現在、国のシックハウス対策として、定められている基準は、ホルムアルデヒドを含む建材等の使用制限と防蟻剤に使用されていた クロルピリポスの使用禁止、そして換気設備の設置義務となっております。
しかし、現在、有害とされている13の化学物質については、指針値のみ示されているだけで、ホルムアルデヒド同様、測定の義務もなく実際の建築現場に、どの程度反映されているかは、正直わからないのが現状です。
先日、厚労省が、新たな化学物質3物質の追加と、指針値の変更などの方針が固められたとのニュースがありましたが、測定もせずに追加や変更しても?というのが、正直な感想です。
現在、測定義務があるのは、学校などの公共建築物のみですが、弊社で提供している「ソーラーサーキットの家」では、18年前もからホルムアルデヒドに加え、トルエンやキシレンなど5つの化学物質の室内濃度を第3者による測定・分析を実施し、厚労省指針値以下でのお引き渡しを保証しております。(学校同様の基準)
健康住宅というと、無垢材や自然素材をイメージしがちですが、無垢材にもアセドアルデヒドなどの化学物質は含まれており、無垢材や自然素材を使っているから、健康住宅ではないということを理解しなければなりません。
上記は、化学物質過敏症の原因と思われる割合ですが、シックハウスから、化学物質過敏症に発展する可能性が、非常に高くなりますので、入居する前の測定が非常に大事なことです。
特に、室温や湿度の高い夏場は、VOCが揮発しやすく、注意が必要です。
また、新築後1年位すると化学物質の室内濃度の多くは、半分以下に低減しますので、発症してからでは、原因の特定は、困難になってしまうのです。
そして、化学物質を出来るだけ使わないのも、大事ですが、住宅建材以外にも、家具やカーテン・装飾品や観葉植物の土や肥料・消臭剤や芳香剤・柔軟剤や殺虫剤など、私達の身の回りには、化学物質が溢れており、家の中の空気を常に綺麗にする為に、換気の性能が非常に大事だという事も併せてご理解いただければ幸いです。
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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