〇 電気代の値上がりだけが気がかりです。
早いもので、今年で築10年になります。当時は、夏は網戸が手放せないと思い、全ての窓に網戸をつけていただきましたが、ソーラーサーキットの家では、ほとんど網戸の必要がありませんでした。外気が30度を超えていても、中はひんやりと冷たい空気に包まれていました。窓を開け、網戸にすることで、外気の温かい空気が入ってきてしまうことなど、想像もできませんでした。真夏でも、冷房をつけることはせず、除湿で十分に対応することができることに驚き、網戸を付けたことを何度後悔したかわかりません。
しかし、ここ数年の温暖化の影響でしょうか、35度越えをする日々が続くと、やはり2階・小屋裏は暑くなり、ダンパーを開けても、なかなか涼しくならないのが現状です。もちろんエアコンの除湿機能を使うことで十分に対応できている状態です。
また、全ての部屋の温度が均一になるというイメージがなかなかもてなかったのですが、冬の夜に一番よく実感することができました。これまでは、夜中に布団から出るのも勇気がいり、布団から出た途端に目が覚めなかなか寝付かれなかったのですが、この家では、布団から出てもいつの間にかまたすぐに寝ることが出来ます。
部屋も廊下も本当に同じで温度で、暖かさを感じることができました。これが、部屋の戸を閉めないからだということも理解できるようになりました。
我が家は、当時主流だった蓄熱暖房で冬を過ごしています。音も臭いもなく、じんわりとした暖かさがなんとも言えず、健康にもよいと感じながら生活してきました。
外気の温度が氷点下でも玄関を開けると、外の寒さが嘘のように暖かさを感じました。すごいものがあるんだなあと毎日、家に入るのがうれしくなっていました。
しかし、東日本大震災の後、予想以上に電気代が上がり、これまで同様の生活をしていては、電気代がとても高くて大変だと思い知らされました。
そこで、エアコンで対応をしているという情報を得て、24時間動かしてみました。でも、現在の寒冷地仕様のエアコンではなかったため、外気温が低い時には、冷気が出てくることもあり、なかなか暖まらず、こたつを出して寒さをしのいだり、仕方なく蓄熱暖房機に切り替えたりして、冬を過ごしています。
家の構造は、気密性が高く、本当に熱を逃さない造りになっていることを日々感じていますが、蓄熱暖房機で冬を越すのは、やはり電気代がかかってしまうことが今の気がかりで、どうにかして電気代を下げることはできないかと、日々節電に力を注いでいる現在です。
ただ、あの東日本大震災の揺れにもびくともせず、壁や土台にゆがみや亀裂が入ることもなく、頑丈に建っていることは、本当に何ものにも代えられないほどのありがたさを感じています。こんなに頑丈に作っていただいたことに感謝しています。そして、震災直後に大東の方が訪ねていらした時には、本当に心強かったです。この心配りが大東の良さだとつくづく感じ、この会社を選んでよかったと改めて感じました。ありがとうございました。
ぜひ、これからもよい家を建てて下さい。そして、これからも20年、30年と長いお付き合いをお願いします。よりよいメンテナンスをしていただき、この住みやすい家で過ごしていきたいと思います。
大東住宅様との出会いに感謝しながら、日々過ごしています。
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