農作物の慣行栽培における農薬使用は、安定収量や食中毒・見た目を気にする消費者ニーズもあり、致し方ない部分もございますが、耕作面積当たりの農薬使用量は、世界を見回してもトップランクで、農薬基準が非常に緩いということはご存知の方も多いと思います。
そして、農薬は、以前の有機リン系の農薬から、現在はネオニコチノイド系の農薬が主流になっています。
有機リン系の農薬は、噴霧器を使用した葉面散布が主でしたが、ネオニコ系の農薬は、ヘリやドローンで散布したり、農薬の入った種をマイクロカプセルに包むなどしています。
有機リン系の農薬の場合は、洗ったり、皮を剥けば、ある程度農薬が落ちていましたが、最近では、根から吸収され、果物や野菜の中まで浸透しているので、基本的に農薬は、残留したままになると言われています。
毎日摂取しても健康に害は、及ばさない基準値ということにはなっていますが、個人差もあり、大量に食べたり、複合的な摂取による影響も考えなくてはなりません。
野菜や果物から、取り入れるビタミンや植物繊維は大事ですが、農薬によって健康を害したら身も蓋もありません。
除草剤や農薬の問題は、デリケートな問題でなかなか表面化することはありませんが、出来るだけ、減農薬や有機栽培・自然栽培の無農薬野菜を食べるように心がけてはいかがでしょうか。
下記の記事は、かくたこども&アレルギークリニックの角田先生の記事です。
先生に温野菜はどうですか?と聞いたら、茹でても残留農薬は変わらないと聞いてショックを受けた次第です。
特に、成長期の子供たちの神経系に悪影響をもたらすことが、明らかになってきているようですので、ご興味のある方は目を通してみて下さい。
そして、このネオニコ系の農薬は、家庭で使われる防虫剤や殺虫剤にも使用されており、最近では、住宅の防蟻剤としても多用されるようになっています。
この辺の話は、また後日紹介したいと思います。
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---夕食で食べた果物であなたのお子さんは多動になり眠れなくなっているかもしれません---
ネオニコチノイド系農薬は、ニコチンを摂取したときと同じような状態を作る農薬です。
果物など日常的に食べる食品に残留し、日本では欧米諸国にに比べて残留基準がかなり甘い農薬です。
アドレナリンやドーパミンの生産が高くなるため、神経に作用し、子どもでは多動や、集中力の低下、夜泣き、行動の異常などを起こし、大人では不眠、動悸、過剰な神経興奮、手の震えなどを起こします。
販売当初は哺乳動物には全く副作用が出ないという歌い文句で販売されましたが、その毒性が分かってきました。
東北大学の山國先生が動物実験でアドレナリンやドーパミンの生産が高くなることを証明しています。
「哺乳類に安全」という観察は十分か?
また、いろいろな人がその毒性を訴えています。
ネオニコ系農薬問題
EUではフランスなど多くの国で使用が制限、禁止されてきていますが、日本では対策が進んでいません。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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