シニア世代の方々の、平屋の家に住みたいというニーズが増えてます。
これは、階段の昇り降りが徐々に負担となり、二階部分の掃除も大変になってくる老後を考えて、生活のベースは、1階に集約したいというシニア世代の切なる願いとも言えます。
今回、ご提案させていただいたのは、平屋風の2階建て住宅で、寝室も将来の介護を考慮して、繋がりとプライバシーを両立させ、トイレや洗面・脱衣スペースも広くとって、洗濯物の物干しも出来るようにしています。
小屋裏スペースもお元気なうちは、収納や趣味の部屋にも使えて、子供やお孫さんがいつでも泊まれるフリースペースにもなっており、天井高もたっぷり取っているので窮屈感もありません。
昨今、お爺ちゃんの家は、寒さや暑さで、泊まりに行きたくないというお孫さんも多いようで、泊まらずにお年玉やお盆玉をもらいにくるケースも多いようです。
また、昔の「ホテル」という、♪ホテルで会ってホテルで別れ♪という歌がございましたが、宿泊費もお爺ちゃんやお祖母ちゃん持ちで、お盆や正月を過ごすご家庭も少なくないようです。
出来れば実家でのんびり過ごしたいという思いを皆さんが抱いており、将来の介護やお見舞いなどを考えても、離れた家族が泊まれるスペースも必要ではないでしょうか。
しかし、泊まれる部屋を1階につくると面積が増え、建築費がアップするのは、必然となるわけで、費用を最小限に抑えてつつ、空間の有効利用が図れるのが外断熱の家の大きなメリットでもあります。
小屋裏は、もともとある空間です。
外断熱の場合は、屋根部分の断熱も、天井に断熱するのではなく、構造躯体の外側で施工することで、小屋裏の活用が可能で、しかも冬も夏も快適に過ごしていただけるのです。
1.2階合わせて、33坪ほどの建物ですが、この位の大きさだとエアコン1台で、冬も夏も温度差のない快適な暮らしが送れ、年間の冷暖房費も8万円前後で賄えます。
お客様は70代のご夫婦で、震災で被災され、仮設住宅に入居し、その後復興住宅に移りましたが、どうしても環境に馴染めずに体調を崩され、この度新築することになりました。
そして、 一旦、新築の復興住宅に入居したものの、自宅の再建を図るということで、再建支援金が200万円ほど支給され、金利が10年間0%という復興融資も利用出来ることになりました。
しかも、お嬢さんとの親子承継ローンにより、35年の長期返済によって、毎月の支払いも、復興住宅に1万ほどプラスした返済なのです。
年中、ストレスなく快適に暮らせて、光熱費や医療費が削減することを考えれば逆に安いくらいで、長生きすればするほど得するねと喜んでいただきました。
こうした情報は、なかなか知られていませんが、震災により半壊以上の罹災を受けて、住宅を再建する方が受けられる再建支援金の受付は、来年3月まで延長となっていますので、被災された住宅で、今後何十年も住むのは不安という方もたくさんいらっしゃいます。是非、情報提供のご協力をお願いいたします。
但し、再建支援金は、基本支援金を受けた世帯が、対象となりますので、よろしくお願いします。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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