外断熱が家族を守る 〇 エコな木材です

  • 外断熱が家族を守る 〇 エコな木材です
㈱ウッドワンはニュージーランドにて、ニュージーパインの原木を苗木から植林し、育林・間伐・伐採までを一貫しておこなう法正林のシステムを30年サイクルで構築しており、ニュージーランド政府と、半永久的な契約を交わし、広大な森林で持続可能な資源を守る事業を展開しています。

そして、森林の経営から、構造材や建材の加工にいたるまで、森林管理協議会(FSC)から森林管理認証(FM認証)、及び加工・流通過程の管理認証(COC認証)を受けています。

FSCとは、簡単に説明すると、世界各地で行なわれている無秩序な森林の伐採を阻止し、森林を適性に管理し森林環境の保全と環境保護製品の普及・促進を目的としてつくられた国際認証制度で、環境保護の観点からもその意義は非常に高く世界的にも権威ある認証です。

LVLは、日本でも広い意味での地域材として評価され、国交省の地域型住宅ブランド化事業や地域型住宅グリーン化事業にも地域材として認定され、林野庁の木材利用ポイントの対象木材としても認定されており、海外の木材でありながらも準国産材ともいえるかのような高い評価を得ている構造材となっています。

木材利用促進法の創設により、建築基準法等において、耐火建築物とすること又は主要構造部を耐火建築物とすることが求められていない公共建築物において、国や地方公共団体が率先して木材利用を促進することが基本方針となり、低層建築物を中心に木造化が急速にすすんでおります。

※ 国のこうした流れもあり、従来鉄骨中心の大手のハウスメーカーの木造比率が急速に高まっています。

大空間が必要とされる公共施設では、大きなスパンと強度を持った構造材が必要となりますが、無垢材や集成材では、対応が困難な面が多々あり、LVLの持つ強度や経年変化の少ない素材の持つ性能が注目され、学校や幼稚園・医療施設や老健施設などの構造材として、数多く利用されるようになりました。

今日では「鉄骨を超えた木材」として業界はもちろん多方面にわたり高い評価を得ているのです。

弊社でも、LVLを構造材として数多くの病院や保育所・老健施設を建てさせていただき、事業者の皆様はもちろん、利用者の皆様からも大変喜ばれております。

花田内科小児科医院                            東勝山なかざわ内科・アレルギー科


保育所ちびっこランドりふ園                        高齢者専用賃貸住宅ウェルライフヴィラ岩切


また、外断熱の構造材にLVLを長年採用している弊社には、全国から多くの建築業者の方々が、モデルハウスや完成現場・建築中の現場を見学にお見えになります。

実際の現場をご案内し、震災時における状況などをご説明すると皆さんが驚かれ、そして納得もしていただけます。・

そして、これまでの弊社の取り組みや考え方に共感いただき、これまで50社以上の業者の方々がLVLを採用されました。

こうした事は長年LVLを採用し続けてきた私達にとっても大きな喜びであり誇りともいえます。

LVLは建築のプロも納得する構造材であり構造躯体といえるのです。

強靭な構造材「LVL」を専用金物で緊結したJ・WOODの構造躯体は、地震時においても驚異的ともいえる耐震性と抜群の耐久性を実現する21世紀の理想的な構造材です。

そして、LVL構造材を使い家を建てるということは、木という唯一再生可能な資源を有効に活用し、CO2の削減を図り、住む人にも建物にも優しい長寿命住宅が実現することで、住みながらにして地球環境に貢献することになるということも是非ご理解いただきたいと思います。


〇 フェノール樹脂接着材の安全性

いまだに接着剤について、お客様の不安を煽るようなトークをするハウスメーカーの営業マンがいるようですので、一応説明させていただきます。

構造材の接着材には、A=フェノール樹脂系B=レゾルシノール樹脂C=イソシアネート系樹脂がありますが、安全性が高く過酷な条件下でも能力を発揮するのがフェノール樹脂系の接着剤です。

フェノール樹脂接着剤は、集成材用の接着剤として100年以上前のヨーロッパで誕生し、現存する建物では接着層の剥離などの問題は見られません。

フェノール樹脂の接着能力は、理論的には50℃の温度に於いても三百年以上の耐久性があるといわれ非常に耐久性の高い接着剤なのです。またその成分は、炭素と水素と酸素から構成されており、燃焼しても塩素等の有害ガスを発生することもありません。

LVLの材料を見ると解るのですが、接着剤の色は焦茶になっています。この色はワインやコーヒーにも含まれ、健康にも良いとされるポリフェノールと同様の成分の色であり、安全性の大きな目安ともなっています。

LVL構造材は加工工程において、140℃程の高熱によってホットプレスで長時間圧締を行うことで、フェノール樹脂に含まれるホルムアルヒドはほとんどが蒸発してしまい、JAS(日本農林規格)に定めたホルムアルデヒドの最高ランク「F☆☆☆☆」であり、外の空気と同様のレベルとなりますので、小さなお子様のいる方なども安心してお住まいいただけます。

※ 弊社のソーラーサーキットの家では、引き渡し時に室内空気を測定し、WHO(世界保健機構)の定める基準値以下を保証させていただいております。

よく、集成材の剥離が問題になりますが、集成材の接着層が剥離する要因は、木材の乾燥状況や木目等の木取りによる事が多いと考えられています。

木は高温になれば収縮し、乾燥していけば同様に収縮していきます。

LVLは一枚一枚の薄い単板を十分に乾燥させてから、フェノール樹脂接着剤にて圧着させるので、高温・乾燥に影響を受けない構造材ですのでLVLで剥離した事例は聞いたことがありません。

一方、集成材は厚さ2.5㎝程度のラミナ(小角材)を重ね合わせてつくります。含水率もLVLと比較すると最低でも5%は高いために、高温や乾燥によって変化が起こる危険があり、夏場壁の中や小屋裏が高温になる高気密・高断熱住宅では注意が必要となるのです。

また前項でも、説明させていただきましたが構造材には実に多くの釘やビスが打ち込まれますので、引き抜きの強さと、割れにくさも確認した上での選択をしなければならないのです。

※ 集成材の含水率を15%以下に下げようとすると、割れや反りが生じ接着工程で支障が出るので、どうしても15%位の含水率が限度となるのです。





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