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危険な梯子階段

先日、知人から建替えを計画している人がいるので話を聞いてきてほしいと連絡をいただきお伺いしてきた。

お客様は70台後半のご夫婦。20坪ちょっとの大きさでいいので地震に強く、暖かいオール電化の家にしたいとの事。

すでに2,3社から図面と見積もりをとられている様子で、その中からこんな感じでという図面をみせていただいた。

図面はとりあえずはコンパクトにまとまった3DKのプラン。

しかしながら、6尺(1820)と9尺(2730)の物入れがあるだけで、見るからに収納が少なそう。その他、家具やベッド・TVなどの配置などもあまり考慮されていないようだ。

そうした部分の確認をすると、もう一枚の図面を出して7.5畳の小屋裏をサービスしてもらうので大丈夫だという。

しかしである。奥行き4間程の平屋で4寸勾配のプランでは収納量はたかが知れている。ましてや上り口を中央に設置したタラップ式の収納階段なのだ。

計画している小屋裏の高さや広さ、階段を下手なスケッチで説明すると、とても7.5畳の納戸と呼べるような小屋裏ではないという事。70台のご夫婦が荷物を持って上り降りするにはあまりにも危険な梯子階段であるという事をようやくご理解いただいた。

このご夫婦がこのままこの家を建てたらどうなるんだろうと考えたら、思わずぞーっとした。









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本来の目的!

  • 本来の目的!
大東住宅の2つのモデルハウスにはどちらにも地下室があり、床下の有効活用の提案を行っている。これまでの地下室の採用率は約7%、15件に1件位の割合でご採用いただき、今まで約20棟ほどの地下室のある家を建てさせていただいた。

7%の採用率が多いか少ないかは別にして、地下室の本来の目的は別にあるという事を理解していただきたい。

本来の目的とは地下室の提案ではなく、ソーラーサーキットの家の床下の状況を確認していただくという事。

そこで一般的な床下のイメージといえば

〇 じめじめして湿気っぽい。
〇 かび臭い
〇 暗くて寒い

というところが代表的なイメージ

ところが基礎を外断熱にして、季節やその日の温度・湿度によってダンパーを開閉する事によって

地熱の効果によって、一年を通して14~15℃(真冬)から24~25℃(真夏)の一定した温度を保ちつつ、通気性を確保する事により結露やカビの発生を抑え、良好な床下環境を実現する事が可能となる。

しかしこればかりはいくら口で説明しても理解は難しいので、百聞は一見にしかず!実際に見てもらうのが一番という事でつくっているのだ。

家はどこから腐れてくるだろう?シロアリはどこから侵入しどこから食い荒らすだろう?

床下が健康な家は「建物と住む人の健康」をいつまでも守ってくれる。

家を建てる前に確認したい事?

ズバリ床下!床下を見れば全てが解るのです。(臭いも要チェック)

利府モデルハウスで10年目の床下を是非ご体感下さい。



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パートナー選び

家造りを成功させる為に重要な要素は数多くありますが、一番大事な事はと言えば良きパートナー選びという事になると思います。

なぜならば、家造りはご家族の夢を叶え、幸福を実現するための城づくりであり、やり直しの利かない一生一代の大事業であるからです。しかも完成して終わりではなく、その後何十年経っても心から良かったと思える家でなければいい家づくりとは言えないからです。

そう考えると家造りと結婚生活は非常に相通ずるものがあるのではないでしょうか?幸せを感じる家造りも結婚生活にも良きパートナー選びが非常に大事なのです。

それでは良きパートナーを選ぶにはどうしたらいいでしょう?

見かけの外見や価格・巧みなセールストークに惑わされることなく、中身をしっかりと見極めなければならないという事。建物で言えば豪華なカタログやモデルハウスだけではなく、建築中の現場や完成現場・入居者宅・会社にいたるまでじっくり観察すれば、見えてくる物が必ずあるものです。

逆に選んではいけないパートナーはそうした事に時間を取られるのを非常に嫌いとにかくあの手この手を使い、早期の契約・着工・完成を優先して考えるのが一般的です。

もちろんピピーとくるような運命的な出会いも結婚同様あるのは否定しませんが、多くの場合長続きしないのは皆さん承知のとうりです。

家は買うものではない。やり直しは利かないという事を正しく認識して間違いのないパートナー選びを心よりご祈念申し上げます。







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家は3回建てないと・・・は本当か?

  • 家は3回建てないと・・・は本当か?
「家は3回建てないと満足する家は建てられない」という話はよく聞く話ですが本当でしょうか?

私がいつもお客様に話すのは、3回建てないと・・・というのは建物の良し悪しを理解出来るようになるには経験が必要という意味ではなく、

住まわれる人のその時々の家族構成やライフスタイルによって、満足する家・暮らしやすい家というのはおのずと変わってくるという事。

例えば新婚の夫婦だけで暮らす家・子供が小さい時に暮らす家・自立心が芽生え部屋が必要になった時の家・受験の時期に適した家など、子供の成長にあわせ家族の暮らしは大きく変わる。一方の親の方も年齢を重ねる毎に趣味・趣向が変わりライフスタイルも変化する事はいうまでもありません。そして子供が巣立った50代~60代に最後の人生を謳歌するにふさわしい終の棲家となるのですが・・・。これら全ての時期を満足させる家を一回で叶えるのはかなり難しいといえるでしょう。

ただ言えるのは、初めての家造りであっても将来をしっかり見据えた家造りを計画する事が非常に大事という事。そして20年後・30年後に住み替えを計画した時でも、資産として活用出来る家(賃貸・売却・継承)を建てなければならないという事です。経年変化による性能の劣化を抑え「いつまでも強く・いつまでも快適な家」にして50年後も価値ある本物の長寿命住宅にするにはどうしたらいいか?

3度建てなくても大東住宅の現場を3度見ていただければ答えは簡単!

家を建てる前に床下・小屋裏・壁の中といった完成してからでは見る事のできない部分をご確認下さい。

全ての答えはこの見えない部分に隠されているのです。

見えない部分に関心を持たないと3度建ててもいい家には巡り合う事はないという事だけは間違いありません。



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幸せを感じる家とは?

大東社員の意志の疎通と目的意識の共有化を図る為、毎月10ページほどの社内報を発行している。

たしか、柳下部長(当時は次長)の提案で始まった社内報だが、87号目となる新年1号の表紙は当社櫻井会長の新年挨拶。

社内報の中には「家造りと共に信頼造り」という大東住宅の経営理念の原点に立ち返り、お客様のご家族全員が幸せを感じる家を社員一丸となってつくっていこうと記されている。

そこで家族全員が【幸せを感じる家】ってどんな家だろうと改めて考えてみる.

笑いのたえない家。心から安らげる家。帰りたくなる家。ウ~ンなかなか適当な言葉が出てこない。

それではという事で大東住宅の家って?と考えてみる。

いつまでも強く・快適に 住む人と建物の健康をいつまでも守り、50年後も価値ある住まいという事になるのだが、これまたそういう家ってどういう家?と考えてみると

外断熱と二重通気によって、

○ 家中がきれいな空気に満たされている家
○ 大地震がきても家族の命をしっかり守る家
○ 健康を害する温度差のない家
○ 不快な寒さ・暑さ・臭いを感じない家
○ 使い勝手がよく、収納に困らない家
○ 冬も夏も省エネで暮らせる家
○ 白蟻や結露被害を心配する事なく長持ちする家

そう!つまり家や暮らしに対して不安・不快・不満などのストレスを感じる事のない「住み心地のいい家」こそが、建てて良かったと心からご満足いただける家であり、家族全員が幸せを感じる家ではないかという私なりの結論に達した。

そしてこの「幸せを感じる家」を私達造り手の責任として、お客様の暮らしと共にいつまでも守っていく事こそが「家造りと共に信頼づくり」の実現につながるという事を今一度、肝に銘じて頑張っていかねばとつくづく思う。





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