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知って得する「フラット35」金利の決まり方

個人的な話で恐縮ですが、間もなく竣工を迎える自宅の建設資金をフラット35で調達する関係上、最近の長期金利の動向が、何気に気になっている今日この頃です。

フラット35で注文住宅の建設資金を調達する場合、金利は融資の実行月の金利となります。すなわち家が完成し、検査機関の完了検査合格後に発行されるフラット35の適合証と登記関係に必要な書類の準備が整ってから融資される為に、私の場合は12月の金利が適用となります。(毎月1日発表)

民間金融機関で一般的に扱う変動型や10年以下の固定選択型のローン金利は短期プライムレートのような短期金利に連動して金利が設定されますが、フラット35などの固定金利の住宅ローンは、長期プライムレートや長期国債の利回りと連動して金利が設定されるという仕組みになっています。つまり新聞にも掲載される新発10年物国債の金利が上昇するとフラット35の金利も上昇するという訳です。(実際はもう少し複雑です。)

私の場合、5月の申込時点の融資金利は確か2.77%だったのですが、長期国債の金利と共にフラット35の金利も徐々に下がり、10月の時点では2.34%まで下がりました。しかし10月中旬位から、新政権の来年度の予算編成で国債の追加発行などの憶測により、長期国債の金利が上昇し、11月の金利は2.39%と若干上がりました。

※融資金利は長期優良住宅などに適用される優遇後の金利です。

長期国債の金利は11月に入ってもなお上昇を続けたので12月の金利も多分上がるだろうと半ば覚悟していたのですが、10日以降、新政権の仕分け作業の効果か?相場が落ち着き金利も下がり始め、昨日は1.29%とほぼ10月初旬の金利水準に戻りました。

フラット35の金利は前月25日前後の長期金利と連動していると言われておりますので、多分12月の金利はおそらく下がると思いますのでこれでまずは一安心といったところ。

金利の変動に一喜一憂する事のないようにフラット35を利用する訳なので、あまり神経質になるのはどうかと思いますが、フラット35を利用するお客様は長期国債の利回りなどをたまにチェックする事をお薦めいたします。


長期国債利回りの推移はこちらをどうぞ




k-taka:

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