※ 我が家の日曜夜11時と月曜朝6時の寝室の室温です。
月曜日の朝は、大分暖かかったせいもあり、熱損失より、夫婦の発生する熱量が上回り、若干室温が上がりました。
室温が上がると湿度は下がるのが普通ですが、逆に上がっているのは、私達の発する水蒸気と寝ているときに喉が渇いた時の為に置いておく水の影響だと思いますが、扉もオープンにして換気も機能しているので、こういう温湿状況になるというわけです。
しかし、換気が働らかず、ドアを密閉していたら、例えソーラーサーキットの家であっても、計算上は下記のように結露も発生してしまうのです。
我が家は10畳の寝室ですが、18℃の室温であれば、寝室全体で、15グラム×500立米で750グラムの水蒸気を含むことができます。
つまり、日曜夜は40%の湿度となっており、750×0.4となり、寝る時点では300グラムの水蒸気が寝室内の空気に含まれているということになります。
そして、昨日紹介したように、夫婦の呼吸によって寝ている間に420グラムの水蒸気が発生し、もとの水蒸気量に、加わったとすると、合計では、720グラムの水蒸気が室内に含まれることになるのはおわかりいただけると思います。
そうすると、750グラムの空気しか含めことのできない、10畳・18℃の湿度は720÷760=0.96となり、96%の湿度になってしまうのです。
そうなると、露点温度は17℃以上となり、結露があちこちで発生してしまい家中がカビだらけになってしまうというわけです。
結露をふせぎ、健康で快適な住環境を実現するには、気密・断熱・換気・冷暖房にくわえ、適切な暮らし方も、非常に大事な事で、いくらお金をかけてもこのバランスが崩れると住み心地のいい家にはなりません。
日頃から、換気の重要性については、再三アップしており、よくブログを見ている友人などは「もう耳にタコができるからいいのでは」と言われたりもしますが、分かっているようで実はわかっていないケースが多々あり、かなり間違った暮らし方をしている友人も多いのです(笑)
昨晩と今朝の寝室の室温です。今朝は氷点下ということで、18℃を下回っていますが、この位が一番ちょうどいい気がします。18℃・40%の露点温度は4.2℃ということで、結露はもちろんありません。
ちなみにー5℃位になると、熱損失が大きくなり17℃前後になるので、大体室温計をみると、外の温度がわかるようになります。
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