最近は、大手のハウスメーカーも、プレハブの鉄骨から木造化へ急速にシフト転換しているので、あまり参考にならないかもしれませんが、鉄骨やコンクリートでマイホームを検討している方に、頭の片隅に入れておいていただきたいお話を紹介させていただきます。
このグラフは、木造住宅と非木造住宅(鉄骨やコンクリート住宅)が築後何年で取り壊されて、建替えするかを経過年数の分布図にまとめたものです。
本来、長持ちするはずの鉄骨やコンクリート住宅の多くが19年から24年の間に取り壊されている現実に驚かされてしまいます。
高耐久・高耐震が最大のセールスポイントで、「木造とは比べようがないほど長持ちします」と勧められ建てた住宅が木造住宅より早く姿を消してしまうのです。
構造的には何も問題はないのに、なぜこうなるのでしょう。
ズバリ、住み心地の悪さが大きく関係しているのです。
この表は、静岡大学で、木・鉄・コンクリートの箱にマウスを入れ、20日後の生存率を調べた結果です。
木の箱は88%のマウスが生存しているのに対し、鉄は42%、コンクリートにいたってはわずか7%しか生存していないのです。
しかも、木の箱に入った親マウスは、子マウスをしっかり育てているのに、コンクリートの親マウスは子マウスを攻撃し、中には食べてしまうというのですから何とも怖い話です。
体感温度にも影響を及ぼす冷輻射ですが、鉄やコンクリートは熱の伝導率が木に比べて非常に高いために、知らず知らずの内に生き物の体温を奪いとってしまう作用が働き、体や脳に影響を及ぼしてしまうというのが、大きな要因とされておりますが、あなたがマウスだったとして、一晩寝るとしたらどの箱に入って寝るでしょうか。
よほど変わった方でなければ木の箱になるのではないでしょうか。
人の波長にも合って、心身ともに健康を保つためにも、家の素材は、やっぱり木ということになるのではないでしょうか。
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2015.09.25 (中山の高梨欽司)火災保険の制度
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2015.08.25 (阿部貴日呼)毎週のように行っています
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2014.12.10 (高橋一夫)ありがとうございます。
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2014.12.08 (ちょーすけ)勉強になります
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2014.12.04 (T氏)ごちそうさまでした!
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