先日、ラジオを聞いていたら、女性パーソナリティーが、家で2.3日の間に、10か所も蚊に刺されたらしく、殺虫剤を使わずに何かいい方法はないですかね~という話をしていました。
以前の記事になりますが、改めて紹介させていただきますのでよければお付き合い下さい。
虫が好きな方は、あまりいないと思いますが、特に、女性の皆さんは、苦手な方が多いと思います。
弊社の外断熱の家に住む女性の皆さんから、虫の悩みがなくなって良かった~。とよく言われます。
外断熱の家は、虫の侵入しにくい家の構造と繁殖しにくい環境になっており、虫対策にも効果を発揮する住まいとも言えます。
築8年になる我が家も、家の周りは、木々や雑草が生い茂り、湿気も多く、虫のパラダイス状態ですが、家の中で、虫を見かけることは滅多にありません。
枕元でぶ~んと寄ってくる蚊に遭遇したのも僅か2.3回で、前の家では必需だったアースマットも必要ないのです。
なぜ外断熱の家が、虫対策に効果を発揮するか簡単に紹介したいと思います。
〇 常に換気されており、空気が綺麗で、窓をほとんど開けずに済むので、虫が侵入しにくい。
〇 構造の外側で、高レベルな気密工事を施しているので、虫が浸入する隙間がほとんどない。
〇 床下や壁の中・小屋裏も外の環境の影響を受けにくく、通気性もあるので、湿気がこもらず虫が繁殖しにくい。
〇 家の中に、ホコリが侵入しにくく、キレイな家になり、空気の汚れや臭いも常に換気されているので、虫が寄り付きにくい。
〇 雑菌やカビ・ダニの繁殖を抑えるので、ダニを餌にする虫も繁殖しない。
〇 湿度が60%台に抑えられ、虫の好む環境にはならない。(侵入しても生き延びれない)
〇 爽やかな室内環境で、汗もかきにくく、換気によって室内の二酸化炭素濃度の上昇を抑えるので、蚊を呼び寄せない。
さらに、最近では、紫外線の発しないLED照明が主流になっており、さらに虫が寄ってきにくくなり、効果はさらに倍増しています。
しかし、外断熱の家であっても、虫が全くゼロになる魔法の家ではありません。
大事なのは、虫を入れない・増やさないということですが、暮らし方も重要ですので、そのポイントを紹介しておきたいと思います。
〇 窓明けを頻繁になされる方は、網戸の設置は、必ず右側にしてください。左側にあると僅かな隙間から、虫は侵入します。そして、穴があいたり破れたりしている場合は補修してください。網戸の網をくぐって侵入する1ミリ以下の虫もいるので注意が必要です。
縦すべりや横すべりの窓の網戸は、室内側に網戸があり、開け閉め時に、虫が侵入する場合があるのでご注意ください。
〇 蛍光灯や白熱灯を点けた部屋では、出来るだけ窓をあけない。(LED照明の場合はあまり気にすることはありません。)
〇 玄関の開閉やベランダで物干しする場合は、速やかな開閉を心がけて下さい。洗濯物やご自身の衣服について侵入する場合がままありますので、しっかり払ってから室内へ取り込んで下さい。
〇 お客さんの来訪時に、ドアを開けたまま対応する方も案外、多いのですが、開けたままにしていると虫がいつの間にか侵入しているケースがあるのでご注意ください。
〇 キッチンや洗面・浴室の排水溝からも、侵入する場合がありますので、ぬめりや汚れは禁物です。
〇 湿ったり、濡れたり、汚れた衣類や靴などは、そのまま収納せず、キレイにして乾燥させてから収納するよう心掛けて下さい。
〇 甘い物や果物などは、臭いにつられて小さな蟻が入ってくる場合があります。外断熱の家でも潜水艦ではございません。どんな小さな隙間でも、蟻は侵入しますので、ご注意ください。
〇 野菜や果物が腐れると虫が湧きやすくなるので、傷みやすい食材の放置は、もちろん、生ゴミはため込まず速やかに処理してください。
〇 お米の保管場所には注意が必要で、出来れば冷蔵庫に保管してください。
〇 室内の換気や除湿に心がけ、クローゼットや押入れに湿気が溜まらない様に風通しを良くしてください。
※ 室内の温度が上昇し、湿度が80%を超えると、床や壁・天井・ソファや家具にしみこんでいる様々な有機物が揮発しやすくなり、臭いにつられて虫が寄りやすくなります。
また、この話をすると、皆さんビックリしますが、よくエアコンが何台もついていて、ほとんど使わないエアコンなどもありますが、エアコンの排水ドレンから、ムカデやゴキブリ・カメムシやカマドウマなどが、ホースをよじ登り、浸入する場合も少なくありません。
いずれにしても、家の中の虫対策は、虫を入れないのが一番ですが、寄り付かせない、入ってきても繁殖しない家の環境と暮らし方も重要です。
そのためには、換気と湿度のコントロールにくわえ、家の清掃も重要となります。
特に、多くの虫は、湿気と汚れが大好きです。
是非、この辺を頭にいれていただき、防虫剤や殺虫剤を使わずとも、快適で空気を汚さない健康な暮らしを送っていただければ幸いです。
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虫にも悩まない外断熱の家
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
窓の日射対策に最適「サングッド」
夏の日射の遮蔽効果は、内側より外側で遮る方が、断然高いということは、何度かお伝えしていると思います。
弊社の建物は、遮熱型ダブルLOW-Eタイプのトリプルガラス(空気層にはアルゴンガス)の樹脂サッシを標準採用しており、夏の日射熱の取得率も通常のペアガラスの62%も軽減しています。
それでも、夏の日射は強烈で、カーテンを閉めるのを忘れて、日中不在にしたりすると、西側に面した部屋が、外気温近くまで、上昇してしまう場合が出てきます。
従来と比べれば、問題のないとも言えるのですが、室内の温度が上昇するということは、室内の壁面の表面温度も上がるので、不快な暑さを感じたり、部屋間の温度差が生じたりしますので、輻射熱の影響を受けない外断熱の家のメリットが薄れるということも事実です。
当然、涼しくするために、エアコンの消費電力も上昇するわけです。
遮蔽スクリーンをつけると、トリプルガラスとスクリーンの相乗効果で、日射熱の侵入を最大で、92%軽減することで、窓内側の表面温度も、室内温度とほとんど変わることはありません。
操作も実に簡単で、フックにかけるだけですので、日射を出来るだけ避けたい時期だけ活用し、あとは収納しておけばいいので、耐久性も非常に高いと思います。
<左が収納した状態です>
部屋の暗さが気になるところですが、ほとんど気にならず、外の景色もしっかり見ることが出来ます。
<ビフォー>
<アフター>
太陽の光は、積極的に取り入れたいものですが、夏場のぎらぎらと照りつける日射だけは、出来るだけ遠慮したいものです。
よく、西南の角側にリビングの大きな窓があるマンションを購入した方は、強烈な西日の影響で引っ越したいという方もいるほどです。
価格もリーズナブルで、普通の高窓程度であれば25,000円~30,000程度で設置可能です。
1階の窓などは、よしずやスダレでも対応可能ですが、2階の西側に面した寝室には、設置が難しく、スクリーンは、最適かと思います。
大東オーナーの皆様、そしてこれから家づくりを検討している方も、是非効果をご確認いただければと思います。
※ 縦すべりや横すべりの窓は、上げ下げの操作が困難です。また後付けの場合も足場が必要な場合もございますのでご了承ください。
弊社の建物は、遮熱型ダブルLOW-Eタイプのトリプルガラス(空気層にはアルゴンガス)の樹脂サッシを標準採用しており、夏の日射熱の取得率も通常のペアガラスの62%も軽減しています。
それでも、夏の日射は強烈で、カーテンを閉めるのを忘れて、日中不在にしたりすると、西側に面した部屋が、外気温近くまで、上昇してしまう場合が出てきます。
従来と比べれば、問題のないとも言えるのですが、室内の温度が上昇するということは、室内の壁面の表面温度も上がるので、不快な暑さを感じたり、部屋間の温度差が生じたりしますので、輻射熱の影響を受けない外断熱の家のメリットが薄れるということも事実です。
当然、涼しくするために、エアコンの消費電力も上昇するわけです。
遮蔽スクリーンをつけると、トリプルガラスとスクリーンの相乗効果で、日射熱の侵入を最大で、92%軽減することで、窓内側の表面温度も、室内温度とほとんど変わることはありません。
操作も実に簡単で、フックにかけるだけですので、日射を出来るだけ避けたい時期だけ活用し、あとは収納しておけばいいので、耐久性も非常に高いと思います。
<左が収納した状態です>
部屋の暗さが気になるところですが、ほとんど気にならず、外の景色もしっかり見ることが出来ます。
<ビフォー>
<アフター>
太陽の光は、積極的に取り入れたいものですが、夏場のぎらぎらと照りつける日射だけは、出来るだけ遠慮したいものです。
よく、西南の角側にリビングの大きな窓があるマンションを購入した方は、強烈な西日の影響で引っ越したいという方もいるほどです。
価格もリーズナブルで、普通の高窓程度であれば25,000円~30,000程度で設置可能です。
1階の窓などは、よしずやスダレでも対応可能ですが、2階の西側に面した寝室には、設置が難しく、スクリーンは、最適かと思います。
大東オーナーの皆様、そしてこれから家づくりを検討している方も、是非効果をご確認いただければと思います。
※ 縦すべりや横すべりの窓は、上げ下げの操作が困難です。また後付けの場合も足場が必要な場合もございますのでご了承ください。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
ダンプネス(高湿度環境)が悪の根源
ダンプネスという言葉は、あまり馴染みがないと思いますが、健康との関連性が強いということで、最近大分聞くようになりました。
ダンプネスは、1990年代頃から、欧米でよく議論されるようになった問題で、室内の高湿度環境のことを指す言葉です。
ダンプビルとかダンプハウスという表現をする方もおりますが、要は湿っぽくてジメジメしている状態の建物ということになります。
画像は、ダイソンの商品プレゼン時のデータですが、ダンプネスがもたらす健康への影響についてのエビデンスも大分紹介されるようになりました。
日本人は、昔から湿気に対して、ある程度の順応性はあるものの、梅雨から夏の時期は、体調を崩す方も多いと思います。
湿度が75%~80%を越えるようになると、体感温度が上がるばかりでなく、微生物や雑菌の活動も、活発になり、カビも発生し、カビを餌にするダニも一気に繁殖してしまいます。
こうしたカビやダニが、人の健康や建物の耐久性にも大きな影響を与えてしまうのですが、特にダニの死骸やフンは、アレルギーの一番の原因になるので、出来るだけ繁殖を抑え、日々の清掃を心掛けることが重要です。
また、室温や湿度が高くなることで、室内の建材や家具・カーテンに含まれるVOC(揮発性有機化合物)や壁や床・ソファーなどの布製品に染み付いた臭い成分なども、揮発されやすくなるのということも理解しなければなりません。
余談ではありますが、人は、呼吸や汗によって、1時間に起きてる場合は、約100グラム・寝ている間でも50グラムの水蒸気を発しています。
そして、汗もまた常在菌によって分解されたり、酸化による化学反応によって、汚染物質を発生させているのです。
こうして、室内の空気は、知らず知らずのうちに、様々な汚染物質で蔓延されてしまうわけですが、昨今のシックハウスは、カビや細菌といった微生物が由来する揮発性有機化合物「MVOC」によっても引き起こされ、喘息やアトピーなどのアレルギーの発症率も高まることが、明らかになってきているのです。
そして、昨今急増するアレルギー性の夏型肺炎の原因も、その多くは、トリコスポロンという色の目立たないカビの真菌により発生していることがわかってきました。
しかし、病を発症しても、様々な要因が重なり、原因の特定は困難なことから、薬によって症状を抑えることしか出来ないのが現状で、医療ジプシーと呼ばれる病院を何か所も変える患者が多いのも、アレルギーという病なのです。
結局は、もとの原因と思われる要因を一つ一つ取り去ることが、重要で、住環境や生活スタイルを見直し、室内の空気質そのものを、改善しなければ、なかなか完治することは難しいのではないでしょうか。
今日の住宅は、生活スタイルの変化や換気不足もあって、ダンプネス住宅は、戸建て・マンションとも、非常に増加しています。
ダンプネスをもたらす原因としてあげられるのが
〇 室内外の温度差による結露(冬と夏の壁体内結露も含む)
〇 石油ファンヒーターや過度な冷暖房
〇 換気不足や清掃の悪さ
〇 大量の洗濯物の室内干し
〇 加湿器や観葉植物
その他にも、水はけが悪かったり、風通しが悪い立地や、雨漏り・配管などの漏水などが挙げられますが、家の性能と暮らし方を変えるだけで、ダンプネスの状態は、ほとんど解消することか可能です。
問題なのは、家の中の湿度が高くなりすぎると、家の中は、汚染物質の揮発とカビ臭で、消臭剤や芳香剤・防虫剤や殺虫剤を多用したり、汗を抑えるための制汗剤や香水・洗濯物の乾きも悪くなり、雑菌が繁殖し生渇きの嫌な臭いを抑えるために、必要以上の合成洗剤や柔軟剤を使うようになってしまうのです。
最近、香害が社会問題になりつつありますが、こうした日用品によっても、化学物質過敏症の患者が、急増し、医療費の増加にもつながるのです。
ダンプネスは、負の連鎖による様々な悪循環を引き起こしてしまうのです。
さらに、湿気や結露によって、木材の腐朽菌やシロアリの蟻害を誘発してしまい、家そのものの耐久性も著しく低下してしまうという認識も必要です。
冬の乾燥時期には、インフルエンザの予防や肌荒れ・喉の乾燥を防ぐための加湿対策が、とかく叫ばれますが、20℃の室内で湿度60%にすると、露点温度は12.3℃となり、普通の家では窓のみならず家のあちこちで結露が発生します。
ダンプネスがもたらす健康被害や環境破壊・建物の劣化も含めた経済的損失は、遥かに大きいのです。
家の中を湿らせない・床下や壁の中・小屋裏を湿らせないということが、住む人と建物の健康をいつまでも守るのです。
気密と断熱性能を高め、過度な冷暖房を控えつつ、家の中の温度差をなくし、換気や除湿を心がけ、冬期間でも40%前後・夏場でも60%前後に湿度をコントロールすることで、湿気や結露によるダンプネスは解消するということをご理解いただきたいと思います。
ダンプネスは、1990年代頃から、欧米でよく議論されるようになった問題で、室内の高湿度環境のことを指す言葉です。
ダンプビルとかダンプハウスという表現をする方もおりますが、要は湿っぽくてジメジメしている状態の建物ということになります。
画像は、ダイソンの商品プレゼン時のデータですが、ダンプネスがもたらす健康への影響についてのエビデンスも大分紹介されるようになりました。
日本人は、昔から湿気に対して、ある程度の順応性はあるものの、梅雨から夏の時期は、体調を崩す方も多いと思います。
湿度が75%~80%を越えるようになると、体感温度が上がるばかりでなく、微生物や雑菌の活動も、活発になり、カビも発生し、カビを餌にするダニも一気に繁殖してしまいます。
こうしたカビやダニが、人の健康や建物の耐久性にも大きな影響を与えてしまうのですが、特にダニの死骸やフンは、アレルギーの一番の原因になるので、出来るだけ繁殖を抑え、日々の清掃を心掛けることが重要です。
また、室温や湿度が高くなることで、室内の建材や家具・カーテンに含まれるVOC(揮発性有機化合物)や壁や床・ソファーなどの布製品に染み付いた臭い成分なども、揮発されやすくなるのということも理解しなければなりません。
余談ではありますが、人は、呼吸や汗によって、1時間に起きてる場合は、約100グラム・寝ている間でも50グラムの水蒸気を発しています。
そして、汗もまた常在菌によって分解されたり、酸化による化学反応によって、汚染物質を発生させているのです。
こうして、室内の空気は、知らず知らずのうちに、様々な汚染物質で蔓延されてしまうわけですが、昨今のシックハウスは、カビや細菌といった微生物が由来する揮発性有機化合物「MVOC」によっても引き起こされ、喘息やアトピーなどのアレルギーの発症率も高まることが、明らかになってきているのです。
そして、昨今急増するアレルギー性の夏型肺炎の原因も、その多くは、トリコスポロンという色の目立たないカビの真菌により発生していることがわかってきました。
しかし、病を発症しても、様々な要因が重なり、原因の特定は困難なことから、薬によって症状を抑えることしか出来ないのが現状で、医療ジプシーと呼ばれる病院を何か所も変える患者が多いのも、アレルギーという病なのです。
結局は、もとの原因と思われる要因を一つ一つ取り去ることが、重要で、住環境や生活スタイルを見直し、室内の空気質そのものを、改善しなければ、なかなか完治することは難しいのではないでしょうか。
今日の住宅は、生活スタイルの変化や換気不足もあって、ダンプネス住宅は、戸建て・マンションとも、非常に増加しています。
ダンプネスをもたらす原因としてあげられるのが
〇 室内外の温度差による結露(冬と夏の壁体内結露も含む)
〇 石油ファンヒーターや過度な冷暖房
〇 換気不足や清掃の悪さ
〇 大量の洗濯物の室内干し
〇 加湿器や観葉植物
その他にも、水はけが悪かったり、風通しが悪い立地や、雨漏り・配管などの漏水などが挙げられますが、家の性能と暮らし方を変えるだけで、ダンプネスの状態は、ほとんど解消することか可能です。
問題なのは、家の中の湿度が高くなりすぎると、家の中は、汚染物質の揮発とカビ臭で、消臭剤や芳香剤・防虫剤や殺虫剤を多用したり、汗を抑えるための制汗剤や香水・洗濯物の乾きも悪くなり、雑菌が繁殖し生渇きの嫌な臭いを抑えるために、必要以上の合成洗剤や柔軟剤を使うようになってしまうのです。
最近、香害が社会問題になりつつありますが、こうした日用品によっても、化学物質過敏症の患者が、急増し、医療費の増加にもつながるのです。
ダンプネスは、負の連鎖による様々な悪循環を引き起こしてしまうのです。
さらに、湿気や結露によって、木材の腐朽菌やシロアリの蟻害を誘発してしまい、家そのものの耐久性も著しく低下してしまうという認識も必要です。
冬の乾燥時期には、インフルエンザの予防や肌荒れ・喉の乾燥を防ぐための加湿対策が、とかく叫ばれますが、20℃の室内で湿度60%にすると、露点温度は12.3℃となり、普通の家では窓のみならず家のあちこちで結露が発生します。
ダンプネスがもたらす健康被害や環境破壊・建物の劣化も含めた経済的損失は、遥かに大きいのです。
家の中を湿らせない・床下や壁の中・小屋裏を湿らせないということが、住む人と建物の健康をいつまでも守るのです。
気密と断熱性能を高め、過度な冷暖房を控えつつ、家の中の温度差をなくし、換気や除湿を心がけ、冬期間でも40%前後・夏場でも60%前後に湿度をコントロールすることで、湿気や結露によるダンプネスは解消するということをご理解いただきたいと思います。
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WBGT(暑さ指数)を理解して、熱中症を予防しよう
先日、「熱中症は気温よりも湿度と輻射熱」という記事をアップさせていただきましたが、暑い日がまだまだ続きますので、もう少し掘り下げて紹介したいと思います。
ブログの中で、環境省でも利用しているWBGTという指数を取り上げましたが、これは、暑さ指数とも呼ばれ、1954年にアメリカで提唱された、熱中症を未然に防ぐことを主目的とした指標で、その有効性が広く認められ、国際的に規格化された指数です。
WBGT(暑さ指数)は温度と湿度、輻射熱(ふくしゃねつ=地面や建物、体から出る熱)、風(気流)を総合的に評価したもので、実際の気温とはかなり違ってきます。
分かりやすくいえば暑さ指数=体感温度となり、28℃を超えると厳重な警戒が必要で、31℃を超えると危険とされ、実際に30を超えると、熱中症で緊急搬送される患者が急増しているのです。
グラフを見てわかる通り、温度が同じでも湿度が違うと指数が変わるのがお分かり頂けると思います。
ただ、このグラフは温度と湿度による暑さ指数の違いを簡易的に表したもので、輻射熱の影響は考慮されていません。
気温よりも床面や壁面・天井面の平均表面温度が、気温よりも、1℃高くなるごとに約0.5℃数値は上がりますので、家の気密や断熱性能と、日差しの強い時期の窓面の日射遮蔽も重要だということもご理解いただければと思います。
そして、逆に数値を下げる要素に気流があります。
窓開けや、扇風機によって身体に気流を与えることで、体感温度は下がり熱中症の危険も低くなり、しかも快適になるというわけです。
気温や湿度の高い時期の窓開けは、逆効果になる場合もありますが、扇風機の風速は機種によってもまちまちですが、概ね弱で2m・中で3M・強で4M位の秒速です。
大体風速がそのまま数値に表れると言われていますので、扇風機の風で、体感温度は2℃~3℃下がることになります。
1時間あたり1円とか2円の電気代ですので、是非有効にお使い下さい。
弊社の外断熱の家は、猛暑日でも、28℃・50%台の暮らしを推奨しておりますが、例えば、28℃で50%の湿度であれば、24℃の熱さ指数となり、55%~60%以内であれば25℃の暑さ指数となり、多くの人にとって、快適な体感温度になります。
しかも、輻射熱の影響も受けない外断熱の家は、体感温度もそのままですので、薄着で、家の中にいる分には、運動でもしない限り、安心して過ごしていただけるのです。
そして、さらに涼しさを得たい方や暑がりの方は、扇風機を上手に使っていただければ、さらに数値は下がるというわけで、うちわも何気に重宝します。
参考までに、今、現在の住んでいる地域のWBGT指数がわかる環境省のサイトとミスナール式を用いた温度と湿度・風速による体感温度が計算できるサイトを張り付けておきますので、是非一度ご覧になってみて下さい。
http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
気温・湿度・風速で分かる体感温度のサイトです。
ブログの中で、環境省でも利用しているWBGTという指数を取り上げましたが、これは、暑さ指数とも呼ばれ、1954年にアメリカで提唱された、熱中症を未然に防ぐことを主目的とした指標で、その有効性が広く認められ、国際的に規格化された指数です。
WBGT(暑さ指数)は温度と湿度、輻射熱(ふくしゃねつ=地面や建物、体から出る熱)、風(気流)を総合的に評価したもので、実際の気温とはかなり違ってきます。
分かりやすくいえば暑さ指数=体感温度となり、28℃を超えると厳重な警戒が必要で、31℃を超えると危険とされ、実際に30を超えると、熱中症で緊急搬送される患者が急増しているのです。
グラフを見てわかる通り、温度が同じでも湿度が違うと指数が変わるのがお分かり頂けると思います。
ただ、このグラフは温度と湿度による暑さ指数の違いを簡易的に表したもので、輻射熱の影響は考慮されていません。
気温よりも床面や壁面・天井面の平均表面温度が、気温よりも、1℃高くなるごとに約0.5℃数値は上がりますので、家の気密や断熱性能と、日差しの強い時期の窓面の日射遮蔽も重要だということもご理解いただければと思います。
そして、逆に数値を下げる要素に気流があります。
窓開けや、扇風機によって身体に気流を与えることで、体感温度は下がり熱中症の危険も低くなり、しかも快適になるというわけです。
気温や湿度の高い時期の窓開けは、逆効果になる場合もありますが、扇風機の風速は機種によってもまちまちですが、概ね弱で2m・中で3M・強で4M位の秒速です。
大体風速がそのまま数値に表れると言われていますので、扇風機の風で、体感温度は2℃~3℃下がることになります。
1時間あたり1円とか2円の電気代ですので、是非有効にお使い下さい。
弊社の外断熱の家は、猛暑日でも、28℃・50%台の暮らしを推奨しておりますが、例えば、28℃で50%の湿度であれば、24℃の熱さ指数となり、55%~60%以内であれば25℃の暑さ指数となり、多くの人にとって、快適な体感温度になります。
しかも、輻射熱の影響も受けない外断熱の家は、体感温度もそのままですので、薄着で、家の中にいる分には、運動でもしない限り、安心して過ごしていただけるのです。
そして、さらに涼しさを得たい方や暑がりの方は、扇風機を上手に使っていただければ、さらに数値は下がるというわけで、うちわも何気に重宝します。
参考までに、今、現在の住んでいる地域のWBGT指数がわかる環境省のサイトとミスナール式を用いた温度と湿度・風速による体感温度が計算できるサイトを張り付けておきますので、是非一度ご覧になってみて下さい。
http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
気温・湿度・風速で分かる体感温度のサイトです。
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月3千円で家中が24時間爽やか!
大衡ときわ台南にあるリアルサイズ(33坪)のソーラーサーキットの宿泊体験モデルハウスでは、2Fにある2.8キロ(8畳用)のエアコン1台を24時間連続運転させて、家中の温度差のない快適な環境にしています。
画像は、日中の最高気温が35℃になった7月21日(土)のものです。
<玄関ドアにある外の温湿度です。日射熱の影響で気温よりも高い表示になります>
<リビングの温湿度です>
<2階寝室の温湿度です>
エアコンの温度設定は28℃にして、24時間連続運転しておりますが、下のHEMSのグラフをみてわかる通り、エアコンの1時間当たりのピークの電気消費量は、0.4kw(11円)で、消費電力からの想定すると、本来2.2KW(6畳用)のエアコンの定格運転での消費電力と同じになります。
※ ハロゲンヒーターの弱運転が、1時間あたり0.5KWの消費電力です。
そして、外気温が低下する夜の9時から朝の9時頃までは、ほとんど送風運転になっており、電力消費がないのがわかると思います。
エアコンは、設定温度に達するまでが、多くのエネルギーを要しますが、設定温度に達すると、温度の下がった室内空気を循環させるのだけなので、性能が高ければ高いほど、高い省エネ性を発揮します。
ちなみに、とても暑かった7月21日の、エアコンの消費電力は1日の合計でも、わずか3.1kwとなり、1KWあたり27円の単価で計算すると、1日で、83.7円となり、わずかな料金で、連続運転が可能となります。
つまり、消したりつけたりの間欠運転するよりも、連続運転する方がエアコンに負荷はかからず、この暑さが毎日続いたとしても、1ヵ月分のエアコンの電気代は、2,511円というわけです。
実際は、生活熱や生活で発生する水蒸気の影響も出てくるので、2割~3割程度アップすると思いますが、遮熱と通気・排熱と排湿を組み合わせると、こういう家が出来るのです。
そして、この建物には、5KWの太陽光を設置しており、本来のZEHの基準を満たすには2KWほど太陽光の容量が足りない二アリーZEHの基準ですが、ソーラーサーキットの家は、小さな太陽光でも十分ゼロエネが可能となります。
ソーラーサーキットの家ほど、冬と夏の省エネ性と快適性を兼ね備えたバランスのいい家は、なかなか存在しないと思います。
冬の寒さ対策と夏の暑さ対策にくわえ、湿気対策も両立し、温度・湿度・清浄さといった室内の空気のバリアフリーを可能にした未来基準の家の夏の爽やかさを、ご自身の目と肌でご体感いただきます様ご案内申し上げます。
画像は、日中の最高気温が35℃になった7月21日(土)のものです。
<玄関ドアにある外の温湿度です。日射熱の影響で気温よりも高い表示になります>
<リビングの温湿度です>
<2階寝室の温湿度です>
エアコンの温度設定は28℃にして、24時間連続運転しておりますが、下のHEMSのグラフをみてわかる通り、エアコンの1時間当たりのピークの電気消費量は、0.4kw(11円)で、消費電力からの想定すると、本来2.2KW(6畳用)のエアコンの定格運転での消費電力と同じになります。
※ ハロゲンヒーターの弱運転が、1時間あたり0.5KWの消費電力です。
そして、外気温が低下する夜の9時から朝の9時頃までは、ほとんど送風運転になっており、電力消費がないのがわかると思います。
エアコンは、設定温度に達するまでが、多くのエネルギーを要しますが、設定温度に達すると、温度の下がった室内空気を循環させるのだけなので、性能が高ければ高いほど、高い省エネ性を発揮します。
ちなみに、とても暑かった7月21日の、エアコンの消費電力は1日の合計でも、わずか3.1kwとなり、1KWあたり27円の単価で計算すると、1日で、83.7円となり、わずかな料金で、連続運転が可能となります。
つまり、消したりつけたりの間欠運転するよりも、連続運転する方がエアコンに負荷はかからず、この暑さが毎日続いたとしても、1ヵ月分のエアコンの電気代は、2,511円というわけです。
実際は、生活熱や生活で発生する水蒸気の影響も出てくるので、2割~3割程度アップすると思いますが、遮熱と通気・排熱と排湿を組み合わせると、こういう家が出来るのです。
そして、この建物には、5KWの太陽光を設置しており、本来のZEHの基準を満たすには2KWほど太陽光の容量が足りない二アリーZEHの基準ですが、ソーラーサーキットの家は、小さな太陽光でも十分ゼロエネが可能となります。
ソーラーサーキットの家ほど、冬と夏の省エネ性と快適性を兼ね備えたバランスのいい家は、なかなか存在しないと思います。
冬の寒さ対策と夏の暑さ対策にくわえ、湿気対策も両立し、温度・湿度・清浄さといった室内の空気のバリアフリーを可能にした未来基準の家の夏の爽やかさを、ご自身の目と肌でご体感いただきます様ご案内申し上げます。
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