アトピーと言えば、以前は子どもに多いアレルギーでしたが、最近は30代から40
代の患者さんも増加しているようです。
個人の体質や複合的要因が重なり、原因の特定は難しいですが、環境中に溢れる化学物質の影響は否めません。
食の手軽さや美味しさ・生活の不満を解消するために、あらゆる業界で次々と新商品が生まれていますが、日々の食事や生活用品に含まれる様々な化学物質が、知らず知らずの内に、飲食や呼吸・経皮から体内に侵入しています。
また、防犯や花粉の侵入にくわえ、核家族化が進み、日中不在の家も多く、換気不足と思われる家がほとんどで、室内の空気は外の10倍以上汚れているという認識も必要です。
さらに、生活スタイルの変化によって、家干しが増加し、中途半端な家の断熱化と冷暖房の普及によって、湿気はもとより結露が発生し、カビやダニが繁殖し、症状を悪化させているのが現状で、室内のペットの影響も少なくありません。
さらに厄介なのが、部屋や洗濯物の臭い対策に使用される消臭剤や芳香剤・合成洗剤や柔軟剤・防虫材や殺虫剤によって、もたらされるシックハウス症候群や化学物質過敏症です。
全てをゼロにすることは、到底無理な話で、ある程度の妥協は必要ですが、日々の飲食や生活において、出来るだけ化学物質を取り入れない暮らしが必要ではないでしょうか。
そして、適切な換気と清掃を心がけ、バランスのとれた栄養と適度に運動をして、体を冷やさずに良質な睡眠をとって、自己の免疫を高めることが何より大事です。
アレルギーに限ったことではありませんが、薬は症状を抑えるだけで病が完治するわけではなく、どんな薬にも副作用があり、薬や食品・体内で生成される物質との化学反応によって、新たな有害物質が発生する場合もあるのです。
症状がつらい場合は、致し方ありませんが、出来るだけ薬に頼らず、自己の治癒力を高めて、シックライフを見直すことが、アレルギーの発症や悪化を防ぎますので、くれぐれもお気をつけください。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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