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内装材に無垢の木を

  • 内装材に無垢の木を
弊社が所属する「みやぎ健康・省エネ住宅推進協議会」では、国土交通省スマートウェルネス住宅等推進事業の採択を受け、既存住宅の断熱改修やバリアフリー工事に対しての、補助金制度が受けられるほか、住まいと健康に対する様々な調査や研究を関係機関の協力を得て実施しております。

この度、慶応義塾大学の伊香賀教授のチームによる、調査データが送られてきましたので、一部紹介させていただきます。

紹介させていただくのは、内装の木質化が、睡眠の質と知的生産の向上にどのように影響するかのデータとなります。



床材に複合フローリング・壁、天井にクロスを張った部屋と床と天井にヒノキの無垢材を使用した部屋そして、床・壁・天井全てにヒノキを使用した部屋との比較実験結果です。



睡眠の質にしても、生産性についても、明らかに無垢材を使用した方が上回っています。

しかし、部屋全体を無垢材にするより、床と天井(全体の45%)だけを無垢材にした方が、ポイントが高くなっているのがお分かりでしょうか。

このデータは、10名の学生の実験ではありますが、是非参考にしていただき、リビングや寝室など、長時間過ごす場所には、内装材に木を積極的に活用してはいかがでしょうか。

その他にも興味深いデータがたくさんあり、住まい塾でも随時紹介させていただいておりますが、ブログでもアップさせていただきますのでよろしくお願いいたします。








木を長持ちさせる家づくり

  • 木を長持ちさせる家づくり
先週の土曜日に開催されたシンポジウム「健康に暮らせる住まいと木の魅力」には、多くの皆様にご参加いただき誠にありがとうございました。

僭越ではございましたが、日本を代表する有名な先生方に交じって、「木を長持ちさせる家づくり」と題して、弊社が長年取り組んでいるソーラーサーキットの家づくりを紹介させていただきました。



改めて言うまでもなく、木の魅力は様々ありますが、反面デメリットも当然ございます。



私が日頃から感じている木の大きなデメリットは、2つあります。

それは、木の収縮による痩せや狂い・割れなどから生じる寸法の変化や強度の低下です。

ただこうした問題は、乾燥技術の発達や集成材などの品質向上によって、ある程度は抑えられる問題でもあります。

しかしながら、どうしても障害となるのが、日本の高温多湿という気候風土がもたらす湿気や、冷暖房によって、室内外の温度差が生じることで、必然的に発生する結露の問題です。

たかが結露という認識を持つ方もまだまだ多いのですが、ガラス面などの表面結露は、とりあえず拭けばいいのですが、目に見えない床下や壁・小屋裏に発生する内部結露は、構造に確実にダメージをもたらし、結果的に、日本の住宅を短命にしているということを正しく理解している方が非常に少ないのです。

木は、正倉院や法隆寺の例を挙げるまでもなく、乾燥状態を保てば高耐久な素材です。

しかし、湿気つまり水には弱く、現代の住宅の様に、断熱材と共に、躯体内に閉じ込められた木材は、湿気や結露によって、腐朽菌による腐食やシロアリによる食害を受ける危険性が高まり、築30年も持たずに、住み心地のみならず資産価値も失われ、空き家が増加したり、建替えを余儀なくされているのが現実なのです。

現在、木造住宅を長寿命にする為に採用されているのが、室内の水蒸気が壁体内への侵入を防ぐ防湿フイルムによる高気密化と薬剤を注入した防腐木材や木部への薬剤の塗付ですが、薬剤の効力が何年なのか、健康被害はないのかなどは、正直検証されていないのが現状です。

ソーラーサーキットの家では、外断熱と二重通気によって、寒さや暑さ・湿気を構造の外側で遮断し、かつ壁体内にも通気性を確保することで、常に空気に木材を触れさせ乾燥状態を保つ独自のシステムです。

断熱性と通気性という相反する性能を合わせ持ったソーラーサーキットの家づくりは、日本の気候風土を考慮した非常に理にかなった工法で、木造住宅を防蟻剤や防腐剤に頼ることなく、次の世代に価値ある資産として引き継げる長寿命の住まいです。

シンポジウムでは、業界の関係者も多数参加されておりました。

主催者側から、内断熱との比較はしないようにという難しいリクエストの中、私なりに外断熱の有利性を説明させていただいたつもりです。

日本の悪しき習慣とこれまでの長い日本の家づくりの歴史の中で、まだまだ外断熱の普及率は、低いのが現実ですが、木造住宅の長寿命化には、通気性を確保する外断熱が必須であることは明白であり、木材を断熱材で囲んでしまう内断熱は、将来何かと弊害が生じるのは紛れもない現実です。

一般のユーザーの方々はもとより、設計者や建築業者の意識も変わってくることを心より願って、これからも、私なりに啓蒙に努めて参りたいと存じますので、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

ペットの熱中症も安心なソーラーサーキットのお家

  • ペットの熱中症も安心なソーラーサーキットのお家
今週は、温度と湿度の関係や体感温度について、投稿させていただきましたが、私達人間は暑い寒いのコントロールや意思表示もできますが、ペットはそうはいきません。

室内でワンちゃんを飼っているお宅も多いと思いますが、37℃から38℃と体温が高く、汗腺もないワンちゃんは、ハアハアと呼吸でしか熱を発散することができません。

つまり、体温調節がとても苦手で日本の夏はとてもつらいものとなります。

通常、この季節はエアコンが必需で、付け忘れて留守にしてしまい熱中症にかかってしまうワンちゃんがとても多く、悲しいことに死亡してしまうワンちゃんも急増しているそうです。

特に暑さに弱いのは、フルブルやシーズなどの短頭犬種・チャウチャウなどの毛の厚い犬種・シベリアンハスキーなどの寒冷地原産のワンちゃん達で特に注意が必要です。

エアコンの設定温度に関しては、専門家の間でもかなりばらつきがありますが、ソーラーサーキットの家に住む、オーナーの皆様方のお話によれば、人が暑いと感じない温度と湿度であれば心配ないですよ。というお話をよく頂戴します。

汗をかけないワンちゃんにとって、扇風機はあまり効果がないので、クールビズより若干低い27℃で湿度が60%以内であれば熱中症の心配はないのではないでしょうか。

ソーラーサーキットのおうちは、床も地熱の効果によって25℃位で、熱ごもりもなく壁や天井の表面温度も室内と同じなので、体感温度も変わらずペットにも優しいおうちとなります。

外気温と室温に注意をしたいただければ、常時エアコンをつけなくてもOKですが、心配な方は27℃~28℃位の温度設定で十分ですので、エアコンの連続運転をおススメいたします。

年々値上げとなり、気になる電化料金ですが、オール電化のソーラーサーキットの家の場合、1・2階のエアコン2台を24時間連続運転しても、月15,000を超えるお宅はほぼございません。ちなみに拙宅は約50坪で二世帯住宅ですが、モデルハウスにもなっている関係上、夏は3台のエアコンを28℃のエコモードで、24時間つけっぱですが、一番高かった昨年8月の電気料金でも17,203円です。(震災前は11,500円でしたが)


ソーラーサーキットの家は、体感温度が違う。

  • ソーラーサーキットの家は、体感温度が違う。
クールビズ導入時の環境省の担当課長さんが、何となく決めたというビックリポンの推奨温度が28℃です。

多くの方が、28℃では暑い~と感じている様ですが、条件が整うと暑がりの方でなければ十分快適に過ごせます。

人が感じる体感温度は、湿度が影響するのはおわかりかと思います。

28℃でも湿度が70%を超えると、確実に暑さを感じ不快な環境となりますが、これは、汗の蒸発(気化)が抑えられるのが一番の原因で、その為に扇風機で風をあてたり、エアコンで温度を下げなければ涼しさを得ることができなくなります。

そして、湿度に加えて、体感温度に影響を及ぼすのが床や壁・天井などの表面の平均温度で、まわりの表面温度が高いと、人間が発する熱を吸収することが出来ずに、どうしても暑さを感じてしまうのです。

ビルやアスファルトに囲まれた28℃と公園や森林の中での28℃では、全く体感温度が違うのはこのせいです。

「壁面平均温度(床・壁・天井)+室温÷2」

というのが体感温度の目安となります。

つまり、室内が28℃で、壁面の平均温度も28℃ならば、体感温度も28℃となり、湿度を50%から60%前半にキープすれは、薄着でのデスクワークであれば暑さを感じる事なく過ごせますし、暑がりの方は、扇風機があれば十分快適です。



しかし、同じ28℃でも、床や壁・天井の温度が30℃を超えてくると、体感温度も上がり暑さを感じ、湿度が70%~80%を超えれば、高齢者の方は熱中症の危険を及ばずほどの暑さとなります。

エアコンにあまり頼らず快適に過ごすには、湿度の調整+壁面平均温度を抑えて、汗を蒸発させるために風(扇風機や冷風機・うちわ)を取り入れる事がとても大事です。

参考までに、飽和水蒸気(絶対湿度)のグラフもアップしておきます。



表にしたのがこちらです。



普段私達がよく使う湿度は、相対湿度と呼ばれ、空気に含まれる水蒸気の割合を示したものですが、そもそも空気が含むことの出来る水蒸気の量は、温度によって変わるために、絶対湿度と呼ばれる水蒸気の量は、湿度が例え同じでも違うものとなります。

30℃の飽和水蒸気量は30.4グラムで60%の場合の空気1立法の水蒸気量→18.24グラム
28℃の飽和水蒸気量は27.2グラムで60%の場合の空気1立法の水蒸気量→16.32グラム
26℃の飽和水蒸気量は24.4グラムで60%の場合の空気1立法の水蒸気量→13.86グラム

※ 飽和水蒸気量とは、湿度100%の状態の事をいい、含みきれなくなった水蒸気は、コップにつく水滴のように水(結露)となって表れ、様々不具合をもたらすのです。

同じ60%の湿度でも空気中に含まれる水蒸気の量が違うのがお分かりいただけると思います。ちなみにこの量は空気1立法中の水蒸気の量ですが、8畳のお部屋は約30立法となりますので、30をかけると部屋の中の水蒸気の量となります。

先週日曜日の宮城は、概ね32℃・55%位の外気だったと思いますが、仮に、この外の空気を室温28℃の室内に取り込んだ場合は、湿度は、68.3%となります。

普通は、その湿度に加えて、生活で生じる(炊事・洗濯・入浴)水蒸気や、人の呼吸や汗による水分によって、湿度は75%にも80%にもなるので、とても28℃では暑くてエアコンの設定温度を25℃にしなければならないのです。

しかし、問題なのは、温度を下げると、さらに湿度の上昇を招いてしまうのです。

湿度が上がるとカビも発生しやすくなり、ダニの増殖にもつながり、私達の健康にも影響を及ぼし、カビ臭い室内の臭いをとるために、消臭材、芳香剤も必要となり、シックハウスやアレルギー、化学物質過敏症などの危険も生じてくるのです。

さらに、怖いのが夏に発生する目に見えない床下や壁の中での逆転結露(夏型結露)となりますが・・・。

この辺は、長くなるのでまたの機会に紹介いたします。

いずれにしても、こうした問題を解決して、夏もエアコンに頼らず、快適にそして健康に過ごせるのがソーラーサーキットの家ということをご理解いただければ幸いです。

重要なポイントは、「遮熱と通気」 「換気と除湿」 そして家という器だけではなく、お客様自身の正しい理解と暮らし方の工夫が必要です。

大衡村に「ときわ台南」誕生!

  • 大衡村に「ときわ台南」誕生!
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宮城県内で唯一の村名がつく、大衡村ですが、隣接する北部工業団地に、トヨタ自動車を筆頭に自動車関連企業が次々誘致され、移住者や地元雇用も含め、周辺の市町村から多くの方々が通勤しております。

そうした中、会社の近くから通勤したい。子育てしたい。マイホームを持ちたいとの要望も多く、大衡村では、ときわ台に隣接した町有地を活用した団地開発が進められておりました。

新しい住宅団地の名称は、「ときわ台南」に決定。

役場や保育園・小学校も徒歩圏内で、豊かな自然に囲まれての子育てには、最高のロケーションだと思います。(18歳まで子供の医療費も無料です)

「ときわ台南」は、総区画数108区画の団地となり、平均の宅地面積は、238㎡(約72坪)で、平均単価は坪当たり79,200円となり、総額で500万円台での購入が可能ですので、資金的にもゆとりを持ったマイホーム計画が可能となります。

そして、大衡村では、新築住宅取得支援事業として、50万~最高で150万の支援金が、村より支給される制度もあります。

その他にも、万葉クリーンエネルギーカー導入促進事業や万葉サンサンエネルギー発電等普及促進事業などの制度も設けられており、自動車や太陽光パネルの購入にも、補助金が受けられます。

現在、造成工事が完了し、現在ライフラインの整備が行われ、今年9月には、第一期の分譲申し込みが開始されるようですので、ご検討してみてはいかがでしょうか。

弊社でも、黒川郡の住宅会社の代表として、取り組んでまいりますので、ご質問などございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

尚、詳しくは大衡村のHPをご覧ください。

http://www.village.ohira.miyagi.jp/index.html

弊社では、ときわ台南のプランも作成しております。

トップ画像の下部にございます、PDFファイルをクリックしてみて下さい。

ご参考になれば幸いです。