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住まいの健康チェックリスト

  • 住まいの健康チェックリスト
以前にも紹介させていただきましたが、CASBEE健康チェックリストはご存知でしょうか。

このチェックリストで、ご自身の住まいと暮らし方を入力すると、ある程度の健康リスクの目安が分かります。

チェック項目は50で、満点は、130点ですが、点数が高ければ高いほど様々な病気のリスクは低くなります。

若い世代の方は、まだ体力も免疫も高いので、住環境が直ちに健康に影響するわけではありませんが、40~50代以降の方々は、免疫も低下し、空気の汚れや暑さ・寒さが病を引き起こし、時には命の危険さえ起こり得るという認識が必要です。

そして、免疫力を高めるためにも、免疫の戦う相手を少なくするためにも、清浄さ・温度・湿度・音・光などの室内環境はとても大事なのです。



全国平均は90点位となり、最低でも100点位を目指した暮らしを送っていただきたいのですが、弊社のオーナーの場合には、大体110点前後が多いようです。



ちなみに、私の場合、けっこうシビアに採点しても120点位になるのですが、もし、弊社の外断熱の家に住んで、110点以下という方がおりましたら、実にもったいない住まい方をしているとも言えます。

住まい方の改善を図っていただき120点以上になる暮らし方を心がけると、より快適で健康に暮らせるかと思います。

そして、どんな家より、簡単に改善が図れるのが、外断熱の家でもあり、ソーラーサーキットの家です。

3、4分程度でわかりますので、是非一度お時間のある時にチェックしてみて下さい。

http://www.jsbc.or.jp/CASBEE/health_check/index.html

是非、自己採点して画像を弊社までお送り下さい。

カネカさんのコエンザイムQ10をプレゼントをさせて頂きたいと思います。

セールストークを鵜呑みにすると・・・。

「冬暖かく・夏涼しい」というトークは

ローコストビルダーから大手のハウスメーカーにいたるまで、多くの住宅会社の営業マンが口を揃えて言うセールストークの一つですが、実際のレベルには雲泥の差があり、建てた後に後悔するユーザーも少なくありません。

下記のグラフは、旭化成建材の調査データですが、家の満足度もさることながら、冬の寒さや夏の暑さといった温熱環境に多くの不満を感じているユーザーが多いのがお分かりいただけると思います。



折角、苦労して建てたマイホームで、冷暖房費が負担となり、寒さや暑さを我慢しているユーザーも多く、寒くて換気を消したり、エアコンでは暖まらずにファンヒーターを使ったり、夏寝室が暑くて、エアコンをかけすぎて体調を崩したり、比較的涼しい一階に寝ているという話を良く聞きます。

こうした住宅は、単に寒い・暑い・光熱費の問題だけではなく、結露やカビが発生しやすく、ダニの繁殖でアレルギーになったり、空気の汚れや身体の冷えで、体調を崩し、風邪やインフルエンザにも罹患しやすくなるのです。

そして、体力や免疫が低下し、血管も弱くなる高齢者の方々は、温度差によるヒートショックの悲しい事故に遭遇する危険性も高くなります。

また、温度差によって、知らない内に、目に見えない構造躯体にも、内部結露が発生し、腐朽や蟻害などで家の耐久性も損なわれ、資産価値も著しく低下するなど、建物の耐久性にも悪影響を及ぼしてしまうということをリアルに考えなくてはなりません。

家の断熱や空気環境は、建ててからでは直しようがないということをご理解いただき、中身を見極めた上での家づくりを進めていただきたいと思います。

そこで、建てた後に後悔しないためにも、真っ先に確認しなければならないのが、計画している建物の冷暖房費となり、宮城の気候を考えればまずもって暖房費の確認は必須となります。

「この家の暖房費はいくらかかかりますか?」

と、確認し書面にて提示を受けることが大事になってきます。

「暖かさの感覚は個人差もあり、家族構成やライフスタイルも違いますので、一概には言えません。」

という営業マンもいるかも知れませんが、そう言われたらこう言って下さい。

「真冬に、20℃の温度設定で、一日中家全体を暖めた場合の暖房費を試算して欲しい」

そして、11月から4月くらいまでの、年間暖房費を試算していただきたいのです。

家の断熱性能を表す、C値やQ値・Ua値にわかれば、必要なエネルギーに基づいた冷暖房費の試算は簡単に出来ます。

http://daitojyutaku.co.jp/log/?l=453058

現在、消費者が車を選ぶ基準で一番大きいのは燃費です。

エネルギー価格が、今後さらに上昇していく中で、家も車と同じように、燃費で選ぶ時代に差し掛かってきており、冷暖房費は、近い将来、その家の資産価値を左右する大事な要素になっていくのは確実です。

そして、新築当初のみならず、基本的な断熱性能(燃費性能)が10年後も20年後も、維持できる家かどうかということも、重要な要素となりますので、是非ご理解いただきたいと思います。


55才の誕生日

  • 55才の誕生日
昨日、おかげさまで55才の誕生日を迎え、多くの方々からお祝いのメッセージを頂戴し誠にありがとうございます。

この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

まだまだ未熟な私ですが、人と住まいの健康寿命を延ばす省エネで快適な家づくりを通して、少しでも世の中のお役に立てるよう社員ともども精進して参ります。

今後とも末永いお付き合いの程お願い申し上げます。

家の中にも農薬がいっぱい

  • 家の中にも農薬がいっぱい
減農薬や無農薬といったオーガニック系の食品がブームになっているようで、スーパーなどでもオーガニックコーナーがみられるようになってきました。

住宅でも、健康や環境に考慮して、無垢のフローリングや塗り壁といった自然素材系のニーズが高まっていますが、折角、自然素材にこだわっていながら、家の中で使用する農薬には、あまり目がむいていないユーザーも少なくないようです。

一応は、低毒性で人には影響は少ないとはされていますが、虫を殺したり寄せ付けないということは、人間に対しても良くない訳で、小さなお子さんのいるご家庭では、特に注意が必要です。

お酒が強い人も弱い人・全く飲めない人もいるように、薬剤の影響も人それぞれです。

出来るだけ使わないためにも、家の空気環境や温熱環境はとても大事です。

やむを得ず使用する場合は、しっかり換気をして成分や臭いが、室内に残留しないようにしましょう。

木を長持ちさせるには通気性

  • 木を長持ちさせるには通気性
木の魅力は様々ありますが、反面デメリットも当然ございます。

私が、長年感じている木のデメリットは、2つあります。

それは、木の収縮による痩せや狂い・割れなどから生じる寸法の変化や強度の低下です。

ただこうした問題は、乾燥材を使用したり、集成材などの品質向上によって、大分抑えられる問題でもあります。

しかし、どうしても障害となるのが、日本の高温多湿という気候風土がもたらす湿気や、冷暖房による室内外の温度差によって、発生しがちな内部結露の影響です。

業界内にも、たかが結露という認識を持つ方もまだまだ多いのですが、ガラス面などの表面結露は、とりあえず拭けばいいのですが、目に見えない床下や壁・小屋裏に発生する内部結露は、構造に確実にダメージをもたらし、結果的に、日本の住宅を短命にしているということを正しく理解している方が非常に少ないのです。

木は、正倉院や法隆寺の例を挙げるまでもなく、乾燥状態を保てば高耐久な素材です。

しかし、湿気や水には弱く、現代の断熱材や建材に囲まれた躯体内の木材は、呼吸も出来ずに、カビや腐朽菌により腐食したり、シロアリの食害を受ける危険性が高まり、築30年も持たずに、建替えを余儀なくされているのが現実なのです。

現在、住宅の劣化対策として、採用されているのが、防湿フイルムによる高気密化と薬剤を注入した防腐木材や木部への薬剤の塗付です。

しかし、気密に関しては不十分な住宅も多く、仮にとれていても、将来の経年劣化が問題となります。

そして、防蟻や防腐薬剤については、構造内部の環境下で、効力が何年持続するのか、健康への影響はないのかなどは、正直誰もわからないというのが現状です。

また、新築当初は、防カビの作用がはたらきますが、時間の経過によって、効力も薄れ、5年・10年後には、構造内部のカビの発生は免れません。

夏場にカビ臭い家が多いのも、室内のカビばかりでなく、構造内部のカビの影響が少なくありません。

そして、カビの臭いを解消するために消臭剤や芳香剤を多用したり、虫も発生しやすく防虫剤や殺虫剤が必要になるのです。

こうした環境下で、日々暮らしていくことは、若い世代の免疫の高いうちはともかく、子供達のアレルギーや喘息など呼吸器系の疾患にもつながり、免疫や肺機能が低下する高齢者にとっても肺炎などを発症するリスクも高まるのです。

ソーラーサーキットの家では、外断熱と二重通気によって、寒さや暑さ・湿気を構造の外側で遮断します。

さらに、壁体内にも通気性を確保することで、木材は常に空気に触れており、いつまでも乾燥状態を保つ独自の技術です。

日本の悪しき習慣の中、まだまだ外断熱の普及率は、低いのが現実ですが、木造住宅の長寿命化には、通気性を確保する外断熱が必須であることは明白です。

断熱材を柱の間や天井裏に充填する内断熱は、日本の気候風土や日本人の生活には、何かと不具合な点が多く、将来、様々な問題が生じるということをご理解いただければ幸いです。