仕事柄、お客様の家や取引先の家、事務所などにお邪魔する機会が多い私ですが、今年の夏ほど、家によってこんなに室内環境に違いが出るという事を実感した夏は初めて。
通常、室内の温度差というと冬の事が頭に浮かびますが、夏場の温度差もまた、体に結構な負担がかかるものです。
この暑さの中、どんなご家庭でもお客さんが来るとなれば、リビングではエアコンをかけており、室内の設定温度は26~27℃にしているのが一般的。
そして使い方で多いのが、一定の場所だけ冷やす局所冷房。家の性能に加え、エアコンの容量・電気代も考慮すると、リビングなどを閉め切ってエアコンを運転しているのが圧倒的。
ある日の事。その日も32~33℃の真夏日だった。外も暑かったので、玄関先では何も感じなかったのだが、リビングに通されると、エアコンがギンギンに効いていた。(推定25℃)「涼しいですね~」とはじめは良かったのだが、逆に寒くなってきたほどだった。
そして、30分くらい打ち合わせをしただろうか、飲み物もいただいた関係もあり、トイレをお借りした。
まず、廊下に出てムーという熱気にビックリ!推定35℃でリビングとの温度差が約10℃!
そしてトイレに入ると、横すべりの窓が少し開いているものの日射も差し込んでおり、さらに暑く推定40℃!部屋間の温度差15℃!!
思わず咳き込んでしまったのですがなかなかとまらず、そうしているうちに、急激なめまいが襲ってきて壁に寄りかかってしまった。
もちろんすぐ回復しましたが、夏場にトイレで亡くなるお年寄りが多いというのを改めて実感し、夏の温度差による恐怖を目の当たりにした。
この異常気象が一過性のものなのか何とも言えませんが、これからの住まいを考えた場合、冬の寒さ対策に加えて、夏の暑さ対策も十分に検討しなければならないという事だけは間違いのない事実ではないでしょうか。
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