地震翌日より、建築中並びに建築させていただいたお住まいの被害状況の確認作業を、動ける社員が総出で行っておりますが、ようやくあと2~3日で終了する見込みとなりました。
あいにく、お留守で外部の目視による点検のみでの対応となったお客様につきましては、電話回線が大分復旧してきたようですので、再度ご連絡させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
さて、緊急告知とさせていただいた件ですが、正直、告知するかどうか迷いましたが、お客様の健康と命に関わる重要な問題ですので、告知させていただく事にさせていただきました。
ご存知の通り、福島原発での爆発事故による放射能の汚染被害を防ぐべく現在多くの関係者による、まさしく命がけの注水作業が連日続いております。私達に出来る事は、とにかく必ず成功すると信じ、無事の成功を祈るしかありません。
しかしながら、避難地域が30キロと拡大されている現状の中で、隣県にある宮城に住む私達の地域にまで、(仙台まで90キロ)被害が及び、状況によっては、屋内退避や県外への避難といった事態が起きるといった状況も想定しておかなければならないのではないでしょうか。
専門家ではありませんので確かな事は言えませんが、一般的に室外での被爆量と比較すると、室内の被爆量は10分の1程度に下がるとの報道がなされています。
その点、外断熱の家の気密性は通常の建物の比ではありませんので、非常に心強いのですが、換気システムによる外気の流入はどうしても避けられません。
そこで、万が一の非常事態が発生した場合には、換気による外気の流入を、一時的にでも防いでいただきたく、告知させていただきます。
1.床下ダンパー、小屋裏ダンパーは必ず閉鎖して下さい。
2.24時間計画換気並びに、小屋裏ファンの電源をOFFにして下さい。
3.室内の給気口のカバーをはずして、ビニール袋やラップで目張りをして下さい。
4.できれば屋外の換気口もゴミ袋などで、塞ぐと効果は上がりますが、1Fはともかく2Fは危険ですのでおやめ下さい。
5. エアコンの使用も控えて下さい。
いざという時の為に、上記の手順と準備をして頂けると幸いでございます。
決して、お客様に対し、不安を煽ったりしている訳ではございません。あくまで非常事態の対応という事でご理解いただき、冷静な対応をくれぐれもお願い申し上げます。(換気を2、3日止めても一酸化中毒にはなりませんのでご安心下さい。)
※ なお換気が止まると、季節柄、結露が生じやすくなったり、室内の臭いがこもり、空気が汚れる原因となりますので、あくまで非常時の対応という事で、危険が回避された場合には通常運転にお戻し下さいますようお願い申し上げます。
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