寒さのストレスという話をさせていただいたので、少し説明を加えたいと思います。
人間誰しも、何かしらのストレスを感じながら生活しているものですが、暮らしの中で感じるストレスといえば、家の寒さからくるストレスが一番大きいのではないでしょうか。
ざっと思いつくままに挙げてみると、
〇 朝、寒くてなかなか布団から出られない。
〇 キッチンでの作業が辛い
〇 寝る時は、部屋を暖めるか電気毛布などがないと寝られない。
〇 就寝中、寒さで目が覚める。トイレに何度も行く。
〇 お風呂や脱衣場が寒くて、入浴がおっくうになる。
〇 戸の開け閉めの際、冷気が不快。開けっ放しにされるとイライラする。
〇 窓や押入れの結露、カビの発生に悩まされる。
〇 こたつや暖房の前からなかなか離れられない。
〇 外に出るのも、家の中で何かをするのもとにかく動くのが面倒になる。
〇 冷え切った誰もいない家に帰るのが憂鬱になる。
〇 結露での、窓ガラスやサッシの掃除が大変。
〇 石油キレのアラームがイヤになる。石油を入れるのがつらい。
〇 暖房で空気が汚れて、のどや目、頭が痛くなる。
〇 急激な温度差により血圧が不安定になり体調がすぐれない。
〇 風邪などに、かかりすくなり医療費がかかる。
〇 冬になると肩こりや偏頭痛がひどくなる。
この他にも、あげればきりがないほど、家の寒さからくるストレスはたくさんあるのではないでしょうか?
また、こうしたストレスで何かにつけイライラしたり、怒りっぽくなったりもするものです。
特に寒いなか、家事をこなさなければならないに奥様方や夜中に起きて仕事に出かけなければいけない方々にとっては、寒さからくるストレスは大変な負担だろうと思います。
そして、考えていただきたいのは、多少の寒さは若いうちは我慢できても、年齢を重ねるほどに寒さに対する体の順応性は確実に低下するということで、将来誰もが体にも精神的にも大きな負担を感じながらの生活を強いられるのです。
そしてこうした寒さは、単につらいとか不快という問題ではなく、大事なご家族やご自身の生命に危険をもたらす事態にもなりかねないほどの深刻な問題だということも、リアルにに考えなければならないのです。
これから家を建てる人に一番伝えたいことは
家に求められる要素は、多々あろうかと思いますが、一番大事なことは家中温度差のない暖かい住み心地のいい家を建てるという事です。
設備ばかりに目を向け、高額の費用をかけても前述のようなストレスが解消しない家が、まだまだ多いのが現実で、器としての家の性能なくして、省エネで快適な家は実現しません。
私達の造る外断熱の家は、小さなエネルギーで家全体を暖かくしてストレスのない快適な住み心地を実現する本物の健康住宅です。
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外断熱が家族を守る 〇 寒さによるストレス
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
外断熱が家族を守る 〇 暮らし方にもご注意を
〇 ファンヒーターについて
暮らし方の説明をする前に、いまだに多くの方が利用している石油式のファンヒーターについて説明させていただきます。
ファンヒーターは改めて説明するまでもなく、燃焼した汚れた空気を室内に排気する訳で、こうした開放型のファンヒーターを暮らしのメイン暖房としている先進国は日本だけと言っても過言ではありません。
建物の断熱化が進んでいる欧米の方が、日本のファンヒーターを見たら、「オー・マイ・ゴッド」となるのは間違いありません。
燃焼し汚れた空気を煙突もつけず室内に排気する事自体がクレージーという事なのです。
ファンヒーターは一酸化炭素や窒素化合物などの有害物質に加え、強力な温風が吹き出す事で、床のほこり・カビの胞子・ダニの死骸などを知らず知らずのうちに撒き散らしているという事を理解しなければなりません。
さらに石油が燃焼した分の水分を放出する事で、ガラス面や壁・床下・天井の内部結露を引き起こし、建物まで腐らせてしまう本当に怖い暖房なのです。
【1時間に一度十分な換気を行ってください。】とあるのは健康被害を防止する為の表示以外何物でもありません。
しかし、折角部屋が暖まったのに、窓を全開にし換気をする人はどの位いるでしょう。
多くは喉が痛いとか頭痛がして初めて空気の入れ替えをサッと行うだけだと思います。
健康な方ならいざ知らず、お年寄りや病弱な方、アトピーなどのアレルギーに悩ませられているお子さんがいる家庭ではタブーな暖房とも言えるのです。
隙間が多い古い建物の場合、外気温と室内との温度差によって生じる、空気の対流による「隙間換気」が自然に行われているので、それほど問題にはならなかったのですが、中途半端に気密性が保たれている現代の住まいでは十分な注意が必要です。
特に、性能レベルの高い高気密・高断熱の家ではファンヒーターは厳禁なのです。
※ 換気が作動していれば、命の危険があるわけではありませんのでご安心下さい。
人間が生きていく上で体内に取り込む物質の重量比は、食物・水分・空気で、それぞれの割合は7%・8%・85%となり、この85%をも占める空気が健康に大きな影響を与えている事を理解しなければなりません。(特に家にいる時間の長い奥様やお子様・お年寄りは注意が必要です)
さらに付け加えるならば、ファンヒーターを使用する断熱性の低い家の多くは、いる場所だけ暖める局所暖房がほとんどで、洗面所や浴室・トイレなどの非暖房室との温度差が最低でも10℃から15℃も生じるため、ヒートショックによる心臓や脳疾患の危険性も必然的に高まるのです。
家族の健康を守るべき住まいが、健康を蝕み、病気や事故を誘発する場であってはならないのです。
冬暖かい高気密・高断熱といわれて、住んでみたら思いのほか寒いということで、禁断のファンヒーターを使用するお客様も随分いらっしゃるようです。
内断熱であれ外断熱であれ、こうしたもどきの家は絶対に選択してはならないのです。
〇 開放的な暮らしと暖房方法
省エネで快適な暮らしを実現するための高気密・高断熱住宅ですが、暮らし方にも十分な注意が必要で、家を建てただけで快適な住み心地の良い家になるわけではないということを理解しなければなりません。
弊社で外断熱の家をプランニングする場合は、出来るだけ開放的なプランをご提案させていただいております。
そして、お住まいになるお客様は、寝室や居室はもちろん、洗面・脱衣所・浴室・トイレに至るまで、使わない時は開けたままというのが基本的な生活スタイルとなります。
改めて説明するまででもなく、小さなエネルギーで各部屋間の温度差をなくし、寒さを感じる事なく快適に過ごしていただく為にも大事な事です。
ドアを締め切ったままにしていると、暖房のある部屋と暖房のない部屋との温度差が5℃前後は生じるので、いくら断熱性能の高い外断熱の家でも、部屋間の温度差によって生じる空気の対流によって、スース―と空気が入ってくるのです。
※ オープンな暮らしを実践することで、部屋間の温度差はほぼ一定となり、トイレや洗面・浴室などの非暖房室でも、2℃~3℃の温度差となります。
外断熱の家の場合、構造の外側(基礎・壁・屋根)で連続した断熱・気密工事を施工する事で、熱橋(ヒートブリッジ)と隙間を防ぎ、暑さ・寒さを建物の外側で遮断する事が出来るのです。
そして、従来、外気の影響を直に受けていた床下や天井裏・壁の中にいたるまで室内と同様の温熱環境となり、建物腐朽の大きな原因につながる躯体内における内部結露をも防ぐのです。
また断熱ラインを構造の外側にする事で、必然的に内断熱の建物と比べ、室内側(断熱ライン内側)の容積が倍近くの大きさになります。
つまり熱容量の大きな建物となり、大きなやかんや鍋でお湯を沸かすのと同じように、熱くなるのも時間がかかる一方、一度暖まればなかなか冷めないという外断熱特有の大きなメリットが生まれるという事になるというわけです。
さらに、基礎のコンクリートや柱や梁などの木材までも、蓄熱体となって熱を蓄える事で、床・壁・天井といった壁面もあたたまり、その輻射熱によって、さほど室温を上げなくとも体感温度は高く、十分な暖かさを感じる事が出来るのです。
そうすることで、震災などで停電となってもしばらくは寒さを感じずに過ごせるというわけです。
こうした温度差を感じず快適な暮らしを実現するためにも、暖房については24時間連続運転が基本となります。
暖房費も気になるところですが、いる時だけ、あるいは、使う部屋だけを暖めるという従来の間欠式の部分暖房では、その部屋の空気を暖めているだけに過ぎないのです。
暖房を消して時間がたてばすぐに寒くなり、輻射熱の暖かさを感じないばかりか、家全体が暖まるまで時間もかかり、暖房効率も悪い為、暖房費を節約しているようであまり違いはなく、実は無駄な使い方をしてるともいえるのです。
春や秋の場合は、寒いと感じる時だけ利用するのは、もちろん何も問題ありませんが、例えば、寒い冬に、夜暖房を切った場合は、朝の室温も15℃前後に低下してしまいます。こうなると暖房のない部屋は12℃から13℃位まで室温が低下する場合もあります。
こうした状態で、暖房をつけると、機器への負荷がかかり、電気代もかかり、エアコンや温風ヒーターの気流や運転音が不快に感じるものです。
部屋をオープンにしていればいるほど、なかなか暖まらず、部屋のドアを閉めることで、益々温度差が広がり、時にはトイレや洗面所などのガラスにうっすらと結露が生じたりもします。
外断熱のメリットを最大限に生かすためには、柱の芯まで20℃にするという感覚をもつことが必要なのです。
そうすることで、外断熱特有の輻射熱効果が発揮されるのです。
つまり、空気を暖めるのではなく、建物の柱の芯まで暖めるくらいの感覚が必要なのです。
24時間連続運転といっても、40坪位の建物であれば、エアコン暖房でも、1階と2階に一台ずつエアコンを設置し20℃位の温度設定で運転させても、暖房費は月15,000円から多くても20,000円で十分まかなえると思います。
※ エアコンの上手な使い方については、後章で説明させていただきます。
つまり、これまでの1部屋分から2部屋分の暖房費で家の隅々まで、温度差のない快適な暮らしが実現するのです。
電気代も高騰しており、節約意識が働くのは十分理解できるのですが、寒さによって生じる様々なストレスから解放されることで、ストレスのない快適な暮らしが実現するのです。
人は贅沢にできており、これまで10℃も15℃も温度差があった暮らしから5.6℃なんて何でもないように思うのですが、慣れてくるとその5.6℃が今度は大きなストレスになってくるのです。
風邪をひいて、寝込んで病院に行くより、多少電気代が嵩んでも、元気に快適に暮らせた方が間違いなく健康にも財布にも優しいはずですので、暮らし方への考え方を是非変えていただきたいと思います。
どうしても変えられないというお客様は、開放的なプランにすると冬場は大きな不満をいだきながらの生活を強いられますので、玄関ホールやリビングにも、ドアや扉の検討をお願いいたします。
※ 部分暖房や間欠暖房での暮らしは、吹き抜けやリビング階段を設置した場合も、寒さを感じご不満につながる場合がありますのでご注意ください。
暮らし方の説明をする前に、いまだに多くの方が利用している石油式のファンヒーターについて説明させていただきます。
ファンヒーターは改めて説明するまでもなく、燃焼した汚れた空気を室内に排気する訳で、こうした開放型のファンヒーターを暮らしのメイン暖房としている先進国は日本だけと言っても過言ではありません。
建物の断熱化が進んでいる欧米の方が、日本のファンヒーターを見たら、「オー・マイ・ゴッド」となるのは間違いありません。
燃焼し汚れた空気を煙突もつけず室内に排気する事自体がクレージーという事なのです。
ファンヒーターは一酸化炭素や窒素化合物などの有害物質に加え、強力な温風が吹き出す事で、床のほこり・カビの胞子・ダニの死骸などを知らず知らずのうちに撒き散らしているという事を理解しなければなりません。
さらに石油が燃焼した分の水分を放出する事で、ガラス面や壁・床下・天井の内部結露を引き起こし、建物まで腐らせてしまう本当に怖い暖房なのです。
【1時間に一度十分な換気を行ってください。】とあるのは健康被害を防止する為の表示以外何物でもありません。
しかし、折角部屋が暖まったのに、窓を全開にし換気をする人はどの位いるでしょう。
多くは喉が痛いとか頭痛がして初めて空気の入れ替えをサッと行うだけだと思います。
健康な方ならいざ知らず、お年寄りや病弱な方、アトピーなどのアレルギーに悩ませられているお子さんがいる家庭ではタブーな暖房とも言えるのです。
隙間が多い古い建物の場合、外気温と室内との温度差によって生じる、空気の対流による「隙間換気」が自然に行われているので、それほど問題にはならなかったのですが、中途半端に気密性が保たれている現代の住まいでは十分な注意が必要です。
特に、性能レベルの高い高気密・高断熱の家ではファンヒーターは厳禁なのです。
※ 換気が作動していれば、命の危険があるわけではありませんのでご安心下さい。
人間が生きていく上で体内に取り込む物質の重量比は、食物・水分・空気で、それぞれの割合は7%・8%・85%となり、この85%をも占める空気が健康に大きな影響を与えている事を理解しなければなりません。(特に家にいる時間の長い奥様やお子様・お年寄りは注意が必要です)
さらに付け加えるならば、ファンヒーターを使用する断熱性の低い家の多くは、いる場所だけ暖める局所暖房がほとんどで、洗面所や浴室・トイレなどの非暖房室との温度差が最低でも10℃から15℃も生じるため、ヒートショックによる心臓や脳疾患の危険性も必然的に高まるのです。
家族の健康を守るべき住まいが、健康を蝕み、病気や事故を誘発する場であってはならないのです。
冬暖かい高気密・高断熱といわれて、住んでみたら思いのほか寒いということで、禁断のファンヒーターを使用するお客様も随分いらっしゃるようです。
内断熱であれ外断熱であれ、こうしたもどきの家は絶対に選択してはならないのです。
〇 開放的な暮らしと暖房方法
省エネで快適な暮らしを実現するための高気密・高断熱住宅ですが、暮らし方にも十分な注意が必要で、家を建てただけで快適な住み心地の良い家になるわけではないということを理解しなければなりません。
弊社で外断熱の家をプランニングする場合は、出来るだけ開放的なプランをご提案させていただいております。
そして、お住まいになるお客様は、寝室や居室はもちろん、洗面・脱衣所・浴室・トイレに至るまで、使わない時は開けたままというのが基本的な生活スタイルとなります。
改めて説明するまででもなく、小さなエネルギーで各部屋間の温度差をなくし、寒さを感じる事なく快適に過ごしていただく為にも大事な事です。
ドアを締め切ったままにしていると、暖房のある部屋と暖房のない部屋との温度差が5℃前後は生じるので、いくら断熱性能の高い外断熱の家でも、部屋間の温度差によって生じる空気の対流によって、スース―と空気が入ってくるのです。
※ オープンな暮らしを実践することで、部屋間の温度差はほぼ一定となり、トイレや洗面・浴室などの非暖房室でも、2℃~3℃の温度差となります。
外断熱の家の場合、構造の外側(基礎・壁・屋根)で連続した断熱・気密工事を施工する事で、熱橋(ヒートブリッジ)と隙間を防ぎ、暑さ・寒さを建物の外側で遮断する事が出来るのです。
そして、従来、外気の影響を直に受けていた床下や天井裏・壁の中にいたるまで室内と同様の温熱環境となり、建物腐朽の大きな原因につながる躯体内における内部結露をも防ぐのです。
また断熱ラインを構造の外側にする事で、必然的に内断熱の建物と比べ、室内側(断熱ライン内側)の容積が倍近くの大きさになります。
つまり熱容量の大きな建物となり、大きなやかんや鍋でお湯を沸かすのと同じように、熱くなるのも時間がかかる一方、一度暖まればなかなか冷めないという外断熱特有の大きなメリットが生まれるという事になるというわけです。
さらに、基礎のコンクリートや柱や梁などの木材までも、蓄熱体となって熱を蓄える事で、床・壁・天井といった壁面もあたたまり、その輻射熱によって、さほど室温を上げなくとも体感温度は高く、十分な暖かさを感じる事が出来るのです。
そうすることで、震災などで停電となってもしばらくは寒さを感じずに過ごせるというわけです。
こうした温度差を感じず快適な暮らしを実現するためにも、暖房については24時間連続運転が基本となります。
暖房費も気になるところですが、いる時だけ、あるいは、使う部屋だけを暖めるという従来の間欠式の部分暖房では、その部屋の空気を暖めているだけに過ぎないのです。
暖房を消して時間がたてばすぐに寒くなり、輻射熱の暖かさを感じないばかりか、家全体が暖まるまで時間もかかり、暖房効率も悪い為、暖房費を節約しているようであまり違いはなく、実は無駄な使い方をしてるともいえるのです。
春や秋の場合は、寒いと感じる時だけ利用するのは、もちろん何も問題ありませんが、例えば、寒い冬に、夜暖房を切った場合は、朝の室温も15℃前後に低下してしまいます。こうなると暖房のない部屋は12℃から13℃位まで室温が低下する場合もあります。
こうした状態で、暖房をつけると、機器への負荷がかかり、電気代もかかり、エアコンや温風ヒーターの気流や運転音が不快に感じるものです。
部屋をオープンにしていればいるほど、なかなか暖まらず、部屋のドアを閉めることで、益々温度差が広がり、時にはトイレや洗面所などのガラスにうっすらと結露が生じたりもします。
外断熱のメリットを最大限に生かすためには、柱の芯まで20℃にするという感覚をもつことが必要なのです。
そうすることで、外断熱特有の輻射熱効果が発揮されるのです。
つまり、空気を暖めるのではなく、建物の柱の芯まで暖めるくらいの感覚が必要なのです。
24時間連続運転といっても、40坪位の建物であれば、エアコン暖房でも、1階と2階に一台ずつエアコンを設置し20℃位の温度設定で運転させても、暖房費は月15,000円から多くても20,000円で十分まかなえると思います。
※ エアコンの上手な使い方については、後章で説明させていただきます。
つまり、これまでの1部屋分から2部屋分の暖房費で家の隅々まで、温度差のない快適な暮らしが実現するのです。
電気代も高騰しており、節約意識が働くのは十分理解できるのですが、寒さによって生じる様々なストレスから解放されることで、ストレスのない快適な暮らしが実現するのです。
人は贅沢にできており、これまで10℃も15℃も温度差があった暮らしから5.6℃なんて何でもないように思うのですが、慣れてくるとその5.6℃が今度は大きなストレスになってくるのです。
風邪をひいて、寝込んで病院に行くより、多少電気代が嵩んでも、元気に快適に暮らせた方が間違いなく健康にも財布にも優しいはずですので、暮らし方への考え方を是非変えていただきたいと思います。
どうしても変えられないというお客様は、開放的なプランにすると冬場は大きな不満をいだきながらの生活を強いられますので、玄関ホールやリビングにも、ドアや扉の検討をお願いいたします。
※ 部分暖房や間欠暖房での暮らしは、吹き抜けやリビング階段を設置した場合も、寒さを感じご不満につながる場合がありますのでご注意ください。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
外断熱が家族を守る 〇 どうしても無垢材という方は
私もそうですが、私達日本人はどうしても「無垢」という言葉の響きに癒しやぬくもりのイメージを抱き、住まいにも無垢材を使いたいというお客様はけっこういらっしゃいます。
木の香りやぬくもりは誰もが皆憧れるものですし、何かとストレスの多い現代社会において必要なものだと思います。
しかしながら、省エネで快適な暮らしを実現し住む人と建物の健康をいつまでも守る長寿命住宅を造るには、現在流通している無垢材では非常に難しいのが悲しいかな現実なのです。
人間も一人一人性格や体型も違うように、無垢の木も一本一本強度やその性質は異なります。
当然バラツキも大きく、これまでの住宅ならともかく、「本物の外断熱の家」に使用する構造材としてはどうしても無理があるのです。
私達の全国の仲間にも、無垢材でソーラーサーキットの家造りに取り組んでいる工務店の方々はいらっしゃいます。
こうした方々は、単に売りやすいとかイメージがいいとかで無垢材を使用しているのではなく、地元の森林の再生を願い、心から木を愛し、木の持つ様々な魅力をお客様はもちろん、後世にまで伝えようと、森と木に対し並々ならぬ愛着とこだわりを持っている方々です。
全数検査といって、一本一本含水率を測定し、一本一本グレーディング(品質検査)でヤング係数を測定し、基準に満たない木材は構造材には使用せず、床材や内装材として有効に活用し、真摯に地産地消の家造りに取り組んでいるのです。
無垢材を構造材にするならば、こうした徹底した品質管理と木に対する愛情とこだわりが必須ですが、残念ながら宮城における木材の流通体制はこうした体制にはなっていないのが現状です。
※ 宮城県で産出される木材はほとんどが杉材となり、桧やヒバとは違いあまり高価で取引されることがない為に、結構な費用を要する全数検査は物理的に難しいという側面もあるのです。
現在流通している無垢材は、品質基準を定めた一部の公共建築物や神社・仏閣などに納める木材をのぞき、ほとんどの木材の検査や品質保証はなされておらず、何十本かに一本含水率を測定するだけで、現場に運びこまれているのです。
そもそも、無垢材には含水率や強度に関して品質を検査する法的義務もないので、その木材がどこの山の物で、誰が伐採して、どこで製材して、どのように乾燥しているかは、ほとんどの造り手はわからないのです。
これでは、品質にバラツキのあるのはある意味当然なのです。
私達は、こうした無垢材を使用して、お客様に素知らぬ顔て、木の持つぬくもりや優しさで健康住宅を提供します。とは言えないのです。
背割れもなく乾燥も不十分な無垢の構造材を使い、塗り壁の内装を施し壁がひび割れだらけの家を見ると、本当に悲しくなります。
木の香りやぬくもりを味わいたい方は、建具や床材・内装材に無垢材を存分にお使いいただきたいのです。
弊社の建物では、床材や内装材がたとえどんなに暴れようとも、外断熱の構造によって、気密や断熱性能を損なうことなく、隙間風などの心配もまったく必要ないのです。
今日の住宅では、真壁による二間続きの和室などは、ほとんど見られなくなり構造材に見た目の美しい無垢材を使う必要性もだいぶ薄れてきました。
構造材には、やせやくるいのない頑強な構造材を使用し、内装材や建具などに無垢材を使用し、塗り壁などの自然素材を存分に使った家造りの方が遥かに健康住宅と呼ぶにふさわしい住まいだといえるのです。
木の香りやぬくもりは誰もが皆憧れるものですし、何かとストレスの多い現代社会において必要なものだと思います。
しかしながら、省エネで快適な暮らしを実現し住む人と建物の健康をいつまでも守る長寿命住宅を造るには、現在流通している無垢材では非常に難しいのが悲しいかな現実なのです。
人間も一人一人性格や体型も違うように、無垢の木も一本一本強度やその性質は異なります。
当然バラツキも大きく、これまでの住宅ならともかく、「本物の外断熱の家」に使用する構造材としてはどうしても無理があるのです。
私達の全国の仲間にも、無垢材でソーラーサーキットの家造りに取り組んでいる工務店の方々はいらっしゃいます。
こうした方々は、単に売りやすいとかイメージがいいとかで無垢材を使用しているのではなく、地元の森林の再生を願い、心から木を愛し、木の持つ様々な魅力をお客様はもちろん、後世にまで伝えようと、森と木に対し並々ならぬ愛着とこだわりを持っている方々です。
全数検査といって、一本一本含水率を測定し、一本一本グレーディング(品質検査)でヤング係数を測定し、基準に満たない木材は構造材には使用せず、床材や内装材として有効に活用し、真摯に地産地消の家造りに取り組んでいるのです。
無垢材を構造材にするならば、こうした徹底した品質管理と木に対する愛情とこだわりが必須ですが、残念ながら宮城における木材の流通体制はこうした体制にはなっていないのが現状です。
※ 宮城県で産出される木材はほとんどが杉材となり、桧やヒバとは違いあまり高価で取引されることがない為に、結構な費用を要する全数検査は物理的に難しいという側面もあるのです。
現在流通している無垢材は、品質基準を定めた一部の公共建築物や神社・仏閣などに納める木材をのぞき、ほとんどの木材の検査や品質保証はなされておらず、何十本かに一本含水率を測定するだけで、現場に運びこまれているのです。
そもそも、無垢材には含水率や強度に関して品質を検査する法的義務もないので、その木材がどこの山の物で、誰が伐採して、どこで製材して、どのように乾燥しているかは、ほとんどの造り手はわからないのです。
これでは、品質にバラツキのあるのはある意味当然なのです。
私達は、こうした無垢材を使用して、お客様に素知らぬ顔て、木の持つぬくもりや優しさで健康住宅を提供します。とは言えないのです。
背割れもなく乾燥も不十分な無垢の構造材を使い、塗り壁の内装を施し壁がひび割れだらけの家を見ると、本当に悲しくなります。
木の香りやぬくもりを味わいたい方は、建具や床材・内装材に無垢材を存分にお使いいただきたいのです。
弊社の建物では、床材や内装材がたとえどんなに暴れようとも、外断熱の構造によって、気密や断熱性能を損なうことなく、隙間風などの心配もまったく必要ないのです。
今日の住宅では、真壁による二間続きの和室などは、ほとんど見られなくなり構造材に見た目の美しい無垢材を使う必要性もだいぶ薄れてきました。
構造材には、やせやくるいのない頑強な構造材を使用し、内装材や建具などに無垢材を使用し、塗り壁などの自然素材を存分に使った家造りの方が遥かに健康住宅と呼ぶにふさわしい住まいだといえるのです。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
外断熱が家族を守る 〇 エコな木材です
㈱ウッドワンはニュージーランドにて、ニュージーパインの原木を苗木から植林し、育林・間伐・伐採までを一貫しておこなう法正林のシステムを30年サイクルで構築しており、ニュージーランド政府と、半永久的な契約を交わし、広大な森林で持続可能な資源を守る事業を展開しています。
そして、森林の経営から、構造材や建材の加工にいたるまで、森林管理協議会(FSC)から森林管理認証(FM認証)、及び加工・流通過程の管理認証(COC認証)を受けています。
FSCとは、簡単に説明すると、世界各地で行なわれている無秩序な森林の伐採を阻止し、森林を適性に管理し森林環境の保全と環境保護製品の普及・促進を目的としてつくられた国際認証制度で、環境保護の観点からもその意義は非常に高く世界的にも権威ある認証です。
LVLは、日本でも広い意味での地域材として評価され、国交省の地域型住宅ブランド化事業や地域型住宅グリーン化事業にも地域材として認定され、林野庁の木材利用ポイントの対象木材としても認定されており、海外の木材でありながらも準国産材ともいえるかのような高い評価を得ている構造材となっています。
木材利用促進法の創設により、建築基準法等において、耐火建築物とすること又は主要構造部を耐火建築物とすることが求められていない公共建築物において、国や地方公共団体が率先して木材利用を促進することが基本方針となり、低層建築物を中心に木造化が急速にすすんでおります。
※ 国のこうした流れもあり、従来鉄骨中心の大手のハウスメーカーの木造比率が急速に高まっています。
大空間が必要とされる公共施設では、大きなスパンと強度を持った構造材が必要となりますが、無垢材や集成材では、対応が困難な面が多々あり、LVLの持つ強度や経年変化の少ない素材の持つ性能が注目され、学校や幼稚園・医療施設や老健施設などの構造材として、数多く利用されるようになりました。
今日では「鉄骨を超えた木材」として業界はもちろん多方面にわたり高い評価を得ているのです。
弊社でも、LVLを構造材として数多くの病院や保育所・老健施設を建てさせていただき、事業者の皆様はもちろん、利用者の皆様からも大変喜ばれております。
花田内科小児科医院 東勝山なかざわ内科・アレルギー科
保育所ちびっこランドりふ園 高齢者専用賃貸住宅ウェルライフヴィラ岩切
また、外断熱の構造材にLVLを長年採用している弊社には、全国から多くの建築業者の方々が、モデルハウスや完成現場・建築中の現場を見学にお見えになります。
実際の現場をご案内し、震災時における状況などをご説明すると皆さんが驚かれ、そして納得もしていただけます。・
そして、これまでの弊社の取り組みや考え方に共感いただき、これまで50社以上の業者の方々がLVLを採用されました。
こうした事は長年LVLを採用し続けてきた私達にとっても大きな喜びであり誇りともいえます。
LVLは建築のプロも納得する構造材であり構造躯体といえるのです。
強靭な構造材「LVL」を専用金物で緊結したJ・WOODの構造躯体は、地震時においても驚異的ともいえる耐震性と抜群の耐久性を実現する21世紀の理想的な構造材です。
そして、LVL構造材を使い家を建てるということは、木という唯一再生可能な資源を有効に活用し、CO2の削減を図り、住む人にも建物にも優しい長寿命住宅が実現することで、住みながらにして地球環境に貢献することになるということも是非ご理解いただきたいと思います。
〇 フェノール樹脂接着材の安全性
いまだに接着剤について、お客様の不安を煽るようなトークをするハウスメーカーの営業マンがいるようですので、一応説明させていただきます。
構造材の接着材には、A=フェノール樹脂系B=レゾルシノール樹脂C=イソシアネート系樹脂がありますが、安全性が高く過酷な条件下でも能力を発揮するのがフェノール樹脂系の接着剤です。
フェノール樹脂接着剤は、集成材用の接着剤として100年以上前のヨーロッパで誕生し、現存する建物では接着層の剥離などの問題は見られません。
フェノール樹脂の接着能力は、理論的には50℃の温度に於いても三百年以上の耐久性があるといわれ非常に耐久性の高い接着剤なのです。またその成分は、炭素と水素と酸素から構成されており、燃焼しても塩素等の有害ガスを発生することもありません。
LVLの材料を見ると解るのですが、接着剤の色は焦茶になっています。この色はワインやコーヒーにも含まれ、健康にも良いとされるポリフェノールと同様の成分の色であり、安全性の大きな目安ともなっています。
LVL構造材は加工工程において、140℃程の高熱によってホットプレスで長時間圧締を行うことで、フェノール樹脂に含まれるホルムアルヒドはほとんどが蒸発してしまい、JAS(日本農林規格)に定めたホルムアルデヒドの最高ランク「F☆☆☆☆」であり、外の空気と同様のレベルとなりますので、小さなお子様のいる方なども安心してお住まいいただけます。
※ 弊社のソーラーサーキットの家では、引き渡し時に室内空気を測定し、WHO(世界保健機構)の定める基準値以下を保証させていただいております。
よく、集成材の剥離が問題になりますが、集成材の接着層が剥離する要因は、木材の乾燥状況や木目等の木取りによる事が多いと考えられています。
木は高温になれば収縮し、乾燥していけば同様に収縮していきます。
LVLは一枚一枚の薄い単板を十分に乾燥させてから、フェノール樹脂接着剤にて圧着させるので、高温・乾燥に影響を受けない構造材ですのでLVLで剥離した事例は聞いたことがありません。
一方、集成材は厚さ2.5㎝程度のラミナ(小角材)を重ね合わせてつくります。含水率もLVLと比較すると最低でも5%は高いために、高温や乾燥によって変化が起こる危険があり、夏場壁の中や小屋裏が高温になる高気密・高断熱住宅では注意が必要となるのです。
また前項でも、説明させていただきましたが構造材には実に多くの釘やビスが打ち込まれますので、引き抜きの強さと、割れにくさも確認した上での選択をしなければならないのです。
※ 集成材の含水率を15%以下に下げようとすると、割れや反りが生じ接着工程で支障が出るので、どうしても15%位の含水率が限度となるのです。
そして、森林の経営から、構造材や建材の加工にいたるまで、森林管理協議会(FSC)から森林管理認証(FM認証)、及び加工・流通過程の管理認証(COC認証)を受けています。
FSCとは、簡単に説明すると、世界各地で行なわれている無秩序な森林の伐採を阻止し、森林を適性に管理し森林環境の保全と環境保護製品の普及・促進を目的としてつくられた国際認証制度で、環境保護の観点からもその意義は非常に高く世界的にも権威ある認証です。
LVLは、日本でも広い意味での地域材として評価され、国交省の地域型住宅ブランド化事業や地域型住宅グリーン化事業にも地域材として認定され、林野庁の木材利用ポイントの対象木材としても認定されており、海外の木材でありながらも準国産材ともいえるかのような高い評価を得ている構造材となっています。
木材利用促進法の創設により、建築基準法等において、耐火建築物とすること又は主要構造部を耐火建築物とすることが求められていない公共建築物において、国や地方公共団体が率先して木材利用を促進することが基本方針となり、低層建築物を中心に木造化が急速にすすんでおります。
※ 国のこうした流れもあり、従来鉄骨中心の大手のハウスメーカーの木造比率が急速に高まっています。
大空間が必要とされる公共施設では、大きなスパンと強度を持った構造材が必要となりますが、無垢材や集成材では、対応が困難な面が多々あり、LVLの持つ強度や経年変化の少ない素材の持つ性能が注目され、学校や幼稚園・医療施設や老健施設などの構造材として、数多く利用されるようになりました。
今日では「鉄骨を超えた木材」として業界はもちろん多方面にわたり高い評価を得ているのです。
弊社でも、LVLを構造材として数多くの病院や保育所・老健施設を建てさせていただき、事業者の皆様はもちろん、利用者の皆様からも大変喜ばれております。
花田内科小児科医院 東勝山なかざわ内科・アレルギー科
保育所ちびっこランドりふ園 高齢者専用賃貸住宅ウェルライフヴィラ岩切
また、外断熱の構造材にLVLを長年採用している弊社には、全国から多くの建築業者の方々が、モデルハウスや完成現場・建築中の現場を見学にお見えになります。
実際の現場をご案内し、震災時における状況などをご説明すると皆さんが驚かれ、そして納得もしていただけます。・
そして、これまでの弊社の取り組みや考え方に共感いただき、これまで50社以上の業者の方々がLVLを採用されました。
こうした事は長年LVLを採用し続けてきた私達にとっても大きな喜びであり誇りともいえます。
LVLは建築のプロも納得する構造材であり構造躯体といえるのです。
強靭な構造材「LVL」を専用金物で緊結したJ・WOODの構造躯体は、地震時においても驚異的ともいえる耐震性と抜群の耐久性を実現する21世紀の理想的な構造材です。
そして、LVL構造材を使い家を建てるということは、木という唯一再生可能な資源を有効に活用し、CO2の削減を図り、住む人にも建物にも優しい長寿命住宅が実現することで、住みながらにして地球環境に貢献することになるということも是非ご理解いただきたいと思います。
〇 フェノール樹脂接着材の安全性
いまだに接着剤について、お客様の不安を煽るようなトークをするハウスメーカーの営業マンがいるようですので、一応説明させていただきます。
構造材の接着材には、A=フェノール樹脂系B=レゾルシノール樹脂C=イソシアネート系樹脂がありますが、安全性が高く過酷な条件下でも能力を発揮するのがフェノール樹脂系の接着剤です。
フェノール樹脂接着剤は、集成材用の接着剤として100年以上前のヨーロッパで誕生し、現存する建物では接着層の剥離などの問題は見られません。
フェノール樹脂の接着能力は、理論的には50℃の温度に於いても三百年以上の耐久性があるといわれ非常に耐久性の高い接着剤なのです。またその成分は、炭素と水素と酸素から構成されており、燃焼しても塩素等の有害ガスを発生することもありません。
LVLの材料を見ると解るのですが、接着剤の色は焦茶になっています。この色はワインやコーヒーにも含まれ、健康にも良いとされるポリフェノールと同様の成分の色であり、安全性の大きな目安ともなっています。
LVL構造材は加工工程において、140℃程の高熱によってホットプレスで長時間圧締を行うことで、フェノール樹脂に含まれるホルムアルヒドはほとんどが蒸発してしまい、JAS(日本農林規格)に定めたホルムアルデヒドの最高ランク「F☆☆☆☆」であり、外の空気と同様のレベルとなりますので、小さなお子様のいる方なども安心してお住まいいただけます。
※ 弊社のソーラーサーキットの家では、引き渡し時に室内空気を測定し、WHO(世界保健機構)の定める基準値以下を保証させていただいております。
よく、集成材の剥離が問題になりますが、集成材の接着層が剥離する要因は、木材の乾燥状況や木目等の木取りによる事が多いと考えられています。
木は高温になれば収縮し、乾燥していけば同様に収縮していきます。
LVLは一枚一枚の薄い単板を十分に乾燥させてから、フェノール樹脂接着剤にて圧着させるので、高温・乾燥に影響を受けない構造材ですのでLVLで剥離した事例は聞いたことがありません。
一方、集成材は厚さ2.5㎝程度のラミナ(小角材)を重ね合わせてつくります。含水率もLVLと比較すると最低でも5%は高いために、高温や乾燥によって変化が起こる危険があり、夏場壁の中や小屋裏が高温になる高気密・高断熱住宅では注意が必要となるのです。
また前項でも、説明させていただきましたが構造材には実に多くの釘やビスが打ち込まれますので、引き抜きの強さと、割れにくさも確認した上での選択をしなければならないのです。
※ 集成材の含水率を15%以下に下げようとすると、割れや反りが生じ接着工程で支障が出るので、どうしても15%位の含水率が限度となるのです。
k-taka:コメント(0):[大東住宅/社長ブログ]
外断熱が家族を守る 〇 木材のプロが選ぶLVL
〇木材のプロが選ぶLVL
弊社は、宮城県知事登録の木材業者でもあり、森林も所有し、地元の黒川森林組合の組合員でもあります。系列会社の大東ハウジングは、長年に渡り、宮城県産の杉材を利用するログハウスメーカーでもありました。
つまり無垢材でも、集成材においても、他社と比べ良質の木材を安価で入手できる立場でもあることをご理解いただきたいと思います。
22年前に外断熱を導入した当時は、非常に恥ずかしいのですが、構造材について何の疑問も持たずに無垢材や集成材を使い外断熱の家を建築しておりました。
しかし、性能が高ければ高いほど乾燥がすすむ高気密・高断熱住宅では、従来の建物よりも木材のくるいが大きく、無垢の乾燥材を使用しても、集成材を使用しても、木材の収縮による痩せやねじれ・割れは解消することが出来ずに、内装の割れ・床や階段のきしみ・建具の開閉不良などの不具合は多く、お客様にご迷惑をおかけしたことも多々ございました。
ただこうした不具合は、木の暴れによって生じるものですので、手直しで十分対応出来ますし、時間が経過し木材の収縮がおさまれば基本的に問題はなくなります。
しかしながら、どうしても手直しがきかないのが木材の割れで、表面部分の割れはうめ木するなどして対応できますが、見えない部分の割れはそうはいきません。
例えば40坪位の建物では、内装の下地となる石膏ボードに約20,000本のボードビスを使い、構造用の耐力面材に約7,000本の釘を使い・外壁や断熱材を固定する12㎝から15㎝もの長いパネルビスを約2,000本使用するのです。
木の収縮によって生ずる割れに加え、この約30,000本という大量の釘やビスの施工時の衝撃や、内装材や外装材の重量が加わることで発生しているだろう隠れた部分の木材の収縮による割れはどれほどなのか?その割れはさらに助長されるのではないか?気密や断熱性能に影響を及ばせないものだろうか?大地震がきても大丈夫だろうか?など様々な不安を感じたのです。
こうして最終的にたどりついた結論は、無垢材や集成材を構造材として使うということは、新築後の性能を長期にわたり維持することは非常に困難ではないかということでした。
弊社は、「いつまでも強く・いつまでも快適に」というコンセプトのもと、50年後も価値ある家造りを目指し外断熱の家造りに取り組んでいるのです。
こうしたコンセプトはもとより、「家造りと共に信頼づくり」という弊社の基本理念さえも具現化することは、難しいのではないかと私自身が痛感したのです。
そうした時に出会ったのがJWOODというLV L構造材だったのです。
LVLは、単板積層材という名前のとおり、4ミリにスライスしたニュージーパイン材を何層にも圧着した構造材です。
正直見た目は悪く、社内においても喧々諤々の議論となり、採用にいたるまでは紆余曲折多々ありましたが、折しも宮城県沖地震が近い将来、相当高い確率で発生するとの見解が出されていた時期でもあり、見た目や売りやすさにとらわれずにあくまで性能にこだわることこそが、地元に生きる住宅会社としての使命でもあり責務と考え、LVL構造材の標準採用を決断したのです。
しかしながら、導入当初は、べニアのような材料で弱いだろうとか、接着剤がはがれるだろうとか、シックハウスになるだろうとか、随分と批判的な話をする方々が多く、お客様にも納得していただくのが本当に大変だったのが思い起こされます。
展示場や現場の見学会で、お客様に実際にLVLに金槌で釘を打ってもらったり、バールで釘を抜いてもらったりして、その固さや引き抜きの強さを体感していただきながら、LVLの良さを理解してもらうためにとにかく必死でした。
しかし今日では、LVLの高い強度・バラつきの少ない均一な品質・8~10%という驚異の含水率・接合部の強度を支える専用金物・どれを取っても優れた木材であることは、業界でも広く認知され、フェノール樹脂による接着技術は、最も安全で高性能だということは、今や常識でもあります。
弊社においても、LVL構造材を標準採用して以来、700棟を超える建物にLVLを使用させていただいておりますが、構造材のくるいによって生じる不具合はほとんどなくなりました。
さらにこれまでの実績に加え、東日本大震災時におけるLVL構造材や構造駆体が発揮した驚異的な耐震性や、築16年経過したモデルハウスの解体時の様々な検証を通じ、改めてLVL構造材の強さとその性能の高さを再認識し、18年前のLVLの導入が正しい決断だったと確信しています。
弊社は、宮城県知事登録の木材業者でもあり、森林も所有し、地元の黒川森林組合の組合員でもあります。系列会社の大東ハウジングは、長年に渡り、宮城県産の杉材を利用するログハウスメーカーでもありました。
つまり無垢材でも、集成材においても、他社と比べ良質の木材を安価で入手できる立場でもあることをご理解いただきたいと思います。
22年前に外断熱を導入した当時は、非常に恥ずかしいのですが、構造材について何の疑問も持たずに無垢材や集成材を使い外断熱の家を建築しておりました。
しかし、性能が高ければ高いほど乾燥がすすむ高気密・高断熱住宅では、従来の建物よりも木材のくるいが大きく、無垢の乾燥材を使用しても、集成材を使用しても、木材の収縮による痩せやねじれ・割れは解消することが出来ずに、内装の割れ・床や階段のきしみ・建具の開閉不良などの不具合は多く、お客様にご迷惑をおかけしたことも多々ございました。
ただこうした不具合は、木の暴れによって生じるものですので、手直しで十分対応出来ますし、時間が経過し木材の収縮がおさまれば基本的に問題はなくなります。
しかしながら、どうしても手直しがきかないのが木材の割れで、表面部分の割れはうめ木するなどして対応できますが、見えない部分の割れはそうはいきません。
例えば40坪位の建物では、内装の下地となる石膏ボードに約20,000本のボードビスを使い、構造用の耐力面材に約7,000本の釘を使い・外壁や断熱材を固定する12㎝から15㎝もの長いパネルビスを約2,000本使用するのです。
木の収縮によって生ずる割れに加え、この約30,000本という大量の釘やビスの施工時の衝撃や、内装材や外装材の重量が加わることで発生しているだろう隠れた部分の木材の収縮による割れはどれほどなのか?その割れはさらに助長されるのではないか?気密や断熱性能に影響を及ばせないものだろうか?大地震がきても大丈夫だろうか?など様々な不安を感じたのです。
こうして最終的にたどりついた結論は、無垢材や集成材を構造材として使うということは、新築後の性能を長期にわたり維持することは非常に困難ではないかということでした。
弊社は、「いつまでも強く・いつまでも快適に」というコンセプトのもと、50年後も価値ある家造りを目指し外断熱の家造りに取り組んでいるのです。
こうしたコンセプトはもとより、「家造りと共に信頼づくり」という弊社の基本理念さえも具現化することは、難しいのではないかと私自身が痛感したのです。
そうした時に出会ったのがJWOODというLV L構造材だったのです。
LVLは、単板積層材という名前のとおり、4ミリにスライスしたニュージーパイン材を何層にも圧着した構造材です。
正直見た目は悪く、社内においても喧々諤々の議論となり、採用にいたるまでは紆余曲折多々ありましたが、折しも宮城県沖地震が近い将来、相当高い確率で発生するとの見解が出されていた時期でもあり、見た目や売りやすさにとらわれずにあくまで性能にこだわることこそが、地元に生きる住宅会社としての使命でもあり責務と考え、LVL構造材の標準採用を決断したのです。
しかしながら、導入当初は、べニアのような材料で弱いだろうとか、接着剤がはがれるだろうとか、シックハウスになるだろうとか、随分と批判的な話をする方々が多く、お客様にも納得していただくのが本当に大変だったのが思い起こされます。
展示場や現場の見学会で、お客様に実際にLVLに金槌で釘を打ってもらったり、バールで釘を抜いてもらったりして、その固さや引き抜きの強さを体感していただきながら、LVLの良さを理解してもらうためにとにかく必死でした。
しかし今日では、LVLの高い強度・バラつきの少ない均一な品質・8~10%という驚異の含水率・接合部の強度を支える専用金物・どれを取っても優れた木材であることは、業界でも広く認知され、フェノール樹脂による接着技術は、最も安全で高性能だということは、今や常識でもあります。
弊社においても、LVL構造材を標準採用して以来、700棟を超える建物にLVLを使用させていただいておりますが、構造材のくるいによって生じる不具合はほとんどなくなりました。
さらにこれまでの実績に加え、東日本大震災時におけるLVL構造材や構造駆体が発揮した驚異的な耐震性や、築16年経過したモデルハウスの解体時の様々な検証を通じ、改めてLVL構造材の強さとその性能の高さを再認識し、18年前のLVLの導入が正しい決断だったと確信しています。
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