内断熱(充填断熱)の抱える危険要素⑦

〇木は呼吸して生きている?

柱の両側に断熱材を詰め込み、外側には、耐力面材を張り、内側に石膏ボードを張る内断熱では、構造材である木材は、まさしく窒息状態にあります。

これでは、木の良さとして、強調されることの多い、木の調湿効果は発揮されず、呼吸すら出来ない状態となるのです。

さらに、温度差の激しい冬と夏の場合、柱の両側の温度差が生じ、こうした状態で木の健康は、長期間保てるのでしょうか?(冬は室内側20℃・外気側0℃ 夏室内27℃・外気側40℃になる)

木が人間だとしたら

冬はお腹にホッカロン、背中にアイスノン、夏はその逆になるのをご想像してみて下さい。

35年後も健康でしょうか?

木の耐久性を保つ条件は、何といっても動く空気に触れさせること。

つまり通気性の確保が大事なポイントです。

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