「ダメだっちゃ温暖化」セミナー

  • 「ダメだっちゃ温暖化」セミナー
先月、国際ロータリー2520地区松塩ゾーンで、IM(インターシティミーテング)という大会が開催されました。

ロータリークラブでは、世界中の水や衛生、環境全般の課題解決を図るための啓蒙活動に日々取り組んでおり、その一環として今回のIMに宮城県環境政策課の職員の方を講師に迎え「だめだっちゃ温暖化」と題した記念講演を依頼いたしました。

地球の温暖化は、大気中のCO2などの温室効果ガスの濃度が高まることで、熱の吸収が増加し、気温が上昇し、様々な影響を及ぼすのはご存知だと思います。

実際に、約200年前の産業革命当時は、280PPMだった大気中のCO2濃度が現在は400PPMを超えるようになり、このままのペースで、有効な温暖化対策をとらなかった場合、2100年には、世界の平均気温が2.6℃~4.8℃上昇すると危惧されております。

そして、気温上昇により、平均海面水位は最大で82センチも上昇する可能性が高いと予測されており、美しい地球を次世代にバトンタッチする上でも、国民一人一人が真剣に考えなければならない問題でもあります。

セミナーでは、日々の暮らしにおける省エネについても、いろいろな紹介がありましたが、そんな中、初めて知る内容もありました。

フローリングに掃除機をかける場合、強でも弱でもホコリなどの吸引量には、ほとんど違いがなく、冷蔵庫は物を入れすぎるとエネルギー効率が低下しますが、冷凍庫の場合は逆で、たくさん詰め込んだ方が、効率が上がるそうです。

HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメントシステム)の導入も徐々に進んではきていますが、家庭でのエネルギー消費の見える化も、エネルギーの無駄使いを抑え、温暖化防止には役立つということを、改めて実感した次第です。

いずれにしても、全体のエネルギー消費を2013年度比で26%削減するのが、我が国の目標ですが、達成するには、家庭部門で約40%の削減が必要とされています。

そうした意味でも、家の断熱性能を向上させ、創エネ・省エネ設備を導入を推進していくことは重要で、レベルの高いZEH住宅にして、寒い冬も暑い夏も出来るだけ冷暖房の力を頼らずに、しかも快適で健康に暮らせる住まいが、求められているということをご理解いただきたいと思います。









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