院内感染などを防ぐために、風邪の初期症状などでは、安易に病院にかかることのないよう自宅での安静が求められています。
通常の風邪の場合は、熱が多少出ても健康な方であれば1日~3日程度安静にしていれば熱が下がることから、4日以上の目安が定められていると思われます。
しかし、薬の服用についてはあまり詳しく触れられることはないために、これまでの習慣によって、熱や咳・くしゃみなどの風邪の初期症状が出ると、早めに治そうという意識がはたらき、市販薬を服用する方が少なくありません。
先日、テレ朝の富川アナの報道にもありましたが、熱が2日ほどで収まって仕事を続けたら、症状が悪化しコロナに感染したことが明らかになりました。薬を服用したかどうかは、報道されていませんがおそらくは飲んだのではないでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、薬は症状を緩和するのが目的であり、ウィルスを退治することは出来ません。
ウィルスを退治し病が治るのは、あくまで自己の免疫力であり治癒力で、熱や咳・くしゃみが出るのも、免疫がウィルスと戦っている証でもあります。
こうした話は、多くの心ある医療関係者の方々からも、指摘されてますが、薬推進派も多いこともあり、なかなかメディアで取りあげられないので、なかなか国民に浸透しないという悩ましい状況です。
2月に開催した角田先生の講演会でも、コロナの重症化対策として発熱を無理に抑えないという話や免疫を高める食事の話も紹介していましたので、ご興味のある方は是非ご覧ください。(1:21分~26分頃)
https://www.youtube.com/watch?v=zFJVs07FBXQ
ご自身やご家族で、発熱などの症状が出た場合、今回ばかりは、薬に頼らず熱を出し切っていただき、身体を暖めて、水分と良質な栄養をほどほどに摂取し、安静にすることが重要です。
※ 脳炎などの恐れがありますので、頭は水枕や冷たいタオルで冷やすことは大事です。
そして3日経っても、熱が下がらない場合に、かかり付けの病院や所定の窓口にご相談いただきたいと思います。
ベストセラー「薬剤師は薬を飲まない」の著書で、有名な宇田川先生の記事にもありますので、目を通していただければ幸いです。
インフルエンザの疑いがある発熱。「市販の解熱剤」を飲まない方がいい理由
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