人が体内に取り込む物質を重量比にすると、室内の空気が57%となり、一日あたり平均18キログラム、ペットボトル500ミリリットルに換算すると、3万本というから驚きです。
ちなみに子供は体重比にすると大人の約2倍の空気を摂取しているそうで、家にいることの多い、小さなお子さんは、もっと比率が多くなります。
食の影響ももちろんありますが、アレルギーやアトピーが多いのは、空気環境が大きな原因でもあります。
この時期は、湿気やカビの影響もあり、消臭剤や芳香剤・制汗剤にくわえ、殺虫剤や虫よけスプレー・除草剤なども一番売れるそうです。
空気は、目に見えないために、汚れも見えず、非常にやっかいですが、
いい香り=体に良い訳ではありません。
今は何ともなくてもそれぞれの許容量をオーバーすると、シックハウス、そして化学物質過敏症を発症しかねません。
シックハウスというと、住宅の部材や塗料・接着剤により、発症すると思われがちですが、昨今のシックハウスは、消臭剤や制汗剤・整髪料や柔軟剤など、室内に充満する化学物質により発症するケースが多いようです。
特に、生活スタイルに変化により、部屋干しが増え、柔軟剤を使用するご家庭が急増しています。
多くの柔軟剤には、イソシアネートという有害物質が含まれており、原因不明のめまいや吐き気・頭痛や倦怠感などになやませれる方も急増しています。
そして、ご本人は何ともなくても、周囲の方々に様々影響を与えているケースも多く、香害として大きな社会問題になりつつあります。
飲料水や食品・生活用品など、ありとあらゆるものに、化学物質が含まれている現代の生活の中で、全てをゼロには出来ませんが、出来るだけ使わず、体に取り込まない生活を心がけなくてはなりません。
特に、室内の空気については、常に家の中を清掃して、部屋の換気を徹底するのが、空気を綺麗にする一番の方法です。
ご家族の健康を守るためにも室内の空気に目を向けて、健やかな暮らしをお送りください。
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