内断熱(充填断熱)の場合、床下断熱が一般的で、浴室部分の基礎は、内側に断熱材を施工しますが、職人や現場監督の無知や不注意で、様々なトラブルが発生する場合があります。
紹介するのは、日経ホームビルダーという業界誌の記事ですが、浴室の人通口部分(点検や補修などのために床下に入るスペース)の、断熱がなされていないために、床下の冷気が、浴室の床から室内壁に入り込み家が寒いという事例です。
この事例は、家を建てる際に、営業担当者から長期優良住宅で断熱等級が最高なので暖かいですよ。
という説明だったにもかかわらず、下手をすると前の家の方が暖かく、欠陥ではないかと疑問を感じて、第3者に調査依頼して、施工ミスが判明したようです。
詳しくは、記事を読んでいただきたいのですが、浴室の床下部の気密や断熱の施工には、十分な注意が必要です。
気密や断熱に理解が薄く、経験が少ない建築会社や職人・現場管理者だと、こうした不具合は、よくありがちな現象とも言えます。
そして、こうした箇所の公的検査は、スルーされてしまいがちな部分ですので、確かな技術をもった施工者に依頼することが、重要になってくるのです。
こうした施工ミスは、冬の寒さばかりでなく、夏場の湿気や結露によって、カビや腐朽菌・シロアリの被害を招いてしまい、室内の空気環境も悪くするので注意が必要です。
外断熱の家は、基礎の外側に断熱施工し、床下の温度は、一年を通して15℃~25℃以内に保たれ、このような問題は発生しませんのでご安心下さい。
浴室の床下は断熱の死角
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