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震災による倒壊家屋などの解体・処理の支援について

 東日本大震災による、地震や津波などの被害により損壊された家屋などについて、被災者の負担軽減と被災地の一刻も早い復旧を図るため、建物などの解体処理の支援受付が各市町村で始まっている。

ちなみに、仙台市の場合は5月23日(月)からの申込受付となっているが、既に受付を開始している他の市町村の状況からすると、申し込み者が殺到している事に加え、自治体がかかえる膨大な瓦礫の処理の関係で、解体着手まではかなり時間を要すようだ。

解体費用は、この震災の影響で値上がりしており、建替えを計画している方にとっては、非常にありがたい制度だと思う。制度の利用を希望する方は、早めの申し込みをお薦めする。

※ 仙台市の受付要綱についてはこちらをご覧下さい。

液状化被害の認定見直し、救済対象が拡大

内閣府は、この度の東日本大震災による地盤の液状化現象により、住宅が傾斜したり沈下したりする被害が相次いだのを受け、被災者生活再建支援制度の認定基準をこれまでより広く認定するよう見直した。

認定基準の見直しは、これまでの「全壊」認定に加え、住宅の基礎が大きく傾かずに地面に沈んだ場合、床上1メートルまで沈んでいれば「全壊」、床まで沈んだ場合は「大規模半壊」と認定し、住宅の傾斜については、高さ60センチの場所で水平方向に1センチ以傾いた場合は「大規模半壊」、高さ100センチの場所で水平方向に1センチ以上傾いた場合は、「半壊」と認定するなどとしている。

これまで救済対象ではないとされた人も改めて市町村に問い合わせてほしいとしている。

災害復興住宅融資のご案内

この度の東日本大震災に係る政府の平成23年度補正予算等の成立を受け、災害復興住宅融資について制度が拡充されました。

新築・購入などの場合には、当初5年間の金利が0%まで引き下げする事(改修の場合は1%)や元金の据え置き期間が5年に延長される事など、大幅に制度が拡充されました。

くわしくは住宅金融公庫のHPにある東日本大震災特設サイトをご覧下さい。

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http://www.jhf.go.jp/shinsai/hensai110502.html

被災された方々へ!弘前桜祭りを見に行きませんか!!

  • 被災された方々へ!弘前桜祭りを見に行きませんか!!
震災支援のボランティア活動をしている「仙台よつばのクローバー」からのお知らせです。

「仙台よつばのクローバー」の活動を青森県の弘前市が応援する弘前市「笑顔プロジェクト」ですが、今回の震災で被災された方々に少しでも元気になっていただきたいと5月3日~5日(2泊3日)の日程にて、バスツアーの企画が実現いたしました。(私の妻が活動している団体ですのでご安心ください。)



長い冬を耐えた雪国・弘前の人は、春のさくらまつりに特別の思いをもっているそうです。豪華に咲き誇る桜を眺め、お酒を飲み交わしながら、辛かった冬を忘れてこれからの季節に夢を馳せるそうです。

ご都合のつく方、弘前城の満開の桜を見て、癒しのひと時をお過ごしになってはいかがでしょうか!

費用は交通費・飲食費・宿泊費すべて弘前市で負担していただきますので、お気軽にご参加ください。

参加ご希望の方は住所・氏名・連絡先をご記入の上、こちらからメールでお申込み下さい。(家族での参加もOKです。)

※ 先着15名様とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

「災害時の備えは、住み心地がいい住まいから」

昨日、ソーラーサーキットの家の担当中嶋さんから、震災後しばらく休んでいた全国の工務店さん向けのメルマガを再開する旨の連絡と再開にあたり「非常時の備えは、毎日の住み心地がいい住まいから」という内容で、体験談を投稿してもらいたい旨の依頼を頂戴しました。

たくさんの方が、いまだ不自由な生活を余儀なくされている中にあって、正直、気が重かったのですが、折角の依頼なのでお受けする事としました。

この記事を読まれて、気分を害されるお客様もいらっしゃるかもしれませんが、何とぞご容赦下さいます様お願い申し上げます。

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「SCの家で本当に良かった。」
 
今でこそ口にしなくなりましたが、つい最近までは、家族の誰もが口にした言葉でした。

近い将来、必ず発生すると言われてた宮城県沖地震から、家族の命を守り、いつまでも健康で快適な暮らしを実現する為に建てたSCの家でしたが、こんなにも早く、しかもこれほどの大震災に直面するとは、予想だにしませんでした。

想像を絶する甚大な被害をもたらした大震災。内陸部の我が家でも、余震も含め震度6強の地震に2度も見舞われましたが、地盤改良も実施し、長期優良住宅の認定(耐震等級2)を取得したかいあって、幸いにも写真立てやコップが棚から落ちたくらいの被害ですみました。

しかしながら、電気や水道・ガスなどのライフラインは完全に止まり、復旧まで1週間を要しました。

当初、寒さに対し、多少の不安もあったのですが、そこは何といってもSCの家!2~3日は問題ないと思っていましたが、それ以上となるとやはり寒くなるだろういう事で、急遽、物置にしまっていた石油ストーブをスタンバイさせたのですが、結果的に一度も使用する事はありませんでした。というか必要がなかったのです。

3月に入ったとはいえ、外はまだまだ寒い日が続いていましたが、蓄暖の余熱効果もあり3日間は、室内が20度を下回る事はありませんでした。その後も、家族が多いせいもあってか?室内は18度前後を保ち、衣服を調整すれば十分な暖かさで、最終的にリビングの室温が一番低かったのが6日目早朝の15.6℃でした。(その日の朝の最低気温は-1℃)

気になる換気も、窓を開け、空気の入れ替えを何回か行いましたが、建物自体の輻射熱によって、室温は変わらず、まったく問題のないレベルでした。

その間、多くの親戚や知人が訪れたのですが、クロスの割れひとつない頑丈さと無暖房にもかかわらず十分な暖かさを保つSCの家に、来る人、来る人が驚いていました。

今回の震災では、水や食料・ガソリンの確保に奔走したり、わずかなお湯で体を拭いた毎日、笑うに笑えないトイレでの失敗など、様々な経験もしましが、何かと不安やストレスを抱えながらも、度重なる余震の恐怖、いてつく寒さを感じる事なく、わずかなローソクの灯りのもと、家族が寄り添い、協力しあい、明るく暮らせた事が我が家にとって何よりの幸せでした。

「住み心地のいい家」は災害時において、生活の大きな支えとなり、頼りになるのはもちろん、こうした時に誰もが見失いがちな思いやりや優しさを見失わず、明るく、元気で前向きにいられるという事。そして、家族の愛や絆を深める意味においても非常に重要だという事を、今痛感しています。