近年、若い世代の方に人気のある、シンプルモダンとかデザイナーハウスの多くは、箱型の総2階タイプで設計するケースが多く、弊社でも箱型キューブタイプの要望が大分多くなってきました。
箱型の家の最大のメリットといえば、大分建築コストが軽減されるということです。
凹凸がない建物は、基礎や構造も含め資材や工事手間の効率がいいのは、何となくご理解いただけると思いますが、建築コストを抑える要素を紹介したいと思います。
箱型の家は、一般的に
〇 屋根がフラットタイプが多く、小屋組みの構造材や工事費用・屋根材の数量や工事費が削減できる。
〇 窓が小さかったり、少ない家が多く、サッシ本体や取り付け工事・カーテンや網戸なども削減できる。(窓が小さくなった分、外壁工事がかかりそうですが、逆に無駄な材料や施工手間が省け、外壁が大きくなっても、ほとんど変わらずに、逆に若干安くなるケースもある。
〇 軒の出が少ないタイプは、軒部分の材料費や手間・屋根工事も削減できる
〇 バルコニーがつかない家も多く、バルコニーの費用を削減できる。
〇 建物の外周で、構造の強度計算が図れるので、オープンなプランを作りやすく、内部の柱や間仕切りの耐力壁が削減できる。
〇 冷暖房の効率が良くなるために、エアコンの容量や台数も削減できる。
こうした要素によって、大分コストダウンが可能となり、2000万以内でも十分外断熱の家が出来て、コストを抑えた分、設備や仕様に費用をあてた設計も可能ですのでよろしくお願いいたします。
※ 屋根のフラットタイプは、外断熱ならではの小屋裏の有効利用や換気のメンテナンスに難点が出ますので、屋根の形状は考慮いただければと思います。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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