画像は、家の隙間面積を計測する気密測定器です。
高気密・高断熱が誕生して約35年。ようやく世の中に認知され、一般的となりましたが、未だに名ばかりの高気密・高断熱住宅が非常に多く、注意が必要です。
気密性能が悪いと、計算どうりの断熱性能が発揮されず、不快な温度差とともに、エネルギーのロスによる光熱費の上昇を招きます。
また換気が正常に機能せず、空気の滞留により、空気が汚れや臭いの原因にもなります。
そして、何より怖いのが、室内の水蒸気が躯体内に侵入し、建物を腐らす内部結露の原因につながるのです。
宮城のような寒冷地で、高気密・高断熱住宅というからには、将来の経年変化を考慮して、1.0以下のC値(家の隙間相当面積)が必須となります。
気密測定は、改正省エネ基準でも、何故か?義務化になっておらず、まだまだ無頓着で、測定も実施しないメーカーが多いのが悲しいかな現実です。
気密性能は、省エネ性や快適性・家の耐久性にも影響を及ぼす重要な要素となります。
新築を計画なさっている人は、是非検討しているメーカーの気密に対する考え方や性能値・測定の有無などをしっかりとご確認下さい。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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