喘息だという知り合いから、カビの臭いについて相談を受け、家に行ってみました。
室内のカビには気を付けているようですが、どうもカビの臭いが気になるらしく、消臭剤の臭いと混ざった臭いがしていました。
震災後にとあるメーカーで建てたらしいのですが、原因は目に見えない壁体内や内装材の裏側のカビと換気不足ではないかという話をさせていただきました。
案の上、床下点検口を開けて、臭いをかいでみるとカビの臭いが充満しており、持参した温湿計をしばらくおいてみると、23.5℃で湿度が98%になっておりました。
梅雨はとうにあけましたが、8月一杯は湿度が高く、外から室内側へ水蒸気は常時移動します。
特に基礎の換気口や基礎パッキンによって、床下に湿気が侵入しやすい建物では、7月から8月にかけて床下の湿度は、非常に高く結露も頻繁に発生しています。
床下のカビを防ぐには、湿気の侵入を抑え、高くとも70%台の湿度を維持することが重要となります。
家に帰って我が家の床下を測ってみたら、24.5℃で68%でカビの臭いはありません。
事件は、目に見えないところでおきているということをご理解いただきたいと思います。
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