〇 結露を防ぎ温度差を解消する為には
住まいの寿命を縮め、住む人までも病気にしてしまう結露を解消し、快適で健康な住まいとするには、どうしたらよいのでしょう。
オイルショック以降建てられた、膨大な数の住宅は、気密という考え方はないに等しく、単に断熱材を詰め込み、アルミサッシを取り付けただけの熱損失の高い住宅になっていました。
その結果、暖房している部屋としていない部屋との温度差が生じ、ガラス面や非暖房室での表面結露に加え、室内で発生する水蒸気が、床下や壁・天井裏に入り込み、目に見えない壁体内部にも、結露が発生し、家の耐久性能の著しい低下につながっていったのです。
※ 石油ファンヒーター(燃焼する分の水蒸気を発生させる)の普及によって、窓ガラスなどに発生する表面結露が大きな問題となり、ペアガラスや二重サッシが取り入れられ、ガラス面での結露は確かに減少しました。しかし、それがかえって、断熱が不十分な部分での内部結露を助長するという悪循環となっていったのです。
これは、結露の発生するメカニズムと結露被害の深刻さを、造る側も住む側も行政も、ほとんど考慮せずに家を造ってきたことが、大きな原因でした。
こうした反省を踏まえ、家の断熱と気密は両輪としなければ、断熱性の向上を図れないばかりか、内部結露のによる住宅被害は、解消しないということがはっきりとわかり、誕生したのが高気密・高断熱住宅なのです。
外断熱が家族を守る 〇結露を防ぎ温度差を解消する為には
k-taka:[大東住宅/社長ブログ]
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