悩ましい高齢者への虐待問題

介護施設での高齢者への虐待問題が、時折取り沙汰されますが、家族や親族などの養護者による高齢者虐待の方が遥かに多く、わかっているだけでも、1万7078件(同694件増)と5年連続で増え、過去最多になっているということを、介護事業者の社長様からお聞きしました。

長期の介護は、家族の方々の負担は大きく、想像を絶する苦労を強いられており、他人がとやかく言えない問題ですが、こうした話を聞くたびに、やるせない思いに駆られてしまいます。

人は、誰しもが年を重ね老化していきますが、本人はもちろん、家族のためにも出来るだけ健康寿命を延ばさなければなりません。

寝たきりになる要因は様々ですが、その多くは脳疾患や心疾患・認知症・転倒などが主な要因です。

寒さや暑さ・臭いや湿気に悩まない空気環境の中で、階段や段差・生活動線を考慮した真のバリアフリー住宅に暮らすことが、病気の予防にもつながり、シニア世代の健康寿命を延ばすのではないでしょうか。

現代の暮らしは、日々体内に取り入れる水分を空気はもとより、野菜や肉・加工品や調味料、そして日用品や医薬品に至るまで、様々な農薬や食品添加物・化学物質など健康や環境を害する有因物質に溢れています。

一つ一つの安全性は、ある程度担保されてますが、個人差もあり、長期的な摂取や複合摂取による影響は誰もわからないのが現実です。

お酒を全く飲めない人やおちょこ一杯で真っ赤になる人がいるように、農薬にしても、食品添加物やVOCなどの化学物質にしても、その基準値はあくまでマウスなどの生体実験に基づいた半数致死率に、成人男性を置き換えて安全値を出しているだけで、実際の閾値は人それぞれです。

ガンを始めとする生活習慣病や国民医療費の増加を鑑みても、環境中に溢れる化学物質が、大きな要因であることは誰もが認めるところではないでしょうか。

様々な健康食品やサプリなども販売されていますが、何を摂取したから健康になるというものは基本的になく、逆に病を引き起こす場合も少なくありません。

人生100年時代、出来るだけ体に悪いものは避けた生活と適度な運動や良質な睡眠を心がけた生活を送れば確実に免疫が高まり、病の予防に繋がると思います。

人間の体は、水と空気と食物で出来ています。

体内には、100人の名医がいるという名言がありますが、根本的に病を治すのは自己の治癒力です。

免疫力を高めて健康な日々を送りましょう。

高齢者への虐待 過去最高

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