ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の認知は、ユーザーにも広がってきましたが、二アリーZEHをご存知ない方も多いのではないでしょうか。
大衡にある、ソーラーサーキットのリアルサイズの体感宿泊展示場は、二アリーZEHの基準で建てた住宅ですが、環境省からZEHの省エネ住宅を推進する体験宿泊事業の採択を受けたモデルハウスです。
二アリーZEHとは、
Nearly ZEH(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) ZEHを見据えた先進住宅として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネル ギー設備を備え、再生可能エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量 をゼロに近づけた住宅のことをさしています。
分かりやすくいうと
ZEHの定めるゼロエネルギーの基準は、満たしてなくとも、エネルギーゼロに近づけた一定の基準の住宅は、ZEHと認めて補助金も出しますよ。ということです。
ZEHとの具体的な違いは、
ZEHは、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 100% 以上の一次エネルギー消費量削減するというものですが、
二アリーZEHは、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 75% 以上 100%未満の一次エネルギー消費量削減でもOKですよ。ということで、通常のZEHの75%の太陽光でOKで、必要以上の太陽光を搭載しなくても済むのです。
但し、この補助金を活用するには、地域的な制限があり、寒冷地(地域区分1又は2地域)、低日射地域(日射区分が A1 又は A2 の地域)又は多雪地域(垂直積雪量 100cm 以上)とされており、寒冷地であったり、日射量が少なかったり、雪が多いために、発電があまり見込めないというエリアに限定している特例なのです。
そして、宮城県では、仙台市の他、富谷町・大和町・色麻町・蔵王町・大河原町・村田町・柴田町・川崎町と加美町・大崎市・栗原市・登米市の一部が、日射量の少ない地域として、この二アリーZEHの補助金の活用が可能となっています。
もちろん、弊社では、通常のZEH補助金(70万)や今年創設されたZEHプラス(120万)の補助金も活用出来ますので、ZEH補助金にご興味のある方は何なりとご相談いただきたいのですが、ZEHの補助金には矛盾も抱えているということを、紹介しておきたいと思います。
太陽光を搭載する場合、注意しなければならないのが、固定価格での買い取りが終了する11年目以降の売電価格です。
当初、想定されていたのが、kwあたり11円でしたが、7円~8円という話を最近よく聞きます。
実際どうなるかはわかりませんが、必要以上の太陽光を設置してしまうと、後々厄介な問題を抱えてしまう可能性が少なからずあるということも考慮しなければなりません。
当然、売電単価も下がるのですが、仮に10円を切るような形になれば、売電のメリットは極端に少なくなり、かといって留守がちな日中に、無理に電気を使うわけにもいかないわけです。
そこで、登場するのが蓄電池の導入やエコキュ―トの日中保温・または電気自動車ということになります。
エコキュ―トの日中保温や電気自動車については、後日またご説明させていただきますが、蓄電池の場合、まだコストが高く、採算が合わず、現在は、夜間電力を蓄電しての使い方がメインとなり、非常用として、年中蓄えている方はそう多くありません。
現在メーカーは、低価格での商品開発を進めており、どれだけ蓄電出来て、どこまでコストが抑えられるか期待したいところではありますが、発電した分を蓄電する容量の蓄電池を家庭に設置するのは、費用的にも設置場所を考えても、現実的な話ではないかと思います。
要するに、必要以上の大容量を設置すると、後々様々な問題に直面する可能性があるということも考慮しなければならないのです。
省エネ住宅と謳いながら、断熱性能がさほど高くないメーカーは、太陽光の設置面積も大きくなりがちで、極端な屋根形状の建物も多く、将来のことを考えると、複雑な想いを抱いてしまいます。
体感宿泊展示場は、Ua値0.41の断熱性能となっており、ゼロエネ基準にすると、約7KWの太陽光を設置しなければなりませんが、二アリーZEHということで、約5KWの太陽光の設置でOKとなります。
そして、この二アリーZEHの基準で建てても、ゼロエネが十分可能になるのが、ソーラーサーキットの家の凄さで、計算値以上の性能を発揮するのです。
ZEH基準で建てても、ゼロエネにならない住宅もありますが、二アリーZEHで建ててもゼロエネになる住宅が、あるということをご理解いただきたいと思います。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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