長寿命住宅供給システムとは、長寿命住宅として、世代を超えて住み継ぐ住宅の品質と価値の継承を確実とするため、設計から施工、施工から定期点検等の情報伝達がスムーズに行われ、一定の品質を担保した住宅の供給及び維持保全を行う体制がしっかりと整備されていることを、ベターリビングが認定する住宅供給システムです。
弊社は、平成25年12月、「長寿命住宅供給システム」の審査に合格、東北で初となる認定工務店として登録されました。この認定は、弊社の住宅供給システムが、国土交通大臣の指定機関である一般財団法人「ベターリビング」の定める長寿命住宅システムの基準に基づき、認定されたもので、非常に名誉ある認定です。
(一社)ベターリビングは、国民の住宅に対するニーズが量から質へ変化しつつあった1973年に、建設大臣の許可を得て設立されました。以来、優良住宅部品(BL部品)の認定や建築確認検査、住宅性能評価試験・研究、ISOシステム審査登録等住まい全般に亘って住生活水準向上に資する事を目的とした様々な活動を行っている第三者機関です。
この長寿命住宅供給システム認定を受ける為には、一定の施工実績や財務状況・適切な住宅供給や維持管理体制等の、ベターリビングが定めたシステム認定基準をクリアした事業者(工務店)でなければなりません。
長寿命住宅は、システム認定を受けた事業者(工務店)が供給する住宅のうち、認定基準に適合する住宅を「長寿命住宅」として登録することが出来ます。更に維持管理計画に基づく点検・メンテナンスが行われ住宅履歴等の記録が適切に保管されていることをベターリビングが確認します。
長寿命住宅として登録されている住宅は、住宅の品質が確保され将来における維持管理・メンテナンスが約束されることとなり、長期に亘りその品質と価値が持続することが期待されるこれからの長期優良住宅の理想形ともいえ、認定住宅は将来の資産価値の向上なども期待されています。
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外断熱が家族を守る 〇長寿命住宅供給システムとは
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外断熱が家族を守る 〇長期優良住宅とは
長期優良住宅とは、平成21年6月に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づいて認定を受けた住宅のことを言います。
長期優良住宅が普及することで、環境負荷の低減を図りつつ、良質な住宅ストックを将来世代に継承し、より豊かで優しい暮らしへの転換を図ることを目的に創設された法律であり認定制度となり、長期にわたり住宅の性能を保持するための基準を設け、その基準をクリアしなければなりません。
認定基準は大きく分けて次の二つになります。長期の使用に必要な建物の性能の確保を図り、維持管理保全計画の策定を行うことです。
性能の確保については、劣化対策・耐震性・維持管理更新の容易性・省エネルギー性(断熱性能)・居住環境・住戸面積の性能の確保が求められ、維持保全計画については、文字通り維持保全を行う為の計画を策定し、居住時に維持保全を実施しその記録を作成するといった内容です。
※ 維持保全とは、住宅の構造耐力上主要な部分・雨水の浸水を防止する部分、給排水の設備について点検・補修・修繕等を行うこと
長期優良住宅は、新築する住宅を長期にわたり良好な状態で使用が可能となることは勿論のこと、税制優遇やローン金利引下げ等様々なメリットがあります。
デメリットとしては、申請にかかる時間と費用を要し、長期優良住宅の基準を満たすための、仕様向上に係る建築コストの増加などがあります。
※ 弊社では標準で長期優良住宅の基準を満たした仕様になっていますので、建築コストの増加はほとんどございません。
認定を受けるには、基準を満たした建築計画(設計図書)を作成し、技術的審査を住宅性能評価機関へ申請し、合格の後に適合証が発行され、建築計画と維持保全計画を所管行政庁へ申請して認定を受けます。
ここで考えていただきたいのが、長期優良住宅の認定制度は設計図書などの書類審査だけで認定を受けることが出来る制度だということです。
つまり、実際に施工された建物が、設計どおり長期優良住宅の基準を満たしているのか否かは、正直わからないのです。
長期優良住宅の認定には、住宅性能評価制度を利用するケースが多く、この制度には設計評価と建設評価を受けることができますが、長期優良住宅の認定を受けるために、設計評価のみを受け、現場検査を伴う建設評価は受けないケースが多いのが現状なのです。
※ 弊社でも長期優良住宅は積極的に利用しておりますが、設計評価とともに、建設評価も全棟で受けております。
設計評価だけではなく、その建物が設計どおりの仕様と施工品質に合致しているかどうかを建設評価に基づいた現場審査で確認しなければ、計画どおりの施工が実施されているかを担保することができないということを理解しなければなりません。
施工に自信がないとまでは申し上げませんが、申請や現場での対応に手間が掛かるとか、費用が掛かるといった理由で、お客様に説明もぜずに、未実施の住宅会社が多いのが、業界の知られざる実態なのです。
また、長期優良住宅は、「いい家を造って、きちんと手入れして、長く住まう」ことを目標にしており、日頃の点検・補修・修繕のしやすさについても考えなければなりません。
外断熱の場合、目に見えない床下や小屋裏などの点検についても、設置してある点検口により、容易に点検ができ、給排水・電気配線の補修・修繕についても気密や断熱層を傷つけることなく容易に実施することが可能となるのです。
※ 長期優良住宅では、防露対策(内部結露対策)として、適切な気密工事を実施することと、明記されておりますが、具体的な性能値も気密測定も求めておらず、気密に関しては、実質住宅会社まかせとなっているので、業者選定の際には確認が必須です。
〇小さな但し書きがすべてを語る
住宅関係のチラシや広告には、長期優良住宅認定住宅とか、最高等級取得といった文字が躍っておりますが、広告の文字をそのまま真に受けずに中身を見極めなければなりません。
こんなことを書くと睨まれそうですが、長期優良住宅の等級は、耐震性能以外は、さほど高いとは言えず、わざわざ広告の前面に打ち出す内容でもありません。
耐震等級にしても総2階の建物で、1階と2階の間崩れのないプランの構成を図れば簡単に最高等級は、取得できるのです。
私達が注文住宅を設計する場合は、基本的に関東大震災の1.25倍の地震で倒壊しないとされる等級2を前提とした設計を実施しています。
注文住宅の設計に、お客様の使い勝手や住み心地の良さ・解放感や広がりを持たせるために、ある程度の自由度は必要です。
関東大震災の1.5倍の強度を要求される等級3を取得しようとすると、広い空間がとれないとか、引き戸を使えないとか、吹き抜けをとれないとか、プラン上の様々な制約が生じてくるケースが多々出てくるのです。
当然、ご要望があれば等級3の設計対応をいたしますが、等級2の耐震性を確保し、その性能が長期に保持できる構造であれば、第一章でご紹介した東日本大震災やモデルハウス解体時の検証でも実証された、弊社の建物の驚異的ともいえる耐震性をみても、何ら問題はないのです。
問題なのは、設計評価のみで最高等級を取得し、建設評価を受けない建物であり、気密の基準や測定すらしない高気密・高断熱と謳う建物なのです。
形だけ最高等級を取得した長期優良住宅は、絵に描いた餅に等しいということも、理解しなければならないのです。
「性能評価書に記載される性能は評価時点のもので、その後の性能を保証するものではありません」
この文言は、性能評価書に小さく記載されている但し書きです。
何も、長期優良住宅や性能評価制度を批判するつもりは毛頭なく、お客様にもメリットもあり安心して住んでいただける制度ですので、弊社でも積極的に推進しております。
しかしながら、将来の性能は何ら保証されていない制度でもあるということを、正しく認識していただきたいのです。
大切なのは設計時や完成時の性能ではなく、将来の性能だということをご理解の上、長期にわたり、当初の性能が保持できる家かどうかを判断していただきたいと思います。
※ 基準法で、関東大震災としているのは、極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力で建築基準法施工令に定めるもので、概ね震度6強から7程度の地震を想定しており、関東大震災において東京で発生したと推定される地震の揺れに相当するとされているからです。
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特別投稿 〇 吹き抜けにあった暮らし方
昨日、宮城野区の岩切にて、外断熱の家の見学会があり、様子を見に行ってきました。
随所にお施主様のこだわりとセンスが感じられ、新婚生活を送る新居にふさわしい素晴らしい家でした。
実は、この住まいの施主夫妻は弊社の営業社員と展示場アドバイザーでございまして、収納や照明・窓の配置や使い勝手など大分工夫されており、もし私も新婚時代に戻れたら、こんな家に住みたいなあと思うほど、見ていて楽しくなる家でした。
新婚さんいらっしゃいではありませんが、若いご夫婦で新築をご検討なさってるお客様は必見の住まいですので、営業部の千葉までご一報ください。
圧巻は、リビンク階段と燦々と光が降り注ぐ大きな吹き抜けで、この時期でも寒さを感じることなく、見学に来るお客様も皆さんビックリしてらっしゃいました。
そして、この吹き抜けを見てふと気付いたのが、まだ編集中の本の文中に吹き抜けの話を書いていなかったなのでは?ということ!
確認したら、やっぱりまだでしたので、割り込みの投稿をさせていただきますのでよろしければお付き合い下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
住まいに広がりや開放感を求め、吹き抜けを希望するお客様は、結構多くいらっしゃいます。
しかし、吹き抜けには、開放感などのメリットがある一方で、デメリットもあり、吹き抜けに適した暮らし方も必要だということを理解した上での検討が必要です。
外断熱の家では、小さなエネルギーで家全体を暖かくしたり、爽やかな環境をつくる上で、吹き抜けは非常に有効な手段でもあります。
断熱性能が低い家の場合、いくら暖めても壁や屋根からの熱損失が大きく、なかなか暖まらないばかりか、暖房費の負担も大きくなりますが、外断熱の家では、熱損失を抑えることで、逆に熱の蓄積が図られ家を万遍なく暖める上でも有効になるのです。
そして、外断熱のもつ熱容量の大きさによって、暖まるまで時間はかかるものの、一度暖まればなかなか冷めにくいという特性も発揮されるので、低めの設定温度で快適な室内環境を実現します。
しかし、こうした快適な環境を保つために必需なのが暖房の連続運転となります。(柱の芯まで暖まってこそ外断熱の輻射熱効果が発揮されます)
夜間や不在時に暖房を消したり、2階は無暖房だったりすると、1階も2階も室温は低下し、温度差による空気の対流が起きて冷たい空気が逆流し寒さを感じることになります。
そして、外断熱ゆえのなかなか暖まらないという側面もあり、温度設定も高めとなってしまい、暖房の運転音や風も気になり大きなストレスを感じてしまうのです。
折からの電気料金の値上げにより、光熱費も気になるところではございますが、暖房をエアコンと仮定して、1F(4KW)・2F(2.8KW)の温度設定を20℃に設定した場合ですと、1月2月といった真冬でも月15,000円から多くても月18,000円位の暖房費で、吹き抜けを活かした全館暖房は可能となります。
率直に言わせていただければ、この暖房費を無駄とか高いと考え、間欠暖房をなさる方は、後々後悔する可能性が高く、吹き抜けはお止めになった方が賢明かと思います。
効率的な冷暖房効率を図る為に、シーリングファンなどを設置するケースもありますが、連続運転で温度差がない場合は有効ですが、間欠暖房で温度差がある場合には、ほとんど効果はありませんし、逆効果になる場合もあるのです。
こうした問題は、冬に限った問題ではあるのですが、宮城での暮らしを考えれば、11月から4月くらいまでは、多少なりとも関係してくる問題ですので、十分考慮しなければならないのです。
また、暑い夏においても、日射による熱の侵入や太陽光による眩しさにも注意が必要です。吹き抜けを設置する場合、2F部分に大きな窓をとったり、トップライトを設けたりするケースが多くなります。
割合的には、心地よく感じる時期の方が多いのですが、暑い夏においては、日射による暑さや眩しさが結構やっかいに感じる場合もありますので、ブラインドやロールカーテンなど、事前に日射遮蔽の対策が必要です。
また、上下間の生活音の問題やガラスや吹き抜け部の清掃・照明器具の交換なども十分考慮の上、吹き抜けをご検討下さい。
※ 外断熱の家で吹き抜けを設置した場合、冷たい空気は下へ降りるので、暑い夏でも2Fホールなどに設置したエアコン1台で、十分な爽やかさを味わうことができますが、1Fのエアコンだけを使うと暑い空気が上昇し、2Fや小屋裏部が暑く感じる様になりますのでにご注意ください。
随所にお施主様のこだわりとセンスが感じられ、新婚生活を送る新居にふさわしい素晴らしい家でした。
実は、この住まいの施主夫妻は弊社の営業社員と展示場アドバイザーでございまして、収納や照明・窓の配置や使い勝手など大分工夫されており、もし私も新婚時代に戻れたら、こんな家に住みたいなあと思うほど、見ていて楽しくなる家でした。
新婚さんいらっしゃいではありませんが、若いご夫婦で新築をご検討なさってるお客様は必見の住まいですので、営業部の千葉までご一報ください。
圧巻は、リビンク階段と燦々と光が降り注ぐ大きな吹き抜けで、この時期でも寒さを感じることなく、見学に来るお客様も皆さんビックリしてらっしゃいました。
そして、この吹き抜けを見てふと気付いたのが、まだ編集中の本の文中に吹き抜けの話を書いていなかったなのでは?ということ!
確認したら、やっぱりまだでしたので、割り込みの投稿をさせていただきますのでよろしければお付き合い下さい。
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住まいに広がりや開放感を求め、吹き抜けを希望するお客様は、結構多くいらっしゃいます。
しかし、吹き抜けには、開放感などのメリットがある一方で、デメリットもあり、吹き抜けに適した暮らし方も必要だということを理解した上での検討が必要です。
外断熱の家では、小さなエネルギーで家全体を暖かくしたり、爽やかな環境をつくる上で、吹き抜けは非常に有効な手段でもあります。
断熱性能が低い家の場合、いくら暖めても壁や屋根からの熱損失が大きく、なかなか暖まらないばかりか、暖房費の負担も大きくなりますが、外断熱の家では、熱損失を抑えることで、逆に熱の蓄積が図られ家を万遍なく暖める上でも有効になるのです。
そして、外断熱のもつ熱容量の大きさによって、暖まるまで時間はかかるものの、一度暖まればなかなか冷めにくいという特性も発揮されるので、低めの設定温度で快適な室内環境を実現します。
しかし、こうした快適な環境を保つために必需なのが暖房の連続運転となります。(柱の芯まで暖まってこそ外断熱の輻射熱効果が発揮されます)
夜間や不在時に暖房を消したり、2階は無暖房だったりすると、1階も2階も室温は低下し、温度差による空気の対流が起きて冷たい空気が逆流し寒さを感じることになります。
そして、外断熱ゆえのなかなか暖まらないという側面もあり、温度設定も高めとなってしまい、暖房の運転音や風も気になり大きなストレスを感じてしまうのです。
折からの電気料金の値上げにより、光熱費も気になるところではございますが、暖房をエアコンと仮定して、1F(4KW)・2F(2.8KW)の温度設定を20℃に設定した場合ですと、1月2月といった真冬でも月15,000円から多くても月18,000円位の暖房費で、吹き抜けを活かした全館暖房は可能となります。
率直に言わせていただければ、この暖房費を無駄とか高いと考え、間欠暖房をなさる方は、後々後悔する可能性が高く、吹き抜けはお止めになった方が賢明かと思います。
効率的な冷暖房効率を図る為に、シーリングファンなどを設置するケースもありますが、連続運転で温度差がない場合は有効ですが、間欠暖房で温度差がある場合には、ほとんど効果はありませんし、逆効果になる場合もあるのです。
こうした問題は、冬に限った問題ではあるのですが、宮城での暮らしを考えれば、11月から4月くらいまでは、多少なりとも関係してくる問題ですので、十分考慮しなければならないのです。
また、暑い夏においても、日射による熱の侵入や太陽光による眩しさにも注意が必要です。吹き抜けを設置する場合、2F部分に大きな窓をとったり、トップライトを設けたりするケースが多くなります。
割合的には、心地よく感じる時期の方が多いのですが、暑い夏においては、日射による暑さや眩しさが結構やっかいに感じる場合もありますので、ブラインドやロールカーテンなど、事前に日射遮蔽の対策が必要です。
また、上下間の生活音の問題やガラスや吹き抜け部の清掃・照明器具の交換なども十分考慮の上、吹き抜けをご検討下さい。
※ 外断熱の家で吹き抜けを設置した場合、冷たい空気は下へ降りるので、暑い夏でも2Fホールなどに設置したエアコン1台で、十分な爽やかさを味わうことができますが、1Fのエアコンだけを使うと暑い空気が上昇し、2Fや小屋裏部が暑く感じる様になりますのでにご注意ください。
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外断熱が家族を守る 〇30年持てば充分?
どうせそんなに長生きしないから、50年も100年も持たなくていいから30年で充分だよというお客様が、いらっしゃいます。
大地震などの自然災害が起きず、暑さ・寒さを我慢して、省エネ性や快適性・健康性を考えなければこれまでの住宅でも50年は充分もつのではないかと思います。
しかし、現実はどうでしょう。阪神大震災や東日本大震災とまではいかなくとも、頻繁に地震が発生し、台風や集中豪雨などによる洪水にも、数多く見舞われるこの日本です。
折角建てるのなら、災害から大事な家族の命を守り、いかなる場合も生活の支えとなり心のよりどころとなる住まいを建てなければならないのではないでしょうか。
そして、単に寒いとか暑いとかという問題ではなく、従来の延長線のような性能の低い住宅に住むということは、内部結露や換気不良により室内空気も汚染され、腐朽菌によって建物の老朽化や蟻害を誘発することで、建物の耐震性や耐久性は著しく低下するのです。
そして、ヒートショックによる家庭内での悲しい事故を引き起こし、時には大切な命まで奪われてしまい危険性が生じるということを、リアルに考えなければなりません。
私達は地元に生きる住宅会社として、お客様が将来後悔するような家を造ることはできないのです。
30年だけ地震や台風から家を守り、省エネで快適で住む人の健康を守れる家を造ることは、技術的にも不可能といえるのです。
気密・断熱のしっかりした高性能な住宅は、快適で健康にやさしい住環境を創出し、住む人と建物の寿命を縮める原因でもあり悪の根源ともいえる、内部結露を解消することによって、耐震性を初めとする新築時の性能を長く維持することができる住宅になるということをご理解いただきたいと思います。
大地震などの自然災害が起きず、暑さ・寒さを我慢して、省エネ性や快適性・健康性を考えなければこれまでの住宅でも50年は充分もつのではないかと思います。
しかし、現実はどうでしょう。阪神大震災や東日本大震災とまではいかなくとも、頻繁に地震が発生し、台風や集中豪雨などによる洪水にも、数多く見舞われるこの日本です。
折角建てるのなら、災害から大事な家族の命を守り、いかなる場合も生活の支えとなり心のよりどころとなる住まいを建てなければならないのではないでしょうか。
そして、単に寒いとか暑いとかという問題ではなく、従来の延長線のような性能の低い住宅に住むということは、内部結露や換気不良により室内空気も汚染され、腐朽菌によって建物の老朽化や蟻害を誘発することで、建物の耐震性や耐久性は著しく低下するのです。
そして、ヒートショックによる家庭内での悲しい事故を引き起こし、時には大切な命まで奪われてしまい危険性が生じるということを、リアルに考えなければなりません。
私達は地元に生きる住宅会社として、お客様が将来後悔するような家を造ることはできないのです。
30年だけ地震や台風から家を守り、省エネで快適で住む人の健康を守れる家を造ることは、技術的にも不可能といえるのです。
気密・断熱のしっかりした高性能な住宅は、快適で健康にやさしい住環境を創出し、住む人と建物の寿命を縮める原因でもあり悪の根源ともいえる、内部結露を解消することによって、耐震性を初めとする新築時の性能を長く維持することができる住宅になるということをご理解いただきたいと思います。
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外断熱が家族を守る 〇 やっぱり木の家
最近は、大手のハウスメーカーも、プレハブの鉄骨から木造化へ急速にシフト転換しているので、あまり参考にならないかもしれませんが、鉄骨やコンクリートでマイホームを検討している方に、頭の片隅に入れておいていただきたいお話を紹介させていただきます。
このグラフは、木造住宅と非木造住宅(鉄骨やコンクリート住宅)が築後何年で取り壊されて、建替えするかを経過年数の分布図にまとめたものです。
本来、長持ちするはずの鉄骨やコンクリート住宅の多くが19年から24年の間に取り壊されている現実に驚かされてしまいます。
高耐久・高耐震が最大のセールスポイントで、「木造とは比べようがないほど長持ちします」と勧められ建てた住宅が木造住宅より早く姿を消してしまうのです。
構造的には何も問題はないのに、なぜこうなるのでしょう。
ズバリ、住み心地の悪さが大きく関係しているのです。
この表は、静岡大学で、木・鉄・コンクリートの箱にマウスを入れ、20日後の生存率を調べた結果です。
木の箱は88%のマウスが生存しているのに対し、鉄は42%、コンクリートにいたってはわずか7%しか生存していないのです。
しかも、木の箱に入った親マウスは、子マウスをしっかり育てているのに、コンクリートの親マウスは子マウスを攻撃し、中には食べてしまうというのですから何とも怖い話です。
体感温度にも影響を及ぼす冷輻射ですが、鉄やコンクリートは熱の伝導率が木に比べて非常に高いために、知らず知らずの内に生き物の体温を奪いとってしまう作用が働き、体や脳に影響を及ぼしてしまうというのが、大きな要因とされておりますが、あなたがマウスだったとして、一晩寝るとしたらどの箱に入って寝るでしょうか。
よほど変わった方でなければ木の箱になるのではないでしょうか。
人の波長にも合って、心身ともに健康を保つためにも、家の素材は、やっぱり木ということになるのではないでしょうか。
このグラフは、木造住宅と非木造住宅(鉄骨やコンクリート住宅)が築後何年で取り壊されて、建替えするかを経過年数の分布図にまとめたものです。
本来、長持ちするはずの鉄骨やコンクリート住宅の多くが19年から24年の間に取り壊されている現実に驚かされてしまいます。
高耐久・高耐震が最大のセールスポイントで、「木造とは比べようがないほど長持ちします」と勧められ建てた住宅が木造住宅より早く姿を消してしまうのです。
構造的には何も問題はないのに、なぜこうなるのでしょう。
ズバリ、住み心地の悪さが大きく関係しているのです。
この表は、静岡大学で、木・鉄・コンクリートの箱にマウスを入れ、20日後の生存率を調べた結果です。
木の箱は88%のマウスが生存しているのに対し、鉄は42%、コンクリートにいたってはわずか7%しか生存していないのです。
しかも、木の箱に入った親マウスは、子マウスをしっかり育てているのに、コンクリートの親マウスは子マウスを攻撃し、中には食べてしまうというのですから何とも怖い話です。
体感温度にも影響を及ぼす冷輻射ですが、鉄やコンクリートは熱の伝導率が木に比べて非常に高いために、知らず知らずの内に生き物の体温を奪いとってしまう作用が働き、体や脳に影響を及ぼしてしまうというのが、大きな要因とされておりますが、あなたがマウスだったとして、一晩寝るとしたらどの箱に入って寝るでしょうか。
よほど変わった方でなければ木の箱になるのではないでしょうか。
人の波長にも合って、心身ともに健康を保つためにも、家の素材は、やっぱり木ということになるのではないでしょうか。
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