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研修会の冒頭に、寺澤町長から、ご挨拶を頂戴しましたが、住宅の良しあしの基準は、いろいろあるものの、最終的には何十年もその家に住むことを考えれば、居住性がなにより大事ではないか。
その為には、デザインや設備・間取りを検討する前に、住み心地を左右する空気環境や温熱環境に目を向けなければならない。
「外断熱が家族を守る」の書籍には、これまで知らなかった家づくりの急所とも言える重要なポイントがたくさんつまっているので、職員の皆さんと勉強したいとの、大変ありがたいお話を頂戴しました。
2時間を超える研修会でしたが、皆さん熱心に耳を傾けていただき、質疑応答でも、多くの質問をいただきました。
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その中で印象深かったのが、整備がほぼ完了した災害公営住宅の入居者から、住宅の湿気やカビ・結露に関する相談が実に多いそうで、どうしたものかという質問でした。
非常に悩ましい問題ですが、基本的には換気と除湿・冷暖房機器の正しい選定と暮らし方の改善位しか、対処がないのではというのが私の返答でした。
そして、気候の変化が激しく、高温多湿という日本独特の気候条件の中で
「いつまでも強く・いつまでも快適に」住む人と建物の健康をいつまでも守る為に、開発されたのが、この外断熱と二重通気を組み合わせたソーラーサーキットの家の技術ということと、
四季を通して省エネで快適で長寿命の住まいにするには、「気密・断熱・換気・冷暖房・住まい方」という5つのバランスが非常に大事で、どれか一つでも欠けると、決していい家にはならないという事を付け加えさせていただいた次第です。
拙著「外断熱が家族を守る」のあとがきでも触れてますが、この書籍は、家づくりを検討している方ばかりでなく、建築や不動産のプロの方々をはじめ・医療や金融・公共機関に従事なされている皆様にも、読んでいただき、日本の家づくりを変えていくきっかけになればとの想いで造らせていただきました。
そうした意味におきましては、今回の研修会は非常に有意義で、七ヶ浜役場の皆様には、心より感謝申し上げる次第でございます。
本当にありがとうございました。
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