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山の学校

  • 山の学校
8月11日は、昨年から山の日に制定され祝日となりましたが、富谷町では昨年から、山の日を記念した植樹祭を開催しており、今年も「山の学校」と題した植樹祭が行われました。



今回は、子ども達にアジサイの苗60本を植えてもらいましたが、山の土が粘土質が強く、根張りを促進し、活着を良くするため、大東環境の杉樹皮100%の「イデアルグリーン」を土中にすき込み植樹しました。

 

植樹の他、山での仕事や山を大事にすることの重要性を子ども達に理解してもらうために様々なイベントもありました。



大郷町から、赤松君も応援に来て、実際に切り出した木を運んでもらいましたが、その迫力にみんなビックリしていました。



やまびこ大会では、みんなが「ヤッホー]と大きな声を上げていました。



若生市長も駆けつけてくれました。





今回の植樹祭は、宮城県の「木の良さ普及PR活動支援事業」の一環でもあり、イベントを主催しているのは、NPO法人「SCR」の皆さんです。

村上理事長初めスタッフの皆さんには、日頃から大変お世話になっています。



ご存知の通り、大東環境のバーク事業は、 地元の杉樹皮を焼却せずに、高品質な土壌改良材やマルチング材として製品化し宮城県のグリーン製品にも認定を受けました。

地元で生産された杉材の樹皮は、これまで未利用の資源でしたが、バーク資材として再活用し、地元の山に還すという取り組みは、CO2の削減を図り、地産地消そして、循環型社会の形成に向けた意義ある取り組みですのでご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。

省エネ住宅のチェックポイント

  • 省エネ住宅のチェックポイント
前回、家づくりの順序についてをご説明させていただきましたが、何を確認したらいいのですか?というお問合せを数件頂戴しましたので、簡単に紹介させていただきます。

〇 UA値の確認



2020年に義務化となる改正省エネ基準ですが、断熱性能を示す数値が、従来のQ値からUA値に変更になりました。まずは各社のUA値を確認しましょう。但し、UA値は建物ごとに数値は変わります。通常、基準モデルや各社のモデルハウスでの計算値となりますので、注文住宅で建築する場合は、設計図に基づいた計算となりますのでご注意ください。

〇 サッシや玄関ドアのU値(熱貫流率)の確認





省エネ住宅において、サッシや玄関の断熱性能は非常に重要です。開口部の性能が低いとコールドドラフト(寒さによる気流)が生じたり、ガラス面やサッシ枠などに結露が発生する危険性が高まります。



〇 断熱材の種類や厚さ・施工精度

断熱材の種類は非常に多く、性能もまちまちですので、詳細の説明は省略させていただきますが、それぞれの熱伝導率や透湿抵抗などを比較・検討しなければなりません。

また、計算値どうりの性能を発揮するには、確かな断熱施工が何より重要です。

〇C値(相当隙間面積)

窓を閉め切った状態で、家の中の隙間がどれ位あるかを測定した数値です。

高気密・高断熱住宅では、水蒸気の躯体内への侵入を防ぎ、内部結露の発生を防止しなければならず、気密性能は、ある意味、断熱材以上に、重要です。しかしながら、基準はあいまいで、気密検査の測定すら、義務化されておらず、名ばかりの高気密住宅も多いので注意が必要です。





特にエアコンにて、暖房する場合、気密性能の低い住宅の場合、冬期間は温度差換気による隙間風が床下や壁下部より入り込み、不快な寒さに悩まされる危険性が高まりますので、ご注意ください。

※ 気密や断熱が不十分な住宅では、エアコンだけでは暖まらず、間仕切りの戸を閉めたり、換気を消したりして、中には、禁断のファンヒーターを使用するケースも多いようです。水蒸気は断熱の弱い部分へ移動する性質があり、このような家で、洗濯物を室内干しにしたら、もの凄い量の結露が発生し、カビなどにも悩まされるので十分ご注意ください。



また、気密性能が悪いと、換気計画に不具合が生じ、換気のショートカットによる換気不足や冬期間や風の強い日は換気過多を起こします。

※ 隙間換気が作用するのは、温度差のある冬期間だけで、その他の季節はほとんど動きません。



その他、構造材の種類や含水率・換気システムの種類・冷暖房計画や光熱費のシュミレーションなど、確認すべきポイントは多々ありますが、まずは、この4つのポイントをチェックすることが非常に重要です。







家づくりの順序

  • 家づくりの順序
人は、誰もが家族の健康と幸せを願い、マイホームを買ったり・建てたりするものです。しかしながら、実際に思い描いた通りの家に巡り合い、心から満足している方は、残念ながらそう多くはありません。



グラフを見てわかる通り、総じて満足度は高くなく、特に不満を感じているのが、暖かさや涼しさといった住み心地に影響を及ぼす、住宅の温熱環境です。

これから、マイホームを計画している皆さんが、考えなくてはならないのが、住み心地は住んでみないとわからないという事で、こうした温熱環境の不十分な住宅に長く住み続けるという事は、単に寒い・暑い・光熱費だけの問題ではなく、日々ストレスを感じながらの生活を強いられ、結果的にご家族の健康や建物の耐久性をも損ない、その資産価値まで失ってしまう危険性が大きいというリスクです。

多くの人は、家を建てようとすると、メーカーのブランド・間取りや外観・設備や内装・予算や毎月の支払などに目を向けがちです。

もちろん、そうした要素も重要ではありますが、一番大事なのは、毎日の住み心地であり、家族が健康に暮らせて、地震などの自然災害から命を守り、どれだけ長持ちするかということではないでしょうか。

昨今の住宅市場では、省エネ住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)という言葉だけが、一人歩きし、「冬暖かく・夏涼しい」という言葉だけを鵜呑みにして家づくりを進めるお客様が非常に多く、私自身本当に危惧しています。

是非、家づくりを進める前に、気密や断熱・通気や換気に目を向け、ある程度勉強して、家の良し悪しを判断できる確かな目を養っていただきたいのです。

省エネ住宅は、気密性能と断熱性能がベースとなっておりますが、そのレベルは、まさにピンキリで、長期優良住宅の最高等級だからOKとかZEH基準をクリアしているから安心ではありません。

省エネ基準が改正となり、3年後に義務化となる基準でさえ、1999年に制定された次世代省エネ基準レベルであり、基準値そのものは最低限のレベルなのです。

しかも、何故か?C値という家の隙間面積を表す基準が削除され、測定を実施しているメーカーもごく僅かというのが業界の現状で、C値(隙間相当面積)が、1.0㎝/㎡を超える隙間がある住宅は、断熱材をいくら厚く充填しても、20℃も温度差のある冬期間は、漏気によって足元から冷たい外気が侵入するのです。

さらに、UA値などの数値は、あくまで計算値であって、実際その計算値どうりの性能が発揮されるかどうかは、施工の精度次第であり、気密測定すら実施しない建物が計算どうりの性能を発揮することは、不可能といっても過言ではないのです。

住宅の依頼先の決め手は?という調査で一位と二位はご存知でしょうか?

一位は、営業担当者の対応が良かったから

二位は、予算内に納めてくれたから

いつの時代も不動のワン・ツーです。

もちろん、営業マンの対応も予算も大事ではありますが、その家に住むのは、お客様自身であり、ローンや税金・光熱費・維持費や補修費を支払うのは、お客様自身なのです。

そして、価格に満足するのは初めだけで、住み心地の悪い住宅を選択すると、後悔だけが募り、不満は一生続くというのが、私の率直な考えです。

顧客満足は、経営には最も重要で、ご契約前の満足は受注に直結することから、どこの会社も、最大限の力を注いでいますが、さらに大事なのが、お引渡し後、住んでからの満足ではないでしょうか。

弊社では、20年後も30年後も頼んで良かったと心から喜んでいただける家づくりこそが、住宅会社が目指す真の顧客満足だと信じ、住み心地を重視した外断熱の家づくりに長年取り組んでいます。

どこのメーカーや工務店でも、住み心地は、保証されることはなく、最終的には自己責任です。

雨漏りや構造は保証されても、結露による構造の腐朽や蟻害さえ、瑕疵保険の保証対象外ということを認識しなければなりません。

家づくりだけは、やり直しの効かない人生で最大のプロジェクトです。

ご家族の健康や幸せを叶える為にも、目に見えない部分を、しっかり確認し、納得してから、家づくりを進めていただきたいと切に願います。



お客様の不満を公開!

弊社では、OBのお客様に外断熱の良さばかりではなく、気になる点やご不満な点などのアンケート調査を実施しております。

中には不満にはあたらないようなご意見もございますが、紹介させていただきますので参考にしてみて下さい。

〇冬でも暖かいのでみかんや果物がすぐダメになるのでまとめ買いが出来ない。〇野菜をその辺に置いておけなくて大きい冷蔵庫を買うはめになりました。〇夜つくった料理が、翌日悪くなってしまう時がある。〇漬物がつけられない〇味噌にカビが生える時がある

〇家の掃除をしていると汗をかいてしまい大変。〇上手なエアコンの使い方がわからない
〇玄関の外で呼ばれても何も聞こえない。〇風や雨の音がしないのは、いい面も悪い面もあるのでは?〇外の暑さや寒さがわからない〇家の中の音がうるさく感じる時がある〇深夜電力の電気料金の値上がりがきつい

〇二階の孫の物音がうるさくて寝れない時がある〇息子が毎日のように友達を連れてくるようになってうるさい〇ダンナの帰宅が早くなった〇小屋裏の掃除が大変です。〇たまに外食したいのですが、皆家で食べたいというのが不満です〇ぐっすり眠られるので寝坊するようになった。〇子どもが家の中を飛び回ってうるさくなった〇娘が冬でも朝シャンするようになって少しイラついています

〇暖房の仕方がイマイチ難しい〇ダンパーの開閉が面倒〇ダンパーの開閉のタイミングがわからない〇自動で開閉するダンパーを付けたほうがよかった。〇洋服にカビがはえた

〇小屋裏換気をつけたままにして、電気代が高くなった時がある〇夏はエアコンがやはり必要では〇主人が小屋裏で隠れてタバコを吸うようになった〇寝室に蓄暖いれたのは失敗で熱すぎます〇ダンナが晩酌をするようになった〇主人のお酒の量が増えた気がする


〇野球のボールで基礎のモルタルが割れた〇網戸は無駄だった〇網戸はやっぱりあった方がいい〇サッシが重く感じる〇はだしで歩くと跡がつく〇電気代が高く感じる〇あまり暖かさを感じない〇あまり涼しさを感じない〇小屋裏が暑い〇2階の寝室が暑い〇風呂場が思ったほど暖かくない〇換気の音が気になる〇換気システムの掃除が面倒です。

こうした、ご不満の多くは、外断熱の家の特徴や仕組み・快適に住まう為の工夫などについての、担当者からの説明不足から、生じるケースが多いのではないかと思います。

外断熱の家は、もちろん快適な住まいですが、建てただけで快適に暮らせるわけではなく、断熱に対しての正しい理解と暮らし方についても、工夫や改善が必要です。

例えば、外断熱の場合、断熱ラインが構造の外側になるために、これまで外部扱いとなっていた床下や壁の中・小屋裏までも室内側となり、内断熱に比べ、体積が30%前後大きくなり、結果的に熱容量の大きな建物になります。

熱容量が大きいということは、大きなやかんや鍋で、お湯を沸かすのと同じように、熱くなるのも時間がかかる一方、一度暖まればなかなか冷めないという外断熱特有の大きなメリットが生まれます。

さらに、基礎や柱・梁までもが、蓄熱体となって熱を蓄え、床・壁・天井といった壁面もあたたまり、その輻射熱によって、室温を上げなくとも体感温度は高く、20℃でも十分な暖かさを感じる事が出来るようになるのです。

言うなれば、いる時だけ、いる部屋だけを局所的に暖めるだけの暖房から、建物そのものを暖めるという考え方が必要で、この事をご理解出来ずに、外断熱の家に住むと、なかなか暖まらないとか、すぐ寒くなるだとか、後々ご不満につながる可能性があるのです。

夜間20℃だった室内の暖房を消しても、翌朝の室温は氷点下であっても15℃以下にはなりませんが、室温を15℃から20℃に上げるには、割高な電気料金の時間帯に、結構な消費電力を使い、暖房しなければなりません。

つまり、電気料金が3分の1で賄える、夜間も運転させた方が、逆に消費電力を抑え、しかも寒さを感じず快適に過ごせるという訳です。

また、部屋間の温度差をなくし、家の隅々まで暖めるには、出来るだけオープンな暮らしが必要で、暖房のあるリビングのドアを閉めたままにすると、熱が万遍なく行き届かなくなり、5℃から6℃の温度差が生じてしまう場合があるのです。

つまり、24時間連続暖房が、輻射熱の効果を発揮し、外断熱のメリットを生かした暮らし方であり、従来の間欠式の空気を温めるだけの局所暖房は、寒さやエアコンの風や音など、逆に不快に感じてしまう場合があるのです。

一般的には24時間連続暖房というと、光熱費が大変と思われると思いますが、弊社の家は高い気密性と断熱性に加え、外断熱特有の輻射熱そして、内部通気層を活用した配熱の効果が発揮され、これまでの1~2部屋分の光熱費で、全館暖房が可能になるのです。



ソーラーサーキットの家は

冬は、断熱+配熱+蓄熱+日射取得+地熱によって熱を逃がさず

夏は、遮熱+通気+排熱・排湿+日射遮蔽+地熱によって熱ごもりを解消するのです。

あまり難しく考えなくてもOKですが、この快適さの理由をご理解いただき、それぞれのご家庭にあった工夫をしていただけると、存分にポテンシャルが発揮され、四季を通して最高の住み心地が発揮できる住まいとなりますので、よろしくお願い申し上げます。













営業マンの言葉を鵜呑みにすると・・・。

  • 営業マンの言葉を鵜呑みにすると・・・。
省エネ基準の改正やZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の推進により、高気密・高断熱の家が、ようやく一般的となりました。

「冬暖かく・夏涼しい」

という言葉は、ローコストメーカーから大手のハウスメーカーにいたるまで、全ての会社の営業マンが口を揃えて話すセールストークの一つですが、そのレベルには雲泥の差があり建てた後に後悔するケースもままあります。





折角、建てたマイホームなのに家が寒くてファンヒーターを使ったり、お風呂に入るのに換気扇を切ったり、夏寝室が暑くて、一階に寝ているという話を良く聞きます。

こうした住宅は、単に寒い・暑い・光熱費の問題だけではなく、健康を損ない医療費が増加したり、将来的には、ヒートショックなどの悲しい事故を引き起こす可能性も大きくなります。

そして、温度差による内部結露により、腐朽や蟻害などで家の耐久性も損なわれ、資産価値も著しく低下するなど様々な影響を及ぼしてしまうということをリアルに考えなくてはなりません。

つまり、こうした悲劇にあわない為にも、営業マンの無責任なトークを鵜呑みにすることなく、なぜ暖かいのか?なぜ涼しいのか?なぜ省エネなのか?そして、その性能が将来も継続して発揮できる建物なのかどうかを見極めた上で、依頼先を決定することが、何より大事な事です。

何も難しいことはありません。書籍「外断熱が家族を守る」をお読みいただければ少なくとも、住宅選びに失敗することはありません。

正直、楽しい本ではありませんが、知っていて必ず役立つ話が詰まっております。

弊社に限らず、どちらのメーカーで建てるにしても、家を建てただけで、省エネで、快適・健康で高耐久になるような魔法の家は残念ながらありません。



高気密・高断熱住宅には、高気密・高断熱住宅にあった住まい方と工夫が必要であり、その為には、気密や断熱・換気や通気・結露などの正しい理解が必要で、どちらのメーカーで建てたとしても役に立つ内容が網羅されている書籍です。

宮城に住む全てのお客様の、家づくりが後悔しない様にとの願いを込めて、書かせていただきましたので、是非読んでいただければ幸いです。

書籍は、もちろんPRの側面はあるものの、基本的に業界と消費者の皆様に、啓蒙を促す目的で、多くの関係者にご協力を頂戴し自費出版させていただいた書籍です。

家を建てた方、建築関係者、医療や金融・行政の関係者にも、無料にて配布しております。

一切の売り込みはしておりませんので、お気軽に申し込みフォーム並びにお電話にてお申込みいただければ幸いです。