最近、気になっているCMの一つに、テニスの大阪なおみプロが登場する洗剤のCMがありますが、ブチューとカプセルが破けるシーンを見ると、ゾッとしてしまいます。
プロの健康や成績の低下ももちろんですが、CMに影響されて使用する小・中・高校生や大学生・多くのアスリートの皆さんの体調不良やパフォーマンスの低下を考えると心配になるのは私だけではないと思います。
ギリギリの状態の中でプレーし、本来は、酸素たっぷりのキレイな空気が必要な時に、様々な有害物質や人工香料を取り込んだらどうなるでしょう。
こんな史上最強は必要ないと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、驚きの白とか、最強の白と言った合成洗剤がありますが、洗剤の洗浄力で汚れや黄ばみが取れて白くなるわけではありません。
白くなるのは、基本的に蛍光増白剤の効果によるもので、増白剤の比率を多くしているだけです。
蛍光増白剤は、白物衣料のほとんどに含有されていますが、乳幼児の肌着などには使用が禁止されています。また、医療用のガーゼや包帯・マスクなどにも使用されていないのです。
以前、保健師の方から、赤ちゃんの身に着ける肌着などをキレイにしようと、増色剤の入った合成洗剤で洗濯して、ふっくらいい香りをと香り付きの柔軟剤を使うということは、知らず知らずのうちに幼児虐待をしているのと同じという話をお聞きしたことがあります。
中には、良かれと思って、子どもやペットの服に〇〇〇リーズを多用する若いお母さんも多いようです。
連日のように、TVでは健康番組がよく流れますが、CMになると打って変わって健康に悪そうな商品のCMが次々と流れてきます。
経済が優先される世の中ですので、致し方ない側面はありますが、CMを鵜呑みにして病が発症しても結局は自己責任です。
この世に流通する全ての商品やサービスには、必ずメリットとデメリットがあります。
早い・安い・美味い・キレイ・簡単・便利・安心・安全というメリットばかりが強調されますが、裏側にあるデメリットを正しく理解した上で、人や環境・社会に優しい消費活動することが、消費者庁でも推進するエシカル消費です。
自然や天然・オーガニックや無添加など、さも健康や環境に優しそうなネーミングやキャッチコピーが並ぶフェイク商品も多々ございますので、ラベルの裏側や注意書きをしっかり確認した上での購入をお勧めいたします。
特に、小さな子どもは、飲み物・食べ物・衣服・空気に至るまで、全ては親の与えた環境によって、大きくなっていきますので、くれぐれもご注意ください。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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