省エネ住宅は樹脂トリプルがスタンダード

窓の断熱性能を消費者にわかりやすく伝えるために ガイドラインの改正され、平成23年4月より、省エネ建材等級ラベルが既存の「窓・サッシ・ガラス」の三種類から「窓」のみに一本化 されました。



性能は4段階となり、熱貫流率が2.33以下の窓が、4スターの最高等級になっていますが、最高といっても、それほど高いレベルではないという事を理解しなければなりません。

しかし、まだこのU値2.33の窓(アルミと樹脂の複合サッシ)を多くのハウスメーカーが採用しており、しかも、従来のアルミサッシと比べ、2.8倍性能を向上させ、最高の4スターと堂々と紹介しているのです。

しかし、窓からの熱損失割合は約50%、夏は熱の侵入が約70%と大きく、省エネで快適な室内環境とし、特に冬期間の窓の結露を解消するには、宮城のような寒冷地の場合、不十分といえる性能となります。

また、こうしたこともあり、昨今の新築では、窓を出来るだけ少なくして、熱損失を最小限にし、コストダウンを図るメーカーも多く、いかにも暗そうで圧迫感を感じる住宅も少なくありません。



弊社では、15年以上も前から、熱貫流率1.5の樹脂サッシを採用しておりましたが、2年前から、さらに性能を向上させ、FIXで1.0・外開きタイプで1.1・引違タイプで1.3という樹脂サッシのトリプルガラス(LOW-Eガラス+アルゴンガス)を採用しており、窓の大きさや数の制限を設けず、お客様に選択していただいております。





実際、窓性能による差は歴然で、2020年の改正省エネ基準義務化に向けて、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)への流れが急速に進む中、おそらくはここ数年で、ハウスメーカーの大半が樹脂トリプルへと切り替えが進み、窓は、樹脂トリプルが、あたり前の時代がもうすぐそこまで来ております。

省エネで快適に暮らすには、外皮の断熱同様、開口部の性能も非常に重要であり、どちらで建てようとも、新築の際は、樹脂のトリプルガラスの採用をおススメいたします。

※ 防火地域や準防火地域では、樹脂サッシは使用できないケースも多々ありますので、よろしくお願いします。

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