただきたく、少々長い説明になりますが、太陽光を取り巻く現状とソーラーサーキットの家に搭載した場合のシュミレーションなど紹介させていただきます。
まず電気料金ですが、震災以降年々上昇し、平均25%上昇しております。但しこれは全世帯平均の上昇率であり、オール電化住宅の上昇率はさらに大きく30%以上上昇しているのが、現実ではないかと思います。
そして、今後問題となってくるのが、再エネ賦課金の上昇です。
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が保証する制度で、電力会社が買い取る費用を電気を利用する方から、賦課金という形で、広く集めるものです。
制度がスタートした時点では、1Kwあたり0.22円の賦課金でしたが、年々増加し、この5年で10倍に上昇しました。
平成24年度- 0.22円/kWh 66円/月
平成25年度- 0.40円/kWh 120円/月
平成26年度- 0.75円/kWh 225円/月
平成27年度-1.58円/kWh 474円/月
平成28年度-2.25円/kWh 675円/月
平成29年度-2.64円kWh 792円/月
※ 電気・ガス・灯油併用の標準家庭で、月平均300kW(月7,500円程度)の電気使用の場合
上記は、ガスや灯油も併用している標準家庭の試算ですが、賦課金は、電気の使用量に対して賦課されるので、電力使用の多いオール電化住宅の場合、この3倍から4倍の金額となり、お客様によっては5倍位の負担となる訳です。
つまり、最低でも年間2万円~お客様によっては5万円位の賦課金を負担しなければなりません。
※ 我が家の昨年の賦課金総額は34,000円ですが、今年は同じ使用量だとすると約40,000円になります。
再生エネルギーを促進し、原発への依存を抑制するために、スタートした買い取り制度「FIT」でしたが、当初の経産省のシュミレーションでは、賦課金のピークは2030年で、kWあたり、2.61円とされていました。
それが、わずか6年でシュミレーションを上回り、kWあたり2.64円となり12倍となった訳で、まだ公表されておりませんが、今年度も上昇するのは確実です。
こうした話をすると、太陽光を設置している方が、悪者になってしまうかもしれませんが、下のグラフを見てわかる通り、個人住宅の太陽光の比率は、全体のわずか6%で、そのほとんどが企業や投資家の設置している産業用の全量買い取りのメガソーラーです。
家庭用は10年、産業用などの全量買い取りは20年の買い取り制度ですが、昨年度の買い取り総額は2.3兆円となっており、産業用の全量買い取りが大半を占めている現状の中、このペースで推移していくと、ナント2030年には4.7兆円という莫大な金額が予測されております。
当然、賦課金も毎年増え続け、将来的に、kWあたり5円を超え、6円~7円になるのは必至の状況で、賦課金だけで年間10万円を超えるご家庭も出ることから、今後大きな社会問題に発展しそうな予感がします。
参考までに、日本がFIT制度導入の手本とされているドイツの現在の賦課金は1キロワット時あたり6.88ユーロセント(約7.9円)まで上昇しており、電気料金は日本の約1.7倍で、実に32万世帯もの方々が、電気料金未納により電力の供給をストップされているそうです。
通常、太陽光発電を住宅に搭載する場合は、10KW以下で日中発電した電気を使用し、余った分を売電する形が一般的です。
電力料金は段階性になっており、使用量に応じて単価は上昇しますが、太陽光パネルを設置して、自家使用すると一番高い単価での買う電気が減り、使用量が減った分の再エネ賦課金も減少します。
※ KWあたり34.19円の高い電気使用量と現在2.64円の賦課金が減少し、単純に、KWあたり36.83円ランニングコストが減少します。つまり売電するより、計算上6.83円得する計算となります。(電気を使用しない方が30円で売れるので、使わないのが一番ですが・・・)
そして、余った電気は、1KWあたり30円の単価にて売電する形となります。(新年度は28円)
売電と自家使用分の比率は、それぞれのご家庭により、変化しますが、発電量の20%~30%が自家使用分となり、5KWの太陽光の年間発電量は5500KW~6000KWですが、仮に最低の5500KWで試算すると
自家使用20%の場合ー1100KW 年間40,513円の軽減+売電額4400KW(132,000円)=172,513円
自家使用25%の場合ー1375KW 年間50,641円の軽減+売電額4125KW(123,750円)=174,391円
自家使用30%の場合ー1650KW 年間60,769円の軽減+売電額3850KW(115,500円)=176,269円
ソーラーサーキットの家の場合、120㎡(36.3坪)夫婦+子ども二人の月平均の光熱費は15,000円位ですので、年間18万前後となります。
つまり、ほぼ5KW以下の太陽光で年間の光熱費が賄える計算となります。
※ オール電化住宅の場合、時間帯別の料金体系となり、日中の3分の1と割安な夜間電力の比率が多いために、上記の計算以上のメリットが生れ、光熱費がゼロになった上に、おつりがくる場合も多いのです。
最近、売電単価が下がり設置するメリットは、少ないという方の話も良く聞きますが、産業用の全量買取は別にして、家庭用の場合は、少々的外れな意見とも言えます。
ご覧の通り、売電単価の低下とともに、システム単価も下がっており、投資に対しての回収年数は10年と変わらず、逆にコストが下がった分、今の方が効率が良いのがお分かりいただけると思います。
特に、弊社の場合は、太陽光も低価格にて提供しており、省エネ性能の高いソーラーサーキットの家との組み合わせにより、8年から9年で投資分を回収することが、出来ますので非常に有利となります。
※ 4.8KWの太陽光を150万円で設置して、売電と自家使用による軽減分を併せ年間18万のプラス収支で、利回りを計算すると、年12%の収益を生む計算となります。
例えば、断熱性のあまり高くないオール電化住宅を2000万円で建てた場合とソーラーサーキットの家に太陽光4.8KWを設置した住宅を比較すると、太陽光の設置費用を全額住宅ローンに組み入れても光熱費を含めた毎月の支払は、逆転してしまうのがお分かりになると思います。
※ 11年目以降の売電単価はKW8円とし、月々の光熱費は余裕をみて1万円として試算しております。
そして、この試算は、あくまで光熱費が現状維持での計算であり、断熱性能の劣化に伴う光熱費の上昇も加味していませんので、実質の差はもっと大きくなると思います。
これからは、住宅ローンに光熱費も含めた支払いを、生涯コストとして捉えた考え方も必要であり、見た目のコストに捉われることなく、家づくりを検討しなければいけない時代になってきたのです。
ただ、注意しなければならないのが、固定価格での買い取りが終了する11年目以降の売電価格です。
当初想定されていたのが、kwあたり11円でしてが、7円~8円という話を最近よく聞きます。
実際どうなるかは不明ですが、必要以上の太陽光を設置すると、後々後悔する可能性が高いということも考慮しなければなりません。
2019年問題はご存知でしょうか。これは太陽光の固定価格での買い取りが終了するユーザーが、出始める年度となります。
当然、売電単価も下がるわけですが、仮に10円を切るような形になれば、売るメリットは少なくなり、かといって無駄に電気を使う訳にもいかないわけです。
そこで、登場するのが蓄電池・あるいは電気自動車ということになります。
電気自動車については、後日またご説明させていただきますが、蓄電池の場合、まだコストが高く、非常用としての活用や夜間電力を蓄電しての使い方がメインとなります。
現在メーカーは、低価格での商品開発を進めており、どれだけ蓄電出来て、どこまでコストが抑えられるか期待したいところではありますが、発電した分を蓄電する容量の蓄電池を家庭に設置するのは、なかなか難しいのも現実ではないかと思います。
要するに、必要以上の容量を設置すると、後々、様々な問題に直面する可能性があるということも考慮した計画が必要なのです。
※ 省エネ住宅と謳いながら、気密や断熱性能がさほど高くないメーカーは、冷暖房費をうやむやにし、形だけゼロエネにする為に、太陽光の設置面積を無理に増やそうとして、極端な屋根形状の建物も大分見かける様になりましたのでご注意いただきたいと思います。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
花粉症が良くなる外断熱の家
花粉症の方にとっては、そろそろいや~な季節が到来します。
先日、今年の花粉予想を紹介しましたが、ナント東北地方は例年の2倍超えになる模様です。
https://tenki.jp/pollen/expectation/
ちなみに、仙台のスギ花粉は、3月中旬から下旬にピークを迎える見込みで、ヒノキ花粉は4月に飛散しますが、他地域に比べ飛散量が少ないために、特にピークはないようです。
いまや日本人の3人に1人が花粉症とも言われており、都会に住む人の方が比率が大きく症状も重いそうです。
花粉症は、空気中の汚染物質や化学物質との関連性も指摘されており、まだ症状があらわれていない方でも、体内に蓄積された化学物質が、許容量をオーバーすれば、突然、発症してしまうそうですので、くれぐれもご注意下さい。
我が家の隣接地にも、杉の大木も何本もあり、頻繁に花粉が舞い散りますが、おかげさまで、今のところ、家族の中に花粉症はおりません。
弊社には、お客様からたくさんの喜びの声が寄せられますが、花粉症が大分改善しました~。という声もよくお聞きします。
なぜかと言えば!
平均C値(家の相当隙間面積)0.46㎝/㎡という、高レベルな気密性能によって、従来の家のように、知らず知らずのうちに、室内に侵入していた花粉は基本的にシャットアウトいたします。
さらに24時間換気システムの防塵フィルターにより、0.01mm以下の花粉やホコリの粒子を97%除去するので、室内の空気はいつも綺麗な空気に満たされるのです。
つまり、外出時にマスクやメガネをつけ、洗濯物や、衣類などについた花粉の除去を心がければ、家の中で花粉は浮遊せず、つらい症状は大分改善されるという訳です。
百聞は一見にしかず!
家の中でも、くしゃみや鼻水・目のかゆみや涙などで、お困りの方、是非モデルハウスへお越しください。
きっと空気質の違いが体感できると思います。
一般的に、花粉症が改善されると言われる高気密・高断熱住宅ですが、そうではない高気密・高断熱もどきの住宅も多く見られます。
3種換気によって、汚れた外気をそのまま導入したり、1種換気でも、換気が正常に機能しないと、花粉が家の隙間から侵入し、排気されずに滞留してしまうケースもございます。
花粉症の方も安心ですよ~という、ハウスメーカーの営業マンの言葉を鵜呑みにせず、ご自身で気密性能と換気性能をしっかりと確認することが、非常に大事なこととなります。
先日、今年の花粉予想を紹介しましたが、ナント東北地方は例年の2倍超えになる模様です。
https://tenki.jp/pollen/expectation/
ちなみに、仙台のスギ花粉は、3月中旬から下旬にピークを迎える見込みで、ヒノキ花粉は4月に飛散しますが、他地域に比べ飛散量が少ないために、特にピークはないようです。
いまや日本人の3人に1人が花粉症とも言われており、都会に住む人の方が比率が大きく症状も重いそうです。
花粉症は、空気中の汚染物質や化学物質との関連性も指摘されており、まだ症状があらわれていない方でも、体内に蓄積された化学物質が、許容量をオーバーすれば、突然、発症してしまうそうですので、くれぐれもご注意下さい。
我が家の隣接地にも、杉の大木も何本もあり、頻繁に花粉が舞い散りますが、おかげさまで、今のところ、家族の中に花粉症はおりません。
弊社には、お客様からたくさんの喜びの声が寄せられますが、花粉症が大分改善しました~。という声もよくお聞きします。
なぜかと言えば!
平均C値(家の相当隙間面積)0.46㎝/㎡という、高レベルな気密性能によって、従来の家のように、知らず知らずのうちに、室内に侵入していた花粉は基本的にシャットアウトいたします。
さらに24時間換気システムの防塵フィルターにより、0.01mm以下の花粉やホコリの粒子を97%除去するので、室内の空気はいつも綺麗な空気に満たされるのです。
つまり、外出時にマスクやメガネをつけ、洗濯物や、衣類などについた花粉の除去を心がければ、家の中で花粉は浮遊せず、つらい症状は大分改善されるという訳です。
百聞は一見にしかず!
家の中でも、くしゃみや鼻水・目のかゆみや涙などで、お困りの方、是非モデルハウスへお越しください。
きっと空気質の違いが体感できると思います。
一般的に、花粉症が改善されると言われる高気密・高断熱住宅ですが、そうではない高気密・高断熱もどきの住宅も多く見られます。
3種換気によって、汚れた外気をそのまま導入したり、1種換気でも、換気が正常に機能しないと、花粉が家の隙間から侵入し、排気されずに滞留してしまうケースもございます。
花粉症の方も安心ですよ~という、ハウスメーカーの営業マンの言葉を鵜呑みにせず、ご自身で気密性能と換気性能をしっかりと確認することが、非常に大事なこととなります。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
ナイチンゲール「看護覚え書」に学ぶ④
2.住居の健康 44P -清浄な空気より-
清浄な空気を取り入れるには、住居の構造がそのものが、外気がすみずみにまで容易に入ってくるようになっていなくてはならない。
建築業者たちは、まず絶対にこのことを考慮しない。
彼らが、家を建てる目的は、あくまで投資する資金に対して、最大の利潤をあげることであって、居住者の医療費を安くするところにはないからである。
しかし、居住者たちが、もっと賢くなって、非健康的な構造の住居に住むことを拒むようにでもなれば、また生命保険会社が会社の利益をよくよく考えたすえに、衛星調査員を雇って、お得意様たちの家を調査する制度を採用することになれば、儲けに聡い建築業者たちはたちまち正気にもどるであろう。
しかし、現実には彼らは一番安上がりな家を建て、また、その家に平気で住むような愚かな人々が、いつの世にも存在するのである。
そして、そううちに家族がつぎつぎと死んでいったとしても、それについては誰も非難されず、神の摂理といわれ、それですまされてしまう。
また、誤りを教え込まれた医師たちは「流行伝染病」にだけ非難を向けてしまい、こうした間違った考え方を助長さえしてる。
建築構造に欠陥のある病院が入院患者を害すると同じように、建築構造に欠陥のある住居は健康な人間を害する。
家のなかの空気の淀みが保証つきとなると、その当然の結果として病気の発生もまた保証つきとなる。
※ ナイチンゲールは、150年前のイギリスの消費者や建築業者・医療業界の考え方に、憤りを感じ、改善を訴えていると思うのですが、現在も多分にあてはまるのではと感じるのは私だけでしょうか。家づくりにおいて、ユーザー自身が求めないと一番疎かにされる部分が、まさにこうした部分であり、知らない・知らされないままに家を建てると、いくら見た目がよくとも、人と建物の健康は徐々に蝕まれていくのです。
http://daitojyutaku.co.jp/log/?l=446528
清浄な空気を取り入れるには、住居の構造がそのものが、外気がすみずみにまで容易に入ってくるようになっていなくてはならない。
建築業者たちは、まず絶対にこのことを考慮しない。
彼らが、家を建てる目的は、あくまで投資する資金に対して、最大の利潤をあげることであって、居住者の医療費を安くするところにはないからである。
しかし、居住者たちが、もっと賢くなって、非健康的な構造の住居に住むことを拒むようにでもなれば、また生命保険会社が会社の利益をよくよく考えたすえに、衛星調査員を雇って、お得意様たちの家を調査する制度を採用することになれば、儲けに聡い建築業者たちはたちまち正気にもどるであろう。
しかし、現実には彼らは一番安上がりな家を建て、また、その家に平気で住むような愚かな人々が、いつの世にも存在するのである。
そして、そううちに家族がつぎつぎと死んでいったとしても、それについては誰も非難されず、神の摂理といわれ、それですまされてしまう。
また、誤りを教え込まれた医師たちは「流行伝染病」にだけ非難を向けてしまい、こうした間違った考え方を助長さえしてる。
建築構造に欠陥のある病院が入院患者を害すると同じように、建築構造に欠陥のある住居は健康な人間を害する。
家のなかの空気の淀みが保証つきとなると、その当然の結果として病気の発生もまた保証つきとなる。
※ ナイチンゲールは、150年前のイギリスの消費者や建築業者・医療業界の考え方に、憤りを感じ、改善を訴えていると思うのですが、現在も多分にあてはまるのではと感じるのは私だけでしょうか。家づくりにおいて、ユーザー自身が求めないと一番疎かにされる部分が、まさにこうした部分であり、知らない・知らされないままに家を建てると、いくら見た目がよくとも、人と建物の健康は徐々に蝕まれていくのです。
http://daitojyutaku.co.jp/log/?l=446528
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
省エネ住宅は樹脂トリプルがスタンダード
窓の断熱性能を消費者にわかりやすく伝えるために ガイドラインの改正され、平成23年4月より、省エネ建材等級ラベルが既存の「窓・サッシ・ガラス」の三種類から「窓」のみに一本化 されました。
性能は4段階となり、熱貫流率が2.33以下の窓が、4スターの最高等級になっていますが、最高といっても、それほど高いレベルではないという事を理解しなければなりません。
しかし、まだこのU値2.33の窓(アルミと樹脂の複合サッシ)を多くのハウスメーカーが採用しており、しかも、従来のアルミサッシと比べ、2.8倍性能を向上させ、最高の4スターと堂々と紹介しているのです。
しかし、窓からの熱損失割合は約50%、夏は熱の侵入が約70%と大きく、省エネで快適な室内環境とし、特に冬期間の窓の結露を解消するには、宮城のような寒冷地の場合、不十分といえる性能となります。
また、こうしたこともあり、昨今の新築では、窓を出来るだけ少なくして、熱損失を最小限にし、コストダウンを図るメーカーも多く、いかにも暗そうで圧迫感を感じる住宅も少なくありません。
弊社では、15年以上も前から、熱貫流率1.5の樹脂サッシを採用しておりましたが、2年前から、さらに性能を向上させ、FIXで1.0・外開きタイプで1.1・引違タイプで1.3という樹脂サッシのトリプルガラス(LOW-Eガラス+アルゴンガス)を採用しており、窓の大きさや数の制限を設けず、お客様に選択していただいております。
実際、窓性能による差は歴然で、2020年の改正省エネ基準義務化に向けて、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)への流れが急速に進む中、おそらくはここ数年で、ハウスメーカーの大半が樹脂トリプルへと切り替えが進み、窓は、樹脂トリプルが、あたり前の時代がもうすぐそこまで来ております。
省エネで快適に暮らすには、外皮の断熱同様、開口部の性能も非常に重要であり、どちらで建てようとも、新築の際は、樹脂のトリプルガラスの採用をおススメいたします。
※ 防火地域や準防火地域では、樹脂サッシは使用できないケースも多々ありますので、よろしくお願いします。
性能は4段階となり、熱貫流率が2.33以下の窓が、4スターの最高等級になっていますが、最高といっても、それほど高いレベルではないという事を理解しなければなりません。
しかし、まだこのU値2.33の窓(アルミと樹脂の複合サッシ)を多くのハウスメーカーが採用しており、しかも、従来のアルミサッシと比べ、2.8倍性能を向上させ、最高の4スターと堂々と紹介しているのです。
しかし、窓からの熱損失割合は約50%、夏は熱の侵入が約70%と大きく、省エネで快適な室内環境とし、特に冬期間の窓の結露を解消するには、宮城のような寒冷地の場合、不十分といえる性能となります。
また、こうしたこともあり、昨今の新築では、窓を出来るだけ少なくして、熱損失を最小限にし、コストダウンを図るメーカーも多く、いかにも暗そうで圧迫感を感じる住宅も少なくありません。
弊社では、15年以上も前から、熱貫流率1.5の樹脂サッシを採用しておりましたが、2年前から、さらに性能を向上させ、FIXで1.0・外開きタイプで1.1・引違タイプで1.3という樹脂サッシのトリプルガラス(LOW-Eガラス+アルゴンガス)を採用しており、窓の大きさや数の制限を設けず、お客様に選択していただいております。
実際、窓性能による差は歴然で、2020年の改正省エネ基準義務化に向けて、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)への流れが急速に進む中、おそらくはここ数年で、ハウスメーカーの大半が樹脂トリプルへと切り替えが進み、窓は、樹脂トリプルが、あたり前の時代がもうすぐそこまで来ております。
省エネで快適に暮らすには、外皮の断熱同様、開口部の性能も非常に重要であり、どちらで建てようとも、新築の際は、樹脂のトリプルガラスの採用をおススメいたします。
※ 防火地域や準防火地域では、樹脂サッシは使用できないケースも多々ありますので、よろしくお願いします。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]