君子は義に喩り、小人は利に喩る

  • 君子は義に喩り、小人は利に喩る
3月17日の日曜日に国際ロータリー第2520地区 第6分区松塩グルーープによるインターシティ・ミーティングが開催された。

全体会議では「青少年育成にどのように取り組んでいくべきか」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。

基調講演では、全国各地で23にも及ぶ定例講座を通して、子供達やその保護者らに「論語」を講義し、現代の日本人に失われつつある先人の数多くの教えと文化を見つめなおす活動に取り組んでいる安岡定子先生をお迎えして、「現代社会に生きる論語の精神」と題した講演を聴講させていただいた。

孔子は<仁-他人を思いやる気持ち>が人にとって一番大切なものであると語り続けたとの事で、この仁が孔子の教えの根本をなしているという。

講演では、いくつかの論語を素読し、安岡先生の丁寧でわかりやすい解説をお聞きした。

どれもが心に響いたのですが、その中で

子曰く、君子は義に喩り、小人は利に喩る(しのたまわく、くんしはぎにさとり しょうじんはりにさとる)

君子はまずそれが正しいか正しくないかで物事を判断するが、小人は利益があるるかないかですべての事を判断する。

安岡先生からは、正しいかどうかで選ぶ。損か得かで選んではいけない。誰もがわかっている当たり前の事ですが、実行するのは難しい。しかし利を優先させた時、ひとときの満足感や成功は手に入れられても、それは結局空しいもの。誠実さや正直さを捨てて得た利は身に付きません。正しいか正しくないかで選ぶ。こんなものさしをもっていたい。とのお話を頂戴し、う~んと思わず唸ってしまいました。

「君子は義に喩り、小人は利に喩る」

しっかりと心に刻んで生きていきたいと思う。








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